貴方の事が好きすぎるスタレ女子だなんてそんな。 作:究極進化さむらい(2歳)
頭が痛い。
まるで鈍器で殴られたかのようだ………と言うか、鈍器で殴らていた。
頬を伝っているのが涙だけではなく、ドクドク流れる赤い血なのが分かる。
一体誰の血だろうか。
僕のだ。
頭からも、腕からも、足からも、胸からも、体中いたるところから真っ赤な血が流れ出ている。
今赤くない部分を探すほうが困難だろう。
右腕の感覚がないことから、どうやら欠損してしまったことがうかがえる。
足が動かないことから、ひどく痛めつけられたようだ。
胸が詰まって息ができない、深々とナイフが刺さっている。
片目が見えない、右目に手をかざそうとしたら何かが手に触れた。
どうやら、ガラスの破片が刺さっているようだ。
はて、どうしてこうなったのだろうか。
確か、僕はただお饅頭を買いに来ただけのはずだったが。
僕の目の前には無数のまおんのなんたらがいる。
すげぇ痛いから、お医者さんを呼んでほしい。
そこで突っ立てないで、早く行ってくれないかな。
…………刃をこっちに向けている。
そりゃそうか。
こいつら敵だったっけ。
僕じゃ勝てないなぁ。
いっぱんじんだし。
あぁ、誰か助けてくれないかな。
いっぱい痛いし。
なみだもいっぱいでてきた。
おねがいします
たすけてください
だれかおねがいたすけてたすけて
「ねぇ、その子に何してるの?」
あっ
てんげきしょうぐんだ。
こんにちわ
「えぇ、こんにちわ。」
きてくれたの?
「貴方を助けに来たわ」
やった
「だから、少しの間寝てて。」
ねてていいの?
「えぇ、怖いのはすぐ居なくなるから……」
へぇー
それじゃおことばにあまえて
おやすみなさい……
「すぐに………終わらせるわ」
◆◆◆
目が覚めると、そこは知らない天井だった。
何処か分からない、病院だろうか。
「やっと目を…覚ましたわね」
いきなり聞こえた声にびっくりしながら、声の方へ視線を向ける。
隣にはあの天撃将軍がいた。
「痛いところは……ないかしら?」
彼女は僕の頭をそっと撫でている。
何だか悲しそうで、申し訳なさそうな表情をしながら。
「……もう、何も心配することはないわ」
彼女は泣きそうな顔で笑みを浮かべる。
あまり状況が分からない。
先日の記憶が飛んでしまっているようだ。
「私が……ずっと傍にいるから」
彼女は優しく囁きながら、僕を抱きしめてくれた。
あの天撃将軍にハグされている!
その事実に困惑は加速していった。
自体があまり把握出来ない。
取り敢えず、抱きしめている腕を離そうとするが………僕の右腕はパーティーから離脱してしまったようだ。
「ごめんなさい…」
僕が右腕が無いことに気づいた途端、天撃将軍……飛霄さんは謝罪の言葉を口にする。
「私がもっと早く駆け付けていれば……」
僕の両目に大粒の涙を流しながら彼女は後悔を滲ませている。
「だから……」
彼女はゆっくりと僕の顔に近づく。
そして唇を重ねる。
柔らかい感触が伝わってくる。
心地良い。
思わず目を瞑ってしまう。
どれくらい時間が経っただろうか。
彼女はゆっくりと離れていった。
「これからはずっと一緒にいよう」
そう言って彼女は再び僕を抱きしめた。
僕は抵抗することが出来なかった。
何だかよく分からないが……取り敢えず
生きてて良かったなぁ
彼女から抱きしめられながらそんな事を考えているのだった。
リクエスト品!
えーこれでいいのか、わかりません。