貴方の事が好きすぎるスタレ女子だなんてそんな。   作:究極進化さむらい(2歳)

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肉離れエグい


ヤンデレサフェルに愛されて夜も眠れない♡

 

 

謎の寝苦しさを感じた為、貴方は目を覚ました。

寝起き早々、体中がベタベタであることに気づく。

汗だろうか、嫌、それにしては暑さを感じてはいない。

このまま放置していると気持ちが悪いため、ベタベタになった服から着替えようと腕を動かす。

 

すると、何か柔らかいものに当たった。

人肌のように暖かく、スベスベとしていて何時までも触っていたいと感じさせる。 

 

貴方は正体を確かめる為、眠気を無理やり無くすため目を擦った。

 

 

「おはよう、〇〇っち〜。結構早起きなんだ」

 

 

目を擦り、貴方の視界に映ったのは猫耳と尻尾を携えた少女、サフェルだった。

何処か赤くなって興奮したような肌と、少しだけ荒い息になっている。

運動でもしていたのだろうか。

 

いや、それよりも気になるのは何故ここにサフェルがいるのかである。

 

ここは貴方のプライベートルトロであり、来客など予定していなかった為散らかっているのだが……

何故彼女がここにいるのか、貴方は困惑と恐怖を浮かべながらサフェルに問いかけた。

 

 

「……んぇ?なんであたしがここにいるのって?そんなん決まってんじゃーん!」

 

「あたしと〇〇っちが恋人同士だからでしょ?」

 

 

サフェルから帰ってきた返答は、貴方の予想を大きく外れた。

それもそのはず、貴方とサフェルは恋人同士なのではないのだから。

 

ただの友人、仲間関係であり恋仲になった覚えはないのである。

 

 

「今までが可笑しかったんだって。普通、恋人同士が同棲しないなんてあり得ないでしょ?」

 

「……まぁ、〇〇っちは恥ずかしがり屋だし、あたしも我慢してたんだけどさぁ〜。」

 

「いい加減、ちょっと抑え効かなくなっちゃって!」

 

 

出来れば抑えて欲しかった。

そんな事を思いながら、貴方はサフェルに恐怖を抱いていた。

何も言わず部屋に忍び込んでいる事にも、自分達は恋人関係であると捏造していることも。

 

特にそれといった様子は見られなかったが、貴方が気づいていなかっただけであろう。

 

ナナシビト故、色々な星を渡り歩いている貴方は。

自身が乗る星穹列車は勿論、ベロブルグや仙舟「羅浮」、ピノコニー、そしてここオンパロスといった、数々の星で貴方に恋焦がれる少女、女性を生み出し続けていた。

 

勿論、クソボケはそんな事気にもとめていないが。

 

事実として、サフェルは最近貴方にボディタッチや色仕掛けなどを試みていたのだが、尽く天然スルーされてしまい撃沈していた。

 

何が彼女を変えたのだろうか。

 

戸惑い続ける貴方を他所に、サフェルは止まる様子を見せない。

 

 

「それにさ、超絶可愛い彼女が毎日家にいるなんて、〇〇っちも嬉しいでしょ?……嬉しいよね?」

 

 

サフェルはそう言うと睨みを効かせ、少しばかり貴方の体に爪を立てた。 

ほんの小さな傷であり、痛みもさほどではないが、今のサフェルに逆らえばこれ以上の怪我をするのは目に見えている。

 

貴方は彼女を刺激しないようにし、この場を乗り越えようと言う考えではあるが、自分も嬉しいと嘘を吐いた。

 

 

「はーい、いい子いい子〜!よくできましたー」

 

 

まるで幼子をあやすように、満足そうな表情でサフェルは貴方の頭を撫でる。

そんな彼女の表情を見て、貴方は酷く怯えている様子であったが、それを悟られないように顔に出していない。

 

どうやって言葉を乗り切ろうか、必死に脳を働かせ思考を巡らせる。

 

 

「それじゃあ今日は何する?お宝漁りしよっか、それともご飯でも食べに行こうか!」

 

 

サフェルは嬉々として今日の予定を立てている。

一方貴方はそんなこと気にも止めず、一刻も早く彼女を遠ざけないとと考えていた。

しかし………

 

 

「それとも〜………〇〇っちが浮気した件について話そっか?」

 

 

浮気。

恋人関係にある男女が、恋人ではない人間と愛を育む行為である。

何処を浮気とするかは当人次第ではあるが、兎も角自分にとっては永遠に無縁だと思っていた存在である。

 

彼女すら出来ていないというのに、先に浮気を問い詰められるとは。

貴方は思ってもいなかった展開に思わず身を震わせ、そんな事していないと否定した。

 

 

「ふ〜ん……じゃあさ、一昨日の事だけど。引きこもり姫と一緒に手を繋いでいたのはどーゆー事?」

 

 

一昨日、確かに貴方はキャストリスと一緒に出掛けた。

勿論、"貴方は"卑猥な事は一切考えずに普通に手を繋いで街を歩いていただけである。

しかし、これをサフェルに言ったところでどうなるのかは予想がつく。 

 

 

「あれれ〜?聞こえなぁい!もっと大きい声で言ってくれる?」

 

「あたし以外の雌猫を侍らせて、手を繋いで浮気してましたっ!って正直に言えるよね?」

 

 

サフェルは威圧的な態度で貴方に問う。

貴方は嘘などついていない、本当のことを言ったまでだ。

だがしかし、それで納得してくれるなら苦労はしない。

 

今彼女を駆り立てている感情は、嫉妬。

自分以外の女に触れられたくない。

自分が一番でありたいという独占欲から来る行動であると推測できる。

 

先程サフェルが求めていた回答は、別の女と仲良く手を繋いで歩いていました、なんで回答じゃなかった。

 

今サフェルが求めているのは、きっと貴方によって満たされる、他よりも愛されているという証拠だろう。

 

ならばどうするか。

恋愛経験など皆無に等しい貴方ではあまりにも無力。

 

ここは諦めて素直に認めるしかないのではないだろうか?

しかし、今のサフェルは理性を失っているだろう。

そうすれば

 

 

「へぇ〜……認めちゃうんだ?やっぱ黒だよねぇ。じゃあ……」

 

「罰が必要だと思わない?」

 

 

サフェルの瞳はギラつき、獲物を見つけた獣のような眼差しをしている。

貴方は蛇に睨まれた蛙の如く硬直してしまうが……

 

 

「しょうがないよね?これも〇〇っちのせいだからね?」

 

「これは〇〇っちが全部悪いんだよぉ?」

 

 

サフェルは貴方へ跨るように覆い被さった。

貴方は混乱のあまり思考停止しており、抵抗する意思すら見られない状態となっている。

貴方はこの後のことを想像しただけでゾッとし、体を固めてしまう。

 

 

「もうあたし以外視界に入らないぐらい、めちゃくちゃにしちゃえばいい話じゃん♡」

 

 

残念な事に、これから起こる事は全て貴方のせいなのである。

女の子を惚れさせるだけ惚れさせて、そのまま放ったらかして別の星へ旅立ってしまう。

 

そんな人誑しな貴方への、星神から与えられた、罰なのかもしれない…………

 

貴方は、今後人との距離感を改めてみようと思った。

そして、逃げたいと思っても逃げられないので、

──そのうち〇〇は考えることをやめた。

 

 

「楽勝♡楽勝♡」

 

 





シンプルなヤンデレを書いたのは久々な気がします。
最近マジで書くのが楽しい。
無限に投稿できる気がします。

しかしネタがなくなってきたよぉ

出来れば、サフェルとキャスでネタください。
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