貴方の事が好きすぎるスタレ女子だなんてそんな。   作:究極進化さむらい(2歳)

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コロナで死んでました。
すまんな。

長夜月書くときはどうしてもネタがおんなじ様なのになっちゃうなぁ。
ムズすぎンゴね。


長夜の月と短い夜

 

 

スマホの画面を確認すると、そこには00:41と表示されている。

どうやら変な時間に目が覚めてしまったようだ。

まだ起床するには早すぎる時間のため、もう一度寝ようと目を閉じる。

しかし、睡眠を邪魔するように、先日負ってしまった傷が痛み攻撃された瞬間がフラッシュバックしてしまう。

 

何だか眠気も飛んでしまったし、もう寝る気にもならないため起きることにしよう。

 

 

部屋から出ると、ひんやりとした冷たい空気が体中を襲ってくる。

列車内は少し肌寒く、パジャマ1枚で過ごすには心許ない。

誰もいない廊下は静寂に包まれており、冷たい湿度と暗い照度が相まって恐怖を感じてしまう。

 

普段であれば、一度眠りにつけば睡眠を中断される事なく朝を迎えられるので、夜の列車内を一人で歩くことはないのだが。

……本当に怪我をしてしまったことが苛まれる。

 

ちょっと怖い。

 

 

列車内のラウンジに座り、少しの間スマホのsnsをチェックする。

何もすることがないと、適当に時間を潰そうと直ぐにsnsを開いてしまうのは、僕の悪い癖だろうか。

ダラダラと過ごしている間に過ぎていく時間が、少しもったいない気がする。

 

そんな事を思いながらも、タイムラインを遡っていると、普段は避けている筈のホラー物のコンテンツばかり流れてくる。

ホラー映画の告知動画や、それのポスターなどは見るだけで恐ろしいとわかる様にデザインされていた。

 

恐怖のあまりにスマホを投げ出しそうになるが、壊れてしまうため必死に静止した。

 

どうしよう。

さっきまで感じていた恐怖感が何倍に増幅されてしまった。

何も起こらず、誰も居ない空間が恐ろしくて仕方がない。

 

早く自室に戻ろうと思ったが、僕はこの空間に恐怖を感じている、しかしそれよりも一人でいることに恐怖を感じているのだ。

誰かそばにいてほしい、隣でくだらないことを話し合いたい、さみしい、孤独は嫌いだ

 

 

 

「どうしたの、こんな時間に」

 

 

膝を抱え、うずくまっていると突然声を掛けられた。

びっくりして思わず顔を上げると、そこにはなのかがいた。

薄い桃色のパジャマを着用し、少し肌を触っていることから彼女も寒いのが伺える。

 

なのかが来てくれたことで、自分でも驚くように恐怖が消え去った。

彼女は肌を擦りながら僕の隣に座り、何も言わずにじっとこちらを見つめている。

 

その瞳をみて気がついたが、どうやら今僕の目の前にいるのはなのかではなかった様だ。

 

 

「なのちゃん……じゃないよね…?」

 

「ふふ、さすが愛しの〇〇。直ぐに分かっちゃったか」

 

 

彼女は今三月なのかではなく、長夜月である事が分かった。

僕を見る目は優しくて、小動物を見ているような色気のある視線だ。

普段のなのかからは微塵も感じられない、大人の女性の様な妖艶さを感じてしまう。

 

普段と全く違う様子に僕が少したじろいでしまっていることが可笑しいのか、長夜月は柔らかな笑みを浮かべている。

 

 

「寂しかった?」

 

「うぇ…?」

 

「アタシがここに来てから、すっごく嬉しそうな表情してるよ」

 

 

どうやら僕の感情は全て表情に出てしまっていたようだ。

少し恥ずかしくなってしまい慌てて顔を逸らすが、彼女は僕の顔に両手を添え固定してくる。

慌てて両手を剥がそうとするが、力が強すぎて抵抗できない。 

 

……決して僕が貧弱すぎる訳では無いと思う。

 

 

「恥ずかしがらなくても良いんだよ」

 

「今はアタシしか居ないんだから」

 

「アタシを見て」

 

 

真剣な眼差しにドキリと心臓が跳ね、長夜月から目を離すことができなくなる。

優しく微笑みかける長夜月の言葉は、脳に直接流れ込んでくるようだ。

 

 

彼女の言う通り、今列車のラウンジ内に僕と長夜月以外に存在する人はいない。

その事実が僕の中で木霊し、さらに彼女に意識を持っていかれる。

 

長夜月の魅力に吸い込まれてしまいそうになりながら、ボケーっとほおけていると突然視界が揺れた。

 

長夜月が僕の頭を自分の胸へ押し付けてきたのだ。

 

 

「ふふ」

 

「情けない顔…♡……そんな顔アタシ以外に見せたら駄目だから」

 

 

背中に手を回されぎゅっと抱きしめられる。

温かくて柔らかい感触が顔全体を包み込み心地よい。長夜月の鼓動が伝わってきて安心感を与えてくれる。

彼女の温かな体温が冷え切っていた僕の身体に熱を帯びさせる。

優しく頭を撫でてくれる長夜月の手つきが心地良くてもっと続けて欲しいと思ってしまうほどに。

 

 

「ふふ♡…アンタのこんなとろけた表情、あの子も見たこと無いだろうね…」

 

「あの子にも、開拓者にも…他の女にはアンタは渡さないから」

 

「〇〇は一生、アタシと一緒だからね……♡」 

 

 

長夜月の事しか考えられない。

今はただ彼女に溺れていたいと、強く思ってしまった。

ずっとここにいたいと、低俗な願いを浮かべてしまう。

 

 

「はい、終わり」

 

 

突然パッと胸から顔を離される。

いきなり開放された事で戸惑う僕に悪戯っぽく微笑む長夜月。

 

 

「すっごく悲しそうな顔…♡そんなにアタシの胸が好き?」

 

「うん、すき。ながよづきだいすき」

 

「ふふ、あの子よりも?」

 

「なのちゃんよりもすき」

 

「そっか、それじゃあ。どーぞ♡」

 

 

そう言って腕を広げる彼女に、僕は飛びつくように抱きついた。

勢い余って二人一緒にソファーに倒れ込むが気にせず彼女を抱き締める。

長夜月の香りが鼻腔をくすぐり幸福感に満たされていく。

 

 

「〇〇……〇〇……愛しの〇〇♡」

 

 

頭を撫でられながら名前を呼ばれると幸せすぎてどうにかなってしまいそうになる。

長夜月の胸元に顔を埋めながら深呼吸を繰り返す。

肺の中いっぱいに広がる甘い香りが頭の中を支配していく。

ずっとこのまま居たいと思い始めたところで急に意識が遠くなり始める。

 

あぁ、そうだ。今夜は中途半端に起きてしまったんだった。

長夜月のぬくもりと香りに包まれる快楽によって、眠気がやって来たようだ。

 

 

「ふふ、大丈夫だよ……〇〇」

 

「アンタのこと、アタシが一生守ってあげるから……ね…?」 

 

 

意識が薄れていく中聞こえた長夜月の声はとても優しくて心地よくて安心できた。

 

 

 

 




この後、朝起きてなのかは胸の中で眠る〇〇に困惑を隠せなくなるらしい。

最近オンパロスキャラばっか書いてんなぁ。
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