貴方の事が好きすぎるスタレ女子だなんてそんな。   作:究極進化さむらい(2歳)

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銀狼が貴方からイヤらしい命令を期待して何やかんやあって嫉妬に狂ってヤンデレになっちゃうだなんてそんな。

壁際に置いてある台の上に乗せられたテレビが、微かな光を放つ。

電球は色を失って輝きを発していない、最低限の明かりしか灯っていない一室。

そんな部屋で、貴方はとある人物と一緒にゲームをしていた。

 

 

「あっ。逆鱗落ちた」

 

 

彼女の名前は銀狼。

星核ハンターと呼ばれる人物であり、多額の賞金が掛けられた宇宙を駆け回る指名手配犯の一人。

貴方は銀狼と共に、ハンターになって巨大なモンスターをハンティングする、国民的有名ゲームをプレイしていた。

貴方と銀狼は同じ星核ハンターであるが、同僚であると共に。

よく一緒にゲームをプレイする友達と言える関係だった。

 

 

「またレア素材ドロップ〜……そっちはどう?」

 

 

ドロップ確率が低い素材を入手した事に、銀狼は上機嫌で貴方に話しかける。

その素材は貴方が狙っていた物で、中々ドロップしない、狙いの素材が落ちるモンスターは難易度が高い、その為ベテランの銀狼に協力を要請した事が今日の始まりだった。

既に8回ほどの討伐になるが、その中で銀狼の下にドロップした回数は3回、貴方の下にドロップした回数はゼロである。

 

 

「そんなに怒んないでよ。……それにしても、8回やって出ないなんて、〇〇の運は相変わらず絶望的だね」

 

 

ニヤニヤした表情で聞いてくる銀狼に、貴方は少しの苛つきを覚えた。

ムッとして頬を膨らませた貴方は、銀狼にカッカするなよと宥められため息を吐いてしまう。

貴方の運が絶望的に悪いのを、銀狼は何かと煽ってくるので日々貴方はストレスが溜まっている。

貴方は、今日はこの素材を手に入れられないなと諦め、ゲームを辞めるように銀狼へ伝えた。

 

 

「えぇー?もう辞めちゃうの?夜はまだ始まったばっかだよ」

 

 

まだまだゲームをやっていたいと、銀狼は貴方のシャツを引っ張り異議を唱えてくる。

そんな銀狼に対し、煽られたのがムカついたので、対戦系のゲームをしようと提案した。

貴方はゲームも上手い方であるけど、銀狼には及ばないが……

ふと、銀狼は何かを思いついた様に指を鳴らした。

 

 

「普通にやるのもつまんないし、負けたほうが何でも言う事聞くって事にしようよ」

 

 

貴方は、何でも言う事を聞くという条件に少し考え込むが……銀狼の事だしそんな過激な事は命令しないだろうと考え、その提案に乗ることにした。

 

 

「よしっ。それじゃ、ボコボコにしてあげる」

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

貴方と銀狼がプレイしているゲームは格闘対戦ゲーム。

状況的には銀狼が少しリードしていて、貴方が防御に回っている所だ。

 

 

「やるねっ……!」

 

 

銀狼は加速する様にドンドンと貴方に攻めていく、ガードの耐久は無限ではない為このままではまずいのだが………

ふと、銀狼の動きが止まった。

その隙をついて貴方コンボを叩き込み始める。

何故動きを止めたのか気になるが、この隙を逃すわけには行かないためコントローラーを握り続けた。

そして銀狼はというと……

 

 

(私が負けたら……〇〇はどんな命令をするのかな……)

 

 

銀狼がもし負けたとき、それは貴方に命令権が与えられるという事。

何でもと言った、もしかすると関係を持ってしまうような命令をして来るかも知れない、貴方とそう言う関係になってしまうのかも。

そう考えた銀狼は、少し体が火照る感覚を覚えてしまう。

 

 

「……って、やばっ!」

 

 

銀狼が再び動き始める頃には、既にHPは少量しか残っていなかった。

慌てて反撃しようとするも、貴方はコンボを最後まで決めきり勝利を収めたのだった。

 

 

「あっ!……負けちゃった……」

 

 

貴方は深夜だと言うことも忘れ、銀狼に勝利した事を喜んだ。

銀狼が今のは反則だ、と異議を唱えようとする。

だが、敗者が勝者の言うことを聞くと言うルールに期待を抱いていた。

貴方が自分との関係が進展するような命令をしてくれる事に、胸の鼓動を加速させながら、銀狼は貴方の命令を待っていた。

 

 

「……は、早く命令言いなよ……」

 

 

銀狼は貴方に命令を急かし、貴方は下す命令を考えていた。

無難に飯でも奢っくれと言うか、それとも面白い事をやれ、コスプレをしろ等と色々な命令が思い浮かんできた。

しかし、とある命令を思いついた瞬間、貴方はこれにしようと一瞬で決めた。

 

 

"これからも自分と一緒に遊んでくれ"

 

 

「ふぇ……そんなので良いの?」

 

 

銀狼は拍子抜けしてしまった。

正直、もっと過激な命令が来るのかとドキドキしていたので、その様な命令をされ少しガッカリしてしまっている。

しかし、これからも貴方と一緒に遊べると言う事実に喜んでいるのか、何処か嬉しそうな表情を見せていた。

 

 

「 ま……まぁ、全然構わないけど……いつでも誘って」

 

 

こちらこそよろしく、と言わんばかりに銀狼は貴方に返答する。

貴方は微笑みながら、明日の用事の為に寝ることを告げた。

 

 

「明日って……何か予定があるの?」

 

 

銀狼は貴方の予定が気になったのか、表情を変えて聞いてくる。

貴方は何故銀狼が自分の用事を気になるのか、疑問に思うが特にやましいことではないため素直に話すことにした。

 

 

"明日はホタルと出かけるんだ"

 

「へぇぇ………そうなんだ」

 

 

銀狼は貴方の言葉に、表情が曇る。

明らかに雰囲気が変わった。

先程の楽しげな表情とは裏腹に、機嫌が悪いような目つきに変わった。 

不思議に思いながら、貴方は銀狼に背を向けてお休みと告げ、ドアの前まで足を進める。

しかし、貴方の歩はこれ以上進むことはなかった。

 

 

「そんな勝手……絶対許さない」

 

 

銀狼が貴方の腕を掴み、貴方を壁に押しつけたのだ。

貴方は銀狼に何をするのか問うが、彼女は何も答えない。

ただ、貴方の腕を強く握りしめるだけだった。

そして、銀狼は貴方に顔を近づけて……

 

 

「私以外と遊ぶなんて嫌……例えホタルでも…」

 

「貴方は私だけのものだから。」

 

「カフカにも、ホタルにも、刃にも渡さない」

 

 

貴方は、銀狼の言っている意味がわからなかった。

だが、今の自分が危険な状態にある事だけはわかる。

急いで彼女から離れようとするが、その手をまた銀狼に掴まれてしまった。

貴方は必死に腕を引っ張るが……銀狼の力が強く中々引き剥がすことが出来ない。

そんな貴方がもがいている中……銀狼は貴方を抱き寄せた。

貴方の耳元で囁くように……

 

 

「貴方はもう……私のおもちゃだから…♡」




タイトル長くて。
イチャラブからのヤンデレ。
いつもより長くなったお 
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