貴方の事が好きすぎるスタレ女子だなんてそんな。   作:究極進化さむらい(2歳)

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貴方の事が大好きなホタルが何でも言うことを聞いてくれる貴方にキスをお願いするだなんてそんな。

 

 

深夜1時、貴方は以前動画に収めたサムの戦闘シーンを視聴していた。

派手な炎の攻撃だったり、超スピードで敵を蹂躙する様は、男であれば誰でも好きになるだろうカッコいいものである。

貴方は星核ハンターとして戦うこともあるが、如何せん派手さに欠る。

その為派手でカッコいいサムに憧れていた。

ベッドに寝そべりながら見ていると、貴方は突然声をかけられる。

 

 

「ね!それってあたし?」

 

 

ひょこっと顔を出して、ホタルが貴方へ質問してきた。

貴方はそうだよと肯定すると、ホタルは嬉しそうに顔を緩めた。

そしてホタルは貴方のベッドに潜り込む。

思わず貴方はどうしたのか聞いてみるが……

 

 

「体、暖かいね……結構がっしりしてる……」

 

 

そんな貴方にお構い無しに、ホタルは貴方の体をペタペタと触り始めた。

ホタルの柔らかい手から伝わる温もりが、貴方の体に浸透していく。

貴方は急にそんな事をされたらドキドキしてしまうので止めて欲しいと伝えた。

 

 

「もう少しだけ……こうさせて……」

 

 

何かあったのだろうか、ホタルは悲しそうな表情を浮かべながら、貴方を抱きしめる力を強めた。

貴方はホタルの頭を優しく撫でる。

すると、彼女はプルプルと震え……

 

 

「やっぱ嫌だよぉぅ!!君と一日も離れるなんて!」

 

 

そう、ホタルがやけに落ち込んでいる理由は、貴方とホタルは別行動をする事になっているからだった。

今度の脚本には、貴方の力は必要では無くお留守番だと告げられたから。

 

 

「やだやだやだ!君が居ないならあたしも留守番が良いのに!」

 

 

ホタルは駄々をこね、貴方の体に頭をグリグリと擦り付けてくる。

その姿はまるで猫みたいで可愛らしいが……彼女の柔らかい体の感触に、貴方はドキドキしてしまっていた。

そんな貴方の様子に気づかないのか、ホタルは更に強く抱きしめてくる。

このままではまずいと思い、貴方はなんとか引き剥がそうと試みるが……

 

 

「やだよぉ……離れたくないよ……」

 

 

ホタルは目に涙を浮かべながら、貴方に訴えかけてきた。

涙で服がビシャビシャになってしまったし、そろそろ暑苦しいので離れて欲しいと告げるが……

 

 

「やだ……そうだ……今からでもカフカに言ってあたしも留守番に…いたっ!」

 

 

貴方と一緒が良いと駄々を捏ねるホタルに、貴方は軽く頭を叩いた。

涙目になりながら、上目遣いで貴方を見つめるホタルにたいして、優しく頭を撫でる。

そして帰ってきたらデートでも何でもしてあげるから、と告げた。

 

 

「本当……お願い聞いてくれるの?」

 

 

こんな小動物の様な彼女が、あんなにカッコいいサムだなんて信じられない、と思ってしまうが。

そんな気持ちをグッと堪えて本当だよと頷いた。

 

 

「帰ってきたらじゃなくて……今でも良い?」

 

 

それでしっかりカフカ達についていくなら、今でも良いと肯定の念を伝える。

 

 

「じゃあさ……キスしようよ」

 

 

ドキンと、心臓が跳ねた。

貴方の脳はその言葉の意味を理解するのに、少し時間がかかっている。

少し経過して漸く理解できたが、貴方はホタルの真意を理解することはできなかった。

何故キスなんだ、と貴方はホタルに問うが……

 

 

「ほら、夫婦ってさ……いってらっしゃいのちゅーとか、お帰りなさいのちゅーとかするでしょ?」

 

「だから、いってらっしゃいのちゅーだよ」

 

 

訳が分からない。

貴方はホタルと夫婦になった覚えなど微塵も無かった。

結婚式を挙げた覚えも、付き合った覚えも、プロポーズをされた覚えもした覚えも、貴方の記憶には存在しなかった。

ホタルが虚言癖と言うわけではないのだが……

 

 

「だってそうでしょ?……あたし達、一緒にお風呂入ったりしたじゃない」

 

 

ホタルにとっては、共に風呂に入るだけで夫婦判定らしい。

確かに貴方とホタルは一緒に入浴したこともあるが、それは貴方が風邪を引いてしまったときに、一人で入浴は難しいから仕方なくである。

貴方はホタルに異議を唱えようとするが……

 

 

「お願い……キス…しよ?」

 

 

可愛らしく、頬を赤く染め上目遣いで頼み込んでくる姿は、貴方の心を揺るがせる。

ファーストキスをこんなところで捧げてもいいのか、暫く考え込んだ。

しかし、結局貴方は折れて、接吻を了承するのであった。

 

 

「本当!?……それじゃ早速……」

 

 

ホタルは貴方の答えを聞き、嬉しそうに飛びついた。

そのまま貴方はベッドに押し倒されるように倒れ込み、貴方の上に覆いかぶさったホタルが、貴方の唇にゆっくりと自身の唇を近づける。

 

 

「………行くよ……んっ」

 

 

二人の唇が重なる。

柔らかい感触が唇を通じて脳へ伝わると……貴方は自然と目を閉じてしまった。

 

 

「はむっ……んぐっ……あっ……んっ……」

 

 

長い時間お互いの唇が重なり合っていたと思う。

10秒程度の時間だったかもしれないが、貴方には何十分にも感じられた。

ゆっくりと唇を離すと、お互いの口から熱い吐息が漏れる。

そして至近距離で見つめ合った後……今度は先程より長く唇を重ね合わせた。

 

 

「すき……すき……すき……♡」

 

 

唇の柔らかさをお互い確かめ合う様に、何度も何度もキスをする。

貴方はホタルの腰に腕を回して、より強く体を密着させた。

お互いの体温が混ざり合い、暑く感じるほど体が熱くなると……今度は舌で貴方の口の中を舐め回す。

未知の感覚に貴方の体が震えると、逃さないとばかりにホタルは貴方を強く抱きしめてきた。

息が苦しくなり口を離すと、二人の間を銀色の糸が繋ぎぷつんっと切れる。

そんな貴方を見て、ホタルは妖艶に微笑んだ。

 

 

「もっと……しよ……?」

 

 

 




いつもとテイストが違うね。
二度目のホタルです。

だいぶキャラ崩壊気味ですまん。



低い評価などをつける際、何処が悪かったか言ってくれると改善に繋がります。

僕の作品なんて他作者様に比べたらぺーぺーなので、こんな駄作ですが楽しんで頂ければ嬉しいです。
いつも見ていただき本当にありがとうございます!
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