貴方の事が好きすぎるスタレ女子だなんてそんな。 作:究極進化さむらい(2歳)
「〇〇、おはよう」
貴方は路地裏にて、いつもの様にゴミ箱を漁っている女性を見つけた。
彼女からはゴミ箱で視界が埋まっているため貴方の姿は見えないはずだが、声をかけた事で貴方に気づいたのだろう。
相変わらずだな、と思いながら何してるんだと問いかけてみる。
返ってくる応えなど、特に予想できるが何と無くだ。
「抜けなくなっちゃって」
予想外だった。
ただゴミ箱に顔を突っ込んでいるだけじゃなく、どうやら顔がハマって抜けなくなってしまったらしい。
貴方は呆れつつも、何時までもゴミ箱に頭を入れていたら匂いが酷くなってしまうので、引き抜いてあげることにした。
「………助かった。ありがとう〇〇」
どういたしまして、と貴方は返す。
そして貴方は、どうしてゴミ箱を漁っているのか、理由を聞くと彼女……星は少し顔を赤らめながら、正直に答えてくれた。
「ゴミ箱は……宇宙だから……」
これで顔を赤らめるのも可笑しいし、ゴミ箱が宇宙なのも可笑しいし、やはり星はヤバい奴なのだろう。
本当に不思議な奴だな、とある意味で感心していると、今度は星から貴方に質問をしてきた。
「そういえば、傷は治った?」
星は貴方の体の安否を気にしており、深刻そうな表情で問いかけてくる。
貴方は傷が存在していた位置を触るが、既に傷は肌から消失し完治している。
貴方が星に大丈夫だと伝えると、星は良かった……と安堵の表情を浮かべた。
元々そこまでの重症ではなかったのだが、この傷を引っ提げで帰ってきた時は、いつもの星からは想像できない剣幕でまくしたてられた。
「金輪際、貴方に傷は作らせないから安心して」
なんとも頼もしい台詞を言ってくれる星に、照れくさくなった貴方は頬をポリポリと掻いて笑みを浮かべる。
情けなく思うが、貴方の戦闘能力は皆無と言えるほどのもの。
こういった、星などの実力者に守ってもらわなければならないのだ。
貴方は情けないと感じ、星に申し訳なく思いつつも……
「貴方の事は、私が守るから」
その言葉に勇気づけられるのだった。
貴方が星に礼を言って、その場から立ち去ろうと背中を向けた。
その時だった───
「ごめんね……〇〇」
後頭部に強い衝撃が奔る。
その衝撃で貴方は、意識を手放してしまった……。
◆◆◆
貴方が目を覚ますと、そこは先程いた路地裏ではなく、ホテルの一室であった。
覚えている記憶では、頭に強い痛みと衝撃が走ったことのみであり、その後どうなったかは何も理解できていない。
何やら腕にとても心地良く、柔らかい感触があるが………
星に殴られたのか、しばらく考察していると───
「おはよう、〇〇」
隣から、聞き馴染のある声が聞こえた。
貴方は隣にいる存在に目を向けると、そこには───一糸まとわぬ姿で貴方の腕に抱き着く星がいた。
突然の事態に脳の処理が追いつくことができず、只々困惑することしかできなかった。
貴方が目を丸くしていると、貴方を見つめていた星が口を開く。
「昨夜は激しかったね」
貴方は自分の姿を急いで確認すると、星と同じく一糸まとわない自分の姿があった。
地面には貴方と星のだと思われる服が散乱しており、恐らく自分と星はそう言う事をしたのだと理解した。
さっきから腕に感じる感触も、星の胸なのだろう。
何故こんな事になったのか、脳をフル回転させて考えるが───
「もう一回シよ」
星は貴方の腕を引っ張り、自分の胸を揉ませた。
貴方は急いで手を離そうとするも、星の力は強く抵抗する事が出来ない。
だが、貴方の理性がここで欲望に負ければ、取り返しのつかないことをしてしまうと告げている。
そんな葛藤をしている貴方を見て、星はクスリと笑った後……
「童貞は……奪うためにある!」
もう既に、先程二人は卒業したばかりである。
ナニコレ