クラス転移してすぐ追放!?~最弱スキル「工作」を駆使してスローライフ!戻って来てと言ってももう遅い~ 作:空回ってるさん
なんとも短いです。
そして例により至らぬ点がございます。
お気をつけて。
衛兵のにーちゃんに付いて歩くこと5分程。
あ、一応にーちゃんからジャケットを貸してもらったぞ。
もう血まみれで二度と使えなさそうなんだが大丈夫か?
「着いたぞ、ここが詰所だ」
「とりあえずここで体を洗って大人しくしといてくれるか」
「ウッス」
「いや軽...ん゛ん!では、また後で来る」
衛兵が出ていく。多分仕事なんだろうな、ごくろうさん。
...風呂はここか。ご丁寧に着替えが置かれているな。多分衛兵のにーちゃん以外の人が置いたんだろう。そうだよな?
ジャケットを籠にぶち込み風呂に突入。
...シャワーヘッドがある。
シャワーヘッドだけが。
...???
適当にいじくってみる。
...あ、水が出た。
???????
...まぁ、アレだろ。魔法だろ。異世界だし。
きっとそう。
んで。
風呂から上がる。
30分ぐらいかけて全身の血を落とすことに成功。これもあのシャワーヘッドにジェットがあったおかげだな。ちょっと噴射位置ミスって何かに目覚めそうになったが耐えた。
全身を乾かした後、ちょうど姿見があるので改めて全身を見ていく。
───ふんふん、銀髪で腰ぐらいまでの長い髪なのは分かってたが、なんだろう、くせっ毛というのか?ところどころハネている。
目は深い緑、肌は真っ白、身長は...よく分からん。まぁ140~150ぐらいだろ。
しっかし美少女。我ながら惚れてもおかしくない。
「おーい、戻ったぞ!」
...野郎、美少女鑑賞タイムを邪魔するとはなかなか肝が据わってるな。仕方がないァ。一応恩人だし出てやるかァ。
「おう」
「あぁ、今上がったのか.......」
...?何故絶句してるんだ、この人。
「.....何故全裸で歩き回ってるんだ?」
「あ」
忘れてた。
着替えた。動きやすくていいかんでぃ。
「...ふむ、ひとまず聴きたいことは以上だ。協力感謝する」
「こちらこそどうも」
事情聴取を終える。んまぁ対応的に恐らくはこのまま開放されるだろう。
あとこの服は貰えるらしい。
「最近は奴隷商による拉致事件が増えている。十分注意してくれ」
「あいあいさー」
「軽...本当に分かってるんだろうな...?」
わーてるって。でーじょぶでーじょぶ。(慢心)
「ほなさいなら〜」
「ああ、達者でな」
衛兵詰所を出る。来る時は気にしてなかったが、案外活気のある街だな、ここ。
...衛兵のにーちゃんに路銀でもせがったら良かったな。
まぁそれはそれとして。
重要な収穫がひとつ。
この世界には魔法があるっぽい。
...出来るかどうか分からんが...使えそうなら使ってみるか。
何よりまずは金を稼がなきゃならん。こういう時は冒険者ギルドみたいなそんな感じのヤツがあったら楽なんだけど...
あった。
中に入ると...強烈な酒の匂い。前世の路地裏で倒れてたサラリーマンの匂いと一致する。
そして受付には猫耳茶髪ボブの女性。
その胸は平坦であった。
「らっsぁせー」
なんか妙にやる気が無いな。接客業として大丈夫か?
...ふん、なーほど、ギルドの横に酒場が併設されてるのね。よくあるよくある。
でも今は酒場に用事は無い。
いざ受付へ...
...やる気の無さそうな受付しかカウンターに居ねぇし。
じゃあこの人でいいや。
「すいやせん、なんか適当に職を探してるんですけど」
「へぇ...んー、そうっすね、風俗とかどうです?君すっごいかわいいし」
「あー」
まぁ妥当ではあるよな。
「風俗はちょっと、気分が乗らないんで他の無いです?」
「えー、ちょーっと待ってくださいねー」
「うぃ」
そう言うと受付はカウンターの奥へと引っ込んで行った。
なんか彼女は親近感が湧くな。
「お待たせっしたー」
「お」
「こん中から選んでもらってー」
カウンターに手配書のような紙束が置かれる。
ふんふん、えーっと?ゴブリンの巣穴掃討、アンデッドの処理、館の掃除、魔法の実験体...
「マジで何でもあるな...」
「でしょー」
どうして君が自慢げなの?
...お?
「未調査ダンジョンの調査?」
「ん、あー、それっすか」
やけに報酬が高いし、期限もやけに長い。の割に依頼内容が簡単そうだが...
「それ、なんでも今までに無いタイプのダンジョンらしくてー」
「へぇ」
そら報酬も高くなるか。危険度が未知数なんだし。
...チートあるしこれ受けるか。
「んじゃこ「どうにも、女性しか中に入れないダンジョンらしいよー」あっ何でもないっす」
危ねぇ、そんなの100%あのトラップなダンジョンじゃん。
本が厚くなっちゃうねぇ。
「んじゃこれはー?」
受付が依頼書を1枚差し出してくる。
ふんふん。
「...重役の護衛?」
「そー」
ふーん、まあ戦闘系の依頼は俺に合っていると言えるな。
問題は報酬だが...お、それなりにうまあじ。
「んじゃこれで」
「ぁいー」
なんだその返事。
───受付が作業し始めたんでちょっと待ち時間。
「ちょい酒場見てくる〜、終わったら呼んで」
「ぁいー」
酒場の適当な席に座り見渡す。
...ふんふん、結構今の俺と似たようなサイズの奴が居るんだな。意外意外。
「なぁ、あの子すっげー可愛くね?」
「それな、ちょっと話しかけて来いよ!」
「っしゃ!ちょっと行ってくるわ!」
「おーいそこの嬢ちゃん!君かわいいねーどこ住み?なんか依頼行くなら手伝ってあげよっか?」
お、ナンパ。
うーむ。めんどいし適当に流して...いや。
「ぇ、えっと...じ、じゃあお願い出来ます、か...?」
いい感じにか弱さをアピールしておけば姫プできるだろ。
とりあえずこれでこの世界の強さの平均を求めておきたい。
「おっけ任せて!張り切っちゃうぞ〜!」
「ぁ、えっと、あちらのお仲間の方も一緒に...」
「え。あ、あぁ、うん。もちろん。...クッソ、独り占め出来たのに...」
聞こえてんぞ猿。
───ひとまずこれでパーティメンバーが増えたし、コイツらの戦いを見ながら俺も調節していこうかな。まぁ実際に襲われるかどうかはわかんないけど。
ま、何とかなるっしょ。(慢心)