銃器が弱すぎる世界に転生したけど銃知識と現代戦術知識で成り上がる 作:佐々牙嵯峨兎
そう思っていると
『(まさかこれほどまでの戦士と戦えたとは……我が眠りと共に小僧に祝福を……)』
『
アナウンスが流れると、闘技場の中心に丸石の扉が出現するといきなり開かれて、紫に光る手に捕まれて引きずり込まれてしまう。
「「ウワァァァ!」」
もしかして闘技場に行ったのもこれなのか? なんて思いながら引きずり込まれて、気づけば自由組合の酒場に戻っていた。
周りを見る限り失格した人たちは医務室に運ばれている、しかしいくら見渡してもラノビアがいなかった。
もしかして医務室に運ばれたのか? なんて思っていると
「皆試験をお疲れ様」
「「
この場にいる全員が驚くが、
「君たちは
「この後は自由組合のルールと
俺も説明についていこうとすると、総統長が俺の肩を掴んで耳元に囁く。
「(説明が終えたら総統室に来てくれるかい?)」
なぜ総統室に行かなきゃいけないんだろう? しかし何か有効な情報を手に入れるかもしれない。
そう考えて、俺は小声で「分かりました、行きます」と言うと、総統長は「分かった」と言ってこの場から去る。
俺も説明を聞くために、他の受付嬢について行く。
その後は会議室で自由組合のルールと
自由組合には鉄の掟が三つ存在している。
他の冒険者を殺害してはいけない、他者の報酬金を奪ってはいけない、ランクを利用して恐喝や強姦をしてはいけない。
掟のうち二つは分かりやすかった。
一つ目は就寝中やふろに入っている時に襲い掛かって装備を奪ったりする事がある。
三つ目は新米冒険者が何をすれば分からずに迷っていると、ベテラン冒険者が教えてあげると言って襲い掛かるという事例があった。
二つ目はというと自分は「~のパーティーだから報酬をくれ」と言って報酬を手に入れた、だがそれは偽パーティーで本物は報酬を奪われてしまった。
それらを元にこの掟が出来た。
次に
最初に
最初は様々な問題があったものの徐々にルールや掟を入れた事で、冒険者が罪を犯す数が減ってきた。
しかし犯罪件数はゼロじゃ無い事もあり、住民や新米冒険者に注意を呼び掛けたりしている。
説明を聞き終えたら、それぞれ個室に連れて来られて中に入る。
中に置いてあったのは一枚の書類と羽ペンだ、その書類を取って確認する。
えっと何々?
〈最初にあなたは冒険者ランクⅠになります。もしものために個人情報などを書いてください〉
説明文の下には個人情報を書く欄があってそこに書いて部屋を出る。
そこからアイネットさんの所に行くと、ひもを通したプレートを渡される。
これは冒険者のランクを知るための証明書でもあり、
それに自分の血を一滴たらすと、プレートに名前が表示された、それを首にかけて無事冒険者になった。
手続きを終えた候補生達は冒険者専用の宿に泊まりに行く、だが俺は総統室に向かう。
少し歩くと着いて扉を少し叩く、すると「入っても良いよ」と返す声が聞こえて開ける。
そこにいたのは自由組合の
俺が部屋に入っている事に気付いて、
「そんなに硬くならずに座ったらどうだい?」
「わ、分かりました……」
俺はそう言いながらソファーに座る。
座ると総統室にいたメイドさんが、お茶を入れて差し出す。
「どうぞ、紅茶です」
「ありがとうございます」
俺は礼を言いながら紅茶を貰って少しだけ飲む。
飲んだ瞬間に芳醇な香りとスッキリとした甘みが口内に広がってくる。
日本にいたころは紅茶を貰う事は何度かある、だがこれは記憶にある物より美味しかった。
あまりの美味しさついつい飲んでしまい、気付けばカップにあった紅茶を飲み干していた。
俺はハッと気づいて、頭を掻きながら謝る。
「す、すみません! あまりの美味しさについ……」
「大丈夫だよ、この紅茶中々美味しいよね」
そうしてメイドさんを部屋の外に行かせると、
「率直に言うけど君は転生者だろ?」
俺は一瞬戸惑ってしまうが冷静になって答える。
「ハイ、あなたの言う通り転生者です」
「やっぱり、君は僕と同じだね」
「ハイ?」
一体どういう事か分からずにいると
ちなみに死んだときは動物が危なくて助けようとしたらひかれてしまったらしい。
完全に俺とは違うな、だって俺の方は悪意があってひかれたからな。
さて、話を戻して聞くと
最初は
彼は救われた恩人に役立とうと自由組合を設立したり、冒険者共通のルールを作ったりなどサポートして恩を少しずつ返した。
六式魔術師達が亡くなってからも、自由組合初代
今まで生きて来られたのは
しかしその代り永久と言えるほど、長い時間に耐えれる精神力が必要される。
話を終えて宿に向かう、その時にアークは注意するように言う。
「一応知っていると思っているけど、俺以外の転生者に気を付けろ。そいつらは大抵クズだからな」
「分かったぜ、アーク」
俺はそう言って総統室を出る、その後は宿に泊まって就寝した。