銃器が弱すぎる世界に転生したけど銃知識と現代戦術知識で成り上がる 作:佐々牙嵯峨兎
俺が冒険者になってから一週間が経つ。
最初は採取依頼や配達依頼が中心だったが、昇級試験を受けてランクⅠからⅡになった。
ランクⅡになると狩猟と護衛が解禁されて、依頼の幅が広くなった。
そして今は狩猟依頼【断末魔草の雄叫び上げ~金羊をそえて】をやっている。
「ウゥ……耳栓をしているからって某青狸に出てくるガキ大将かよ!」
あまりの酷さに動けずに木の後ろから様子をみていた。
目の前に映るのは地面から少しだけ出て超音波を放つ草……
それにしても何でジャイアンと同じくらい酷い超音波なんだよ!
まさかこれが死の叫び声ってか? やかましいわ!
一人コントをやっている時に死角から、金羊が襲ってくるが〈M4カービン〉の
すると
金羊の体が穴だらけになると、赤い液体を吹き出して倒れだす、頬についているのを少し舐めてみると、トマトとイチゴを混ぜたような味だった。
このままだときりがなくなって来るだろう。
『火の根源よ。今一度、敵対者を焼き切る刃を生み出せ!
そう思うと少し離れた場所から矢と
すると一気に燃えてきて
他の個体、下に潜んでいたのかよ!
俺は冷静に〈M4カービン〉を構えて
すると
冒険者のリーダー格の姿は、茶髪のショート、藍色の瞳にシュッとした顔つき、体格は中肉中背で、服装はド●ン●スト3の勇者シリーズに似た装備を着ていて、見た感じはさわやか系青年に見える。
リーダー格の青年の後ろにいる弓使いの姿は、黒髪のロング、緑色の瞳に少しシュッとした顔つき、体格は細身で、服装は皮の胸当ての上にマントを羽織って、見た感じは物静か少年に見える。
後衛にいる魔法使いの姿は、金色のロング、桃色の瞳に淑やかな顔つき、体格はローブで分からないが少し細めで、服装は紫のローブに黒のとんがり帽子、見た感じは優しそうな少女に見える。
俺は
「助けていただきありがとうございます」
リーダー格の男は、謙虚に答える。
「イエ、僕は人としてやったまでです」
青年はそう言うと自分たちの名前を言う。
「僕の名前はラルク、ランクⅡ
「俺の名前はロイド、ランクⅡ
「私の名前はアクア、ランクⅡ
ラルクと名乗る青年は手を差し出してくる、その手を掴んで自分の名前を言う。
「俺の名前はアレス、ランクⅡ
俺とラルクは手を離すと、俺はどうしてここにいるのか聞いた、ラルクからとんでもない事を聞く。
最初にこの近くでは、冒険者狩りを行う山賊がいると聞いた自由組合は、討伐依頼【欲に落ちた狩人】を発注させていたのだった。
それにしても冒険者狩り……日本にいたころ教科書で見た奴隷狩りに似ているな。
確かコロンブスがアメリカ大陸を見つけた時に、「ここはジパングだ! ここの民を捕らえろ!」と船員に言ってこの場にいる全員捕まえた、それが現代で言う奴隷狩りだ。
異世界は奴隷が存在するなんて、聞いた事はあるが本当に実在していたんだな。
俺はラルク達と協力して冒険者狩りをせん滅していく、場所はココから少し歩いて数分くらいかかる洞窟にアジトとして構えている。
そこに着くと洞窟の前には盗賊二人の門番がいる。
盗賊の装備が鉄製だとすれば、冒険者を売ったお金で装備を買ったのだろう。
俺は
すると
「アガ!」
「お、おい! 大丈夫か?」
その時に左の門番が右の方に駆け寄っている時に、俺は再び
「グゲェ!?」
そして左の門番は右の門番の上に倒れ込んだ、〈ニューナンブM60〉を腰に納めるとラルクがじっと見てくる。
「その小さい筒凄いな、一体どんな魔法具なんだい?」
「えっとそれは~」
いきなりすごい事を聞いてくるので、どうやって答えればいいか分からずにいると奥から盗賊が無双ゲーみたいにやって来る。
「テメェか! いきなり襲ってきやがって、俺達に逆らった事を後悔させてやる! やるぞ、お前ら!」
「「オウ!」」
盗賊のカシラらしき男は、部下に俺達を取り押さえる様に命令する。
しかし俺やラルク達も冒険者、そんな盗賊にやられるタマじゃない。俺とラルクは視線を合わせて盗賊の海に突撃する。
そこからはどうなったかというと、盗賊がめちゃくちゃ弱かった。
ずっとランクⅠを狩り続けた事で俺達は弱いと認知していたが、ラルク達の連携と俺の銃の威力によって一掃できた。
盗賊の出頭はラルクとアクアに任せて、俺とロイドは洞窟の奥にアイテムを回収する。
全て取り終えて戻ろうとした時に、突如身体が強ばって動きにくくなった。
もしかしてこれは麻痺か!? そう思って目で後ろを見ると、ロイドが卑しい笑みを浮かべながら言う。
「いやはや本当に馬鹿だな」
まさかこいつが冒険者狩りのリーダーか!? そう結論付けると何処からか謎の商人が現れる。
「今回はこれでしょうか?」
「アア、だけどラルク達がもうすぐ戻ってくるから早くしてくれよ?」
「分かっております」
ロイドと商人は一体どういうことか問い詰めようとする、しかし舌が痺れているためうまく言えなかった。
ロイドは俺に近づくと顔に目掛けて強く蹴り、その時に血を吹き出してしまう。
「ガハッ!」
「これで証拠完了ッと! 向こうでも頑張りなよ」
ロイドは商人と共にどこかに運び出そうとする、一体どこに連れて行かれるのかと思い抵抗してみるが、ロイドが雷魔法で気絶されて意識が遠のいて行った。