暗殺教室に希望を見た少年   作:緑風少年

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一年ぶりです!
映画見てたら軽くですが書きたくなったので書きました!



部屋の時間

 宿泊場所がAからDとは違うのでここでも差別待遇を受ける状況ではある。部屋に関してはまさかの男女大部屋1部屋ずつ。もう終わりだよこの学校案件っぽさはあるけど仕方ない。個室は嫌いってことはないけど、修学旅行で個室ってのはそれはそれでどうなんだ? って話になるし、ダベることは嫌いではないから正直そっちの方が好きな感じがする。

 

「・・・んあ? お前ら何してんの?」

 イン男子部屋。なんか集まってやってるけど何をやってるんだこいつらって話になる・・・定番の恋バナかなんかっすかね? 

 

「あ、起きた。お前気になる子いるか?」

「ダウンして寝て起きた俺に最初に聞くことがそれか?」

「いいだろ別に? 減るもんじゃないし」

「それはそうなんだけどさ」

 案の定である、というかなんというか。学生というものは恋バナが好きである。俺も好きだし。

 

「ま、どうせ矢田だろ?」

「実質おしどりみたいになってるしな」

「はっ、はーーーー? んなわけないでしょ!?」

「まーた顔真っ赤になってる」

 否定したいが否定しきれないというのが事実。もしかしてこれいじりのネタになってたりする? 

 

「俺は別にいいだろ。お前ら誰に入れたんだよ。実質バレてるとかいうもんだからお前ら言えよな?」

「お前がバレバレなだけだろうがよ……」

「ええ……」

「ふむふむ……やはり南雲くんは矢田さんと……」

 

 

 

 ・・・ん? なんか聞こえなかったか? 

 

「ねえなんか聞こえなかったk「「殺せぇ!」」あー、そういうことね」

 やはりというべきかなんというか。あのゴシップタコに女子ランキングを知られてしまった模様。あれっ、あいつもしかして俺が実質バレてるってこともメモってにげた? 

 

「ふっざけ! あいつ殺す!」

「あっ、純情ボーイがキレてる」

「うるせえ! 殺るぞ!」

「思ったよか目がマジだぞお前……」

 

 聞かれたからには殺すしかないだろ!!!! 

 

 

 

 

 

 閑話休題(一方その頃)

「ところでさ、こういう時定番な話として好きな男子発表会みたいなやつ?」

「わたし烏間せんせー!」

「それは全員だろうからなしでー:」

「えー」

 

 微妙に不満顔の陽菜乃ちゃん。確かにわかるけども。

 

「男子で優良物件といえば……磯貝と前原だけど……」

 みんなは磯貝くんはアリで前原くんはタラシだからなしより、ということらしい。これもわかるから酷い言われようでもないよね。

 

「ところで矢田ちゃんが幼馴染という南雲って班に引き込んだけど結局どんなやつだったの?」

「ピュアだったよ」

「純情キャラだったね……」

「イケメンだけど可愛いよりだったよ」

 

「なら磯貝寄りになるな……」

 みんなの中では新はアリ判定になったっぽい。そういうことにあれこれ言うのは良くないけどまあ当然じゃない? って後方幼馴染面してみてみます。

 

「矢田ちゃん顔に出てるよ? 新くんだし当然でしょって」

「えっ? そんなこと……ないよ?」

 

 

「神崎ちゃんもだけどこっちも気になるから矢田ちゃんを攻撃ーっ!」

「うりうりー、南雲のこと吐いちゃえよー」

「そ、そんなものないってばーっ」

 

 普通にそんなことってほとんどないんだけどな……

 

「でもさ、桃花、気になることあるんだけど」

「メグちゃん、えっ、新のこと?」

 最近……というよりここ数ヶ月の新に関しては言いたいことはあるけど……なんなんだろう。

 

 

「新くん、顔真っ赤にしたりとか色々あったけどさ……笑顔とかほとんどなかったと思うんだよね。もちろん楽しんでくれたんだろうって雰囲気ではわかるんだけどさ、なんか知らないかな?」

「確かに……ごめん、幼馴染とはいえ私も最近の新のことわからないこと多いんだよね」

 はっきり言ってしまえば私も愛想笑いに近い笑顔になった理由も喧嘩に明け暮れるようになった要因もまだよくわかっていない、というのが事実。何せ話してくれないから。

 

「そっか……それなr「そんな辛気臭い話はやめやめ! そのことはあいつが話せるタイミングで話せばいいから! 今はビッチ先生の話聞いとこ?」

 

 どうやらビッチ先生が来てるみたい。話でも聞いて気を紛らわせてとこう。

 

 

 

 

 

 

 

 閑話休題(タコひと暴れ後)

 どうやらあのタコは女子の部屋にも侵入してビッチ先生の色恋の話を聞いていたらしい。何してんだあのタコは。興味がないわけではないけど女子の部屋に入るというのは気がひける。

 

「おーい、お前さっきまでダウンしてたけどそろそろ消灯だから電気消すぞー」

「おーう。わかってる。すぐ寝るわ」

 実際のところは眠くない。だって寝てたし。でもある意味悠馬とかに迷惑かけるわけにもいかねえよなという意味で流石に寝る。今日はあの夢を見なければいいな、という祈りも込めて寝ることにした。

 

 

 _______

 ……また、この夢。1年前から毎日のように見てる夢。寝てる時に辛いと感じるし、吐き気がする。

 

「新が全て悪い、新がいなければ俺はこんなことしなかった……!」

 今でも鮮明に聞こえるような兄の声。夢でも思い出してしまう。兄はそんなことを言うか、ともずっと思ってるけど、これ、と言うかこの夢はまるで呪いのように俺を縛ってるように感じる。

 

「・・・」

 起きてしまった。決して寝れなかったと言うわけではなく、普通にこの夢の影響だと思う。この夢で起きてしまうのはいつものことだ。

 

「……風呂入ってこようかな」

 どうやらこの旅館は自由に風呂に入れるらしい。ならば入れてもらって落ち着いておこうという魂胆。多分女子たちでも笑えてないとか言われてそうな感じはする。楽しくはあるんだけどね。落ち着かんと……

 

「やっぱ、風呂入っても落ち着かないな……メンタルが壊れてる感じはやっぱあると思うな」

 風呂入ってもやはりこういうことは落ち着かない。悪魔というか呪いの言葉というのはそう簡単には人からは離れない。

 

「新くん! こんな時間に風呂に入ってるとは!」

「はっ? えっ、殺せんせー!?」

 現在深夜2時。中学生が起きてるには遅すぎる時間ではあるけど、せんせーの活動時間ってどうなってるんだ、ともなる。

 

「ふむ、何か訳ありといった感じでしょうか。新くんのことです。まだ話せることではないかもしれませんが」

「助かるよ、先生。まだこっちのことを話せる関係値でもないし、もう少し信頼できる間柄なら話せる……かもね」

「しかし! この深夜に1人で部屋から出て出歩くなど言語道断です! 早めに部屋に戻るように!」

 いつものバツ印を顔に出しながら言う殺せんせー。これに関しては仕方ないことだし、受け入れざるを得ないこと。さっさと部屋に戻ることにしよう。

 

 

 _______

 

「結局寝れなかったな……」

 一度ダウンしてから寝落ちして2回目も軽く寝て3回目は流石にキツい。強引にでも寝るべきだったと今更後悔してる感じはある。

 

「でもさ、楽しかったよね、新!」

「えっ? うん。ある意味、こっちに来て良かったって感じられる数日間だったよ。桃花も、ありがとね」

「えっ、う、うん」

 

 この悪夢にも向き合い続ける必要がある。そんなこともわかってはいるけど、それでも楽しかった思い出で上書きできるとも思えるような感じはある。向き合い、乗り越える。そんなことも再確認させられる修学旅行でもあった。……そんな気がする。




就活諸々終わっていつのまにか卒業です…
たまにですが書いていこうと思うので改めてよろしくお願いします!
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