暗殺教室に希望を見た少年   作:緑風少年

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久しぶりでも書いてみると楽しいですね。
軽くですが投稿します


転校生の時間

 修学旅行から数日後、相変わらず寝起きは良くないというのがやはり現実としてある。それは辛いところではある。

 

「ん?烏間先生からの一斉メール?なんだこれ……」

 どうやら転校生が来るらしいとのこと。にしても多少外見で驚くって言われてるけどどんな外見なんだって話になるが。

 

 _____翌日

 

「やっべ寝坊した!なんで起こしてくれなかったんだよ!」

「起こしたっつーの!私も仕事だから出るからね!」

 あかん寝坊した。今日転校生が来るとのことだから授業前に一目会っておこうと思ったんだが……

 

「すみません烏間先生、寝坊したから遅刻します。2限には着くのでよろしくお願いします!」

「……わかった。先日伝えた通り転校生がいることも忘れずにな」

「うす」

 

 何気に話がわかる人だとは思う。ぶっちゃけ自衛隊という部隊に所属していたという意味では信用度は俺の中だと低い方だと思う。それでも訓練の教官としては信用している部分はあるけど。あの人の場合は色々とぐちゃぐちゃになる気がする。

 それはそれとして、今日は珍しく使わない自転車を走らせて最寄りまで行くことになった。何も食べてないから力が出ないという現状ではあるが。

 流石にコンビニ寄ってから行くとするか。

 

 _____

「すみません遅刻した……えっちょっ、まっ」

 

 その瞬間、俺は何かを踏んですっ転んだ。結構いい音出して。にしても結構笑われたな。色んな意味でここでのキャラが固まってきてしまった感じがあるぞ。

 

「いっつ……え、なんでBB弾こんな転がってるわけ?確か授業中はダメだったろ。俺も前やって怒られたし」

「それはこの後またわかるよ……」

「?」

 

 なんかやたら対先生用BB弾が転がっている。来たタイミングとしては1限終了直後。E組専用校則と言えるかもだけど、授業中に発砲は禁止ってなってるはずなんだが……

 にしてもこのあとわかるってなんだ?

 

「お前遅刻した挙句BB弾に引っかかって転ぶなって」

「うるせえよ!遅刻はともかく転ぶのは誰だって走って突っ込んできたらこうなるだろうが!」

「まあそれはそうだな。ま、このあとのアレを見たらわかるって」

 俺の肩にポンと置かれて再度言われる見たらわかる。だからアレってなんなんだよって思うこの頃。いや教えてくれよと思うが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーね……納得したわ」

 2時間目。案の定殺せんせーに大衆の前で怒られた、というのはまあいいとして、今から起きる風景に強引にでも納得せざるを得ない。

 

 

だって、メールで送られてきたであろう転校生っぽい箱が機関銃やらその他諸々の銃を展開してるんだもん。

 

 

「なあ、もしかして俺がすっ転んだ原因もこれか?BB弾ぶちまけてるの」

「え、そうだけど?恥ずかしいところ見られちゃったねー?」

「うるせえ、やれるもんならお前もしばきたい」

 

 カルマに軽く聞いてみたところ、やはりこいつがBB弾をぶちまけてる原因らしい。烏間先生いわく、ノルウェーから来た最新鋭の知能を持った機械……らしい。それはそれとして、恐らく国さん側が実験場と思ってるからこう好き勝手やってるんだろうけど、どうにかならないもんか、と考えざるを得ない。ただ、いくら偏差値高い中学生の底辺値がいくら考えてもそんなこと思いつきもしない、というのを再認識してしまい多少は萎える。

 

 

 5分程度見ただけでサクッとわかることではあるんだけど……改めて聞いておきたいこと。単純な疑問を隣の奴にぶつけてみた。

「なあこれ……授業になるのか?軽い学級崩壊見たくなってるんだけど」

「無理だろうねー」

「だろうな」

 

 その日、機械仕掛けの転校生さんは授業中好き勝手発砲し続けた。こちらの気も知らないで。ぶっちゃけ、機械にはそんな気も察することができないだろう、とも考えられるけど。

 

 

 

 

 

 _____翌日

 

「はよーっす。桃花がメイクとかで先行ってって行ったから先来たわ」

「おう、新。お前昨日転んで頭結構な勢いでぶつけたけど大丈夫か?」

「一応病院行ってきたけど問題ないってさ」

「なら良かったわ」

 陽斗との呑気な会話。昨日の乱射がなかったかのような会話に感じるけど、俺も陽斗もどことなく『あいつまたやるんか?』みたいな雰囲気を出している。

 

 

 ただ……

 

「殺せんせー、これでは銃を展開できません。拘束を解いてください」

 そう言われても……というような微妙な顔をしている殺せんせー。まあ……あいつがやる現場を見てるからなんとも言えないんだけど。

 

「ちげーよ、俺がやったんだよ。どう見ても邪魔じゃねえか。常識くらい身につけてからこいよポンコツが」

「ま、仕方ないよなー」

「授業終わるまで待っててね、そしたら解いてあげるから」

 

 やったのは寺坂。地味に率先して動くのはやはりこいつな感じはあるし、助かる時は助かる。

 で、口々に出る言葉は概ね仕方ない、邪魔だったしねなどの邪険に扱う言葉が割と多く見られる。実際仕方ないと思うが。

 

「新ー、お前はどう思うの?」

「突然振るなカルマ。俺は仕方ないと思うよ。今年度で地球が終わる可能性があったとしても、曲がりなりにも受験生だ。それなのに実験台が如くあの箱に好き勝手されるのはどうも納得がいかない、って人もいると思うし、実際俺もそうだから」

「まあね。お前がそこまで言うほどとはね」

「るっせ」

 

 

 

 今日1日はあの箱がなかった日のようにこれと言ってなんもなく1日が過ぎた。これが束の間の平和か?と勘違いする程度に。

 

 

「新、帰ろ?」

「おう、帰ろっか」

 いつもの帰り道、桃花は俺にハコ(自律思考固定砲台)について話してきた。

 

 

「で、どう思ってるの?私は邪魔だなーって思わなくもないけど」

「だろうな……ぶっちゃけ俺も邪魔だと思うし、寺坂があの行動に走った理由も理解できるからね。ただ……」

「ただ?」

「超高性能なAIといえどもさ、一応機械なわけじゃん。アップグレードとかできるのかな?ってのも考えてみたくなるよね」

 昨今の機械はアップグレードを気軽に行える感じはある。ただ、あの砲台はそんな芸当ができるのか?とも思わんでもないところ。だってアレ一応ノルウェーの最先端技術を使って作られた箱らしいし。

 

「新って機械に強かったっけ」

「いや別に?ただなんでもするあのタコならそろそろなんかするんじゃないかなって」

「ふーん……?」

 

 一度生徒として預かったからにはなんでもやるタコ、それが殺せんせーという生物である感じはある。どことなくそれは全員感じていることではあるだろうとは思うけど、あの機械仕掛けの箱をどう生徒にしていくのかは素直に知りたいところである。逆に言ってしまえば殺せんせーならなんとかするだろ、という確信を持っている。

 

「それはそれとしてさ?昨日なんで遅刻したの?私も遅刻しかけたんだけど?」

「え、えと……寝坊っす。スミマセン」

 若干ぷくーってなりながら怒ってる桃花に対してカタコト気味に返す。これが良くも悪くもおしどりと言われてしまう所以、なのかもしれない。

 

「新ー!」

「いやごめんってー!」

 自律思考固定砲台という邪魔ものがまるでなかったかのような1日になった、と感じられる。今日は本当にいなかったようなものではあるんだけど、殺せんせーならなんとかしてるだろ。多分ね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 _____翌日

 

 翌朝。この際あの箱のことは気にしないでいよう、という気持ちを持って登校。そう思っていたのも束の間だが、恐らくクラス全員が思ったことであるが、俺も思ったのでここで。

 

「なんか……デカくね?」

「お前もそう思ったよな、なんかデカいって」

 

 杉野が話してきた。どことなくデカいのおかしいって思いたくなる。さては殺せんせーなんかしたか?

 

『おはようございます!みなさん!』

「?????????」

 クラス全員が驚いたであろう変化。なんか、すごい変わりようだ。語彙力なくなるほどに変わってる。

 

「親近感を出すための全身表示液晶と体と制服のモデリングソフト、全て自作で60万6千円!」

「そんでもって豊かな表情と明るい会話術、それらを操る膨大なソフトと追加メモリ、同じく110万3千円!」

「その結果、先生の財布の残高、5円!」

「身銭切り過ぎだろ……どうなってんだ」

 改造することは想像の範疇ではあったとは言え、ここまでは流石に想定外だった。にしても先生の懐事情と散財癖も少し気になるところだ。

 

「新くんが引いてるような顔初めてみた」

「私も」

 当たり前だわ。自分の顔見てないけど変な顔してるってのはわかるし。

 

 ……で、機械仕掛けの乙女は仲良くなることはできるんでしょうかね?って認識を改める必要がありそうだ。

 




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