暗殺教室に希望を見た少年   作:緑風少年

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本筋行きまーす
所々本筋外れますけど基本的に準拠します


大人の時間

「うーん···あっちに行くことなってから普通に頭痛くなること多いなクソが···」

 桃花と約束した翌日、それはまあ普通に登校日なので普通に学校。桃花にはまだしばらくつつかれそう。にしても暗殺に地球破壊生物、その他もろもろとかなり困りものなもの。

 

「って、なんだあの人。新しい先生なのか?」

 殺せんせーと一緒に歩いてる人いるんだけど。後ろ姿だから髪色しか見えないけど金髪ってことは多分外国人だと思う。知らんけど。金髪って普通に美人で通りそうだからまあ顔は綺麗なんだろうなって予測はつく。なんか今寒気したけど気のせいだと思う。

 

 

「おはよーっす」

「あ、南雲、お前新しい先生来るってメール見たか?」

「え?ああ見たわ。などんな先生なんだろうな」

 まああらかた予想はついてるけど一応外してる可能性はあるし···

 

 

 

 

 

 

 

「イリーナ·イェラビッチと申します。皆さんよろしく!」

 

 うーん、案の定。てか何?あの女の先生ベタベタして一周まわって少し引くというかなんというか。あのタコ一応人間じゃないんだぞ?普通に怖いし。あと多分だけど、あの女多分殺し屋っぽくないか?

 

 烏間先生によると、学校が本格的な英語に触れさせたいから呼んだ···らしい。ほんとか?

 

「にしてもあのタコ···」

 おっぱい見てデレデレじゃねーか!顔真っピンクにしてなんだよあのタコ!普通にそっちの欲あるんだなと関心はするけど生徒の前でそんなデレデレの顔はせめて隠せよ!一応教師で通ってるんだからさ!

 

 

 

「見れば見るほど素敵ですわ。その正露丸みたいなつぶらな瞳、曖昧な関節。私、とりこになってしまいそう♡」

「いやぁお恥ずかしい」

 女子勢がいやそこがツボになる女なんて居ないってツッコミを心の中でしてそうな発言。無論俺もそう思った。

 

 

 

 ___

 昼休み、殺せんせーと一緒にサッカーしながら暗殺。殺せんせーの『ヘイパス』とみんなの『ヘイ暗殺』の声が校庭に響き渡ってる。やっぱりおかしいよこの空間とは思うけど楽しいしまあいいか。

 

「ヘイパス!」

「ヘイ暗殺!」

 ナイフでつついてみるけど当たらん。瞬間移動みたいな速度なのは伊達じゃないわ。

 

 

「殺せんせー!」

 俺あの人のことなんて呼べばいいんだろうか。とりあえず、イリーナ先生?なるほどわからん。

 

「お願いがあるの、一度本場のベトナムコーヒーを飲んでみたいの。私が英語を教えてる間に買ってきて下さらない?」

 演技が正直なところわざとらしい。それでもあのタコはお安い御用と言って飛んでった。相変わらず速いなあのタコ。そしてなんであのタコはあの女の仕掛けた蜘蛛の巣()に正面から突っ込んで引っかかってるんだ!訳分からないよアホタコ!

 にしてもなんでベトナムコーヒー?人の好みについては特に言うつもりはないけどとりあえず引き剥がすために動いたのか?とは考える。てか多分そう。自分はブラジルのコーヒーが好きだから今度買ってきてもらおうかな?

 

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 チャイム鳴ったな。次の授業英語で殺せんせーは居ないってなるとこの人の授業になるわけだけど···

 

「で、えーと、イリーナ先生?授業始まるし教室戻ります?」

 悠馬がそう言う。普通に考えたら俺たちは落ちこぼれと言われるにしても中学三年。授業はやってくれないと困るやつ。

 

「授業?各自適当に自習でもしてなさい。それと、ファーストネームで気安く呼ぶのやめてくれる?」

「あのタコの前以外では先生を演じるつもりもないし『イェラビッチお姉様』と呼びなさい」

 みんな黙りこくってるけど多分こう思ってたりするんじゃないかな?···腹立つわあって。殺し屋である前に一中学校の生徒だから自習でその授業を潰されるのは割と困る。

 

「で、どーすんの?ビッチねえさん」

 カルマが『イェラビッチ』を略してビッチねえさんって言った。さすがに吹きかけた。この人は略すな!ってキレ気味に言ってたけど。ただ、カルマは続けざまにこう言った。

 

「あんた殺し屋なんでしょ?クラス総掛かりで殺せないモンスター、ビッチねえさん1人で殺れるの?」

 訓練をほぼ受けてないとはいえ、この場には27人いる訳で、プロ以前に人外を殺すなんてかなり難しいんじゃないかって自分も思う。

 

「大人には大人の殺り方があるのよ」

 って言いながら渚くんに近づいた···何するんだこの女?って思ってたら···

 

「んぐっ!?」

 わあ、キスした···そういうの恥ずかしくて見れたもんじゃないけど。多分俺の顔は真っ赤になってそう。にしてももはやビッチというか痴女か何かっすかね?

 

 

 

 

「新、顔真っ赤だけどあれ見て恥ずかしくなったの?」

「いや、キスとか見れたもんじゃないから···」

 渚くんがあの女のキスに被弾してる時に桃花が来たからそう言っといた。普通に人前でしないでくれ恥ずかしい。あ、渚くんへたァってなった。受けたくは無いけど気絶まで持っていくとかどんなテクニックなんだよ···

 

 

 

 

「有益な情報持ってる子は話に来なさい!いい事してあげるわよ。女子にはオトコだって貸してあげるし」

 この人俺たちが中学生ってことわかってんのかな?そこまで性欲に忠実なやつ···いるにはいるか。

 なんか技術だとか人脈とかあるのがプロで俺たちは外野で拝んでろーとか言ってた気がする。ただ少しでも邪魔したら殺すって言葉だけははっきり聞こえた。多分俺も含めて、あの女がプロであると実感したのと同時にこの人は嫌いという悪感情が芽生えたと思う。

 

 

 ___

 場所は変わって教室。この授業英語のはずなんだけど、黒板にはでかでかと自習とだけ書かれてる。本格的な英語に触れさせるとは?と疑問が絶えなくなりそうだが、一応自習はやっておこう。あの人はって言うとタブレット叩いてる。どうせ計画立ててるんだろうけど舐めた計画だと歯が全く立たないってのはわかると思うからな···

 

「なー、ビッチねえさん、授業してくれよー」

「そーだよビッチねえさん」

「一応ここじゃ先生なんだろビッチねえさん」

 おそらくカルマがビッチねえさんって言ったから伝播したんだろうけどビッチビッチ連呼されてる中学校の環境さすがに笑っちまうな。まあこれから俺もあの人のことビッチねえさんって呼ぼう。ビッチねえさんってばビッチビッチうるさいわね!ってキレてたけど。あの人キレ症?

 

「まず正確な発音が違う!あんたら日本人はBとVの区別もつかないのね!」

 またキレながら言ってる···というかVicの方なのか。ここに来てからやることなすことがぶっちゃけBitchに近かったのはなんなんだとは思う。

 

「まず歯で下唇を軽く噛む!···そう、そのまま一時間過ごしてれば静かでいいわ」

 やってみたけど腹立つ!割と全員キレ気味じゃねえか。これ1度壊れたら収拾つかなくなるけどどうするつもりなんだ?てかこれやってるの普通に時間の無駄っちゃ無駄だから帰りてぇ···ん?なんかメール。

 

『帰っちゃダメだからね?』

『うい』

 桃花からビッチねえさんを見る目でこっち見てきたから反射でビビってうい。の二文字を打っちゃった。ただ、こんなしょうもないことしてる時間ももったいないし自習でもするか···

 

 

 

 ___

 再び場所は変わって5時間目。烏間先生による訓練の時間。昨日とは違って今日は射撃訓練。一応エアガンなんだよな?なお殺せんせーはしっかり帰ってきてビッチねえさんとお話するみたい。俺興味無いけど。

 

「おいおいマジか、2人で倉庫にしけこんでくぜ」

「うわほんとじゃん···また顔真っピンクにしてさ···」

「なーんかガッカリだな、殺せんせー。あんな見え見えの女に引っかかって」

 男子一同、殺せんせーに呆れるの巻。実際まじでこれはないだろって思ってる。いくら、いくらおっぱいがなんだってことでもさ···

 

「烏間先生、私たち、あの人のこと好きになれません」

 片岡さんがビッチねえさんのことを好意的に見れないと言う。もちろん俺もそう。なんなら今の段階だと普通に大嫌いの域になってると思う。

 

「すまない、プロの彼女に一任しろとの国の指示でな。だが、わずか一日で全ての準備を終える手際、殺し屋として一流なのは確かだろう」

 それは確かに···ってなる。手際の良さはさすがとしか言えないけど、それでもなお、受け入れることが出来そうにない自分がいるのもまた事実。どないせえって話だが。

 

 

 そう思ってるうちに、体育倉庫の方向からまるで実銃を使ったかのような音がした。少なくともいつも使ってるエアガンじゃあんな音は出ないはず。これじゃあ無意味なはずなんだけど。あ、銃声止まった。

 

『いやああああ!』

 悲鳴?何してんだあのタコ。もしかして、いやらしいことでも···多分今俺顔また真っ赤になってる。

 

「銃声の次は悲鳴とヌルヌル音が!?」

 だんだん悲鳴小さくなってるんだけど。何してんだあのタコは。

 

「めっちゃ執拗にヌルヌルされてる!」

「行ってみようぜ!」

 とりあえず、行ってみるか···

 

 

 

 ___

 ···?何してんだ?

「おっぱいは!?」

 岡島?お前は何を聞いてるの?

 

「いやぁ···もう少し楽しみたかったですが、皆さんとの授業の方が楽しみですから」

 ほんとに何したの?聞くつもりもないけどなんかやばいことしてそう。あ、ビッチねえさん出てきた。

 

「健康的でレトロな服にされてるんだけど···」

 そう言ったら聞いてもないのにビッチねえさんがされたことを語った。リンパマッサージされたり早着替えさせられたりその上であんなことやそんなことをされたらしい。あんなことやそんなことって何?

 

「殺せんせー、何したの?」

 渚くんが聞いたけど···

 

「さあねぇ、大人には大人の手入れがありますから」

 って真顔で言い放った。マジで何したんだこのタコは。

 

「さ、教室に戻りますよ」

「「「はーい」」」

 そう言って俺たちは教室へ。六時間目って確か小テストだよね。頑張ろっと。

 

「ところで南雲くん、先生が色々と話してる時、顔が真っ赤でしたね〜。色々ともちあわせてる君がそこまでウブだとは知りませんでしたね〜」

「ちょっ、何言ってんだよ!まじでシバくよ、殺せんせー」

 なんで顔が真っ赤になってたのバレてるんだ?ってことでいつかこのタコは絶対に殺す。改めて決意したわ。なおこの後ちゃんと桃花にもいじられた。ほんとに殺せんせーシバく。




珍しく前後編行きそうかな?
後編は少しだけお待ちください
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