暗殺教室に希望を見た少年   作:緑風少年

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前回少し待ってって言った気がしますけど書いといたんで投げときます。


大人の時間-2時間目

「だぁー!このクソタコが!!!」

 煽るだけ煽ってどっか行きやがったあのタコ。ガッツリブチ切れ気味だから叫びたい気分だけどビッチねえさんの授業になってる。と言っても、でかでかと自習の文字が書かれてるだけ。自習の時間だから一応静かにしておく。ぶっちゃけ今は苦手寄りの数学やりたい気分だけど英語に触れておくか。まあブチ切れてる俺以上にブチ切れてそうな人が一人いるんだよね。

 タブレットをタンタンって鳴らしながら次の暗殺でも準備してるであろうビッチねえさんのことである。ぶっちゃけさっきのあれがあのザマな上に色々とすごいことされてたからブチ切れて当然っちゃ当然だと思う。

 

「ああ、もう!なんでWiFi入んないのよこのボロ校舎!」

 結構俺以上にブチ切れてて笑ってしまう。でもまあWiFi飛ばなくてキレそうになるのは分からんでもないかも。と言っても一応ここ山だから入らなくても当然っちゃ当然なんだけどね。

 

「必死だね、ビッチねえさん。あんなことされちゃプライドズタズタだろうね〜」

 カルマ煽る。やってることが結構危なっかしいはずなのにこいつなら何とかするだろうって変な安心感あるの怖いわ。

 

「にしても、一応さっきあのタコに煽られた俺よりブチギレてるの怖いな。殺し屋って言っても、あんた多分一応種割れてるだろ」

 一応ついでに煽っとく。まあ、なんとかなるだろ。そんでもって多分ビッチねえさんがやってたことって色仕掛けからの即殺だと思うんだけど···種割れてる以上引っ掛けようがなくないか?···あ、無視された。

 

「先生」

「何よ」

「授業してくれないなら殺せんせーと交代してくれませんか?一応俺等今年受験なんで···」

 悠馬がおそらく全員の声を代弁。地球の危機なのはわかってるけどそれはそれとしてE組にいる以上、受験をせざるを得ないから勉強もしなければならない。俺たちは割と殺せんせーを頼りにしてるからなんもしてくれないビッチねえさんより殺せんせーに交代して欲しいのは当然だと思う。

 

「はん!あの凶悪生物に教わりたいの?地球の危機と受験を比べられるなんて、ガキは平和でいいわね」

 この発言自体はわからんでもないってのが正直なところだけと、地球の危機と一緒に仮に殺せんせーを殺れた時に受験はどうすんだって話になる訳だから結局は俺自身もチェンジを要求したい。

 

「それに聞けばあんた達E組ってこの学校の落ちこぼれだそうじゃない。勉強なんで今更しても意味無いでしょ」

 前言撤回。この人の言葉に賛同しかけた俺が馬鹿だった。ていうか地雷の踏み方が的確すぎるでしょ。しっかり起爆からのドカーンだよ。俺も成績だけで見れば落ちこぼれだなんて言われる筋合いはないけど、ここにいるイコール落ちこぼれ認定されるのは胸糞悪いというかなんというか。要するに出ていってくれくそビッチ。

 

「そうだ、じゃあこうしましょ、私が暗殺に成功したら一人五百万円分けてあげる!あんたたちが一生目にすることの無い大金よ!無駄な勉強するよりずっと有益でしょ、だから黙って私に従い···」

 なんでこの人みんなの地雷の上でタップダンスしてんの?にしてもみんなの顔は···

 

「出てけよ」

 陽斗かな?消しゴムを黒板になげつけてる。まあ鬱憤溜まるわな。見え見えの地雷原の上でタップダンスされたら。にしても声がすごく低くて笑えないくらい怖い。俺目の前で陽斗とか桃花にああいう低い声でキレられたら泣きそうになると思う。

 

「出てけくそビッチ!」

「殺せんせーと代わってよ!」

 溜まりに溜まった鬱憤のせいか全員がビッチねえさんに対してブチ切れ始めた。まあ当然っちゃ当然か。

 

 

「な、なによ!殺すわよ!」

「「上等だよ!やってみろや!」」

 たまたまとはいえ俺も殺せんせーに対して溜まってたものを吐き出してたから出た言葉が菅谷と同調。八つ当たりすまんね、ビッチねえさん。

 

「金で釣れると思ってんじゃねえぞボケ!」

 こっちは普通に俺がブチ切れ気味で出た言葉。五百万だと普通に稼げるラインではあると思う。五百万の価値を知ってても釣れる金額じゃないと思うんだけどな。

 

「そうだそうだ、巨乳なんていらない!」

 なんか茅野さんが別方向でブチ切れてるのなんなんだ。しかもご丁寧にプラカードまで持って。俺はまあ···どうでもいいか。なんかこっち睨んだ気がするけど気の所為だよな?

 

 あ、ビッチねえさん逃げた。

 

 

 

 

 ____

 所変わって校庭。ナイフでやるバトミントン、『暗殺バトミントン』をすることに。

 

「へ、へぇ···刺すと斬るの2択だけなのか···」

 ナイフを動く相手に当てることを主目的としてる以上当たり前か。なるほどわからん。

 

「南雲、お前できるのか?」

「大丈夫大丈夫、バトミントンとかテニスのラケットスポーツはかじってる方だし」

 昔のことだけど、たまーに桃花にテニスに付き合わされたっけかな。最後に付き合わされたのっていつだったっけかな。覚えてないや。

 

「じゃあ行くぞー、そいっ!」スカッ

 外した。普通に恥ずかしくないっすかね?しかも普通にナイフを当てるのが難しい。ナイフの腹を当てるのにも制限があるしこれ意外と奥深いものだったりする?

 

「元運動部エースでも普通に当てられないんだな···」

「う、うるせーよ三村···」

 ぶっちゃけ初物だしやれば何とかなるだろ、多分。

 

 

 

 

 

「だー!ちくしょう!これ普通に難しいわ!」

 ラケットスポーツに近いと言っても別物だな。ナイフの先端を当てて返すことってラケットの縁を使って打ち返すようなのが有用な感じになってる。無駄な高等テクニック···と言っても、鋭利な得物で先端を使うことは理にかなってるし、この遊びも訓練の一環なんだろうな、と再認識。やっぱり烏間先生やべーわ。

 

「だよなー、俺たちも最初苦労したわ」

「あ、やっぱりそうなんか。お前が言うなら間違いないわ」

 まあ野球部の前エースの杉野が言うなら間違いないわ。色々と適応能力はすごいと思う。

 

「ま、これから慣れていけばいいか」

 とりあえずそう思うことにして今日は帰路に。相変わらず地味ーに痛い視線が突き刺さるけど誰か助けてくれ。

 

 

 

 

 ___

 翌日、またも英語の授業なんだけど···今日はビッチねえさんなんかやるっぽいのか?

 あ、なんかチョークで書いた。いやちょっと待て。なんてものを書いてるんだこの人は!

 意味はベッドでの君はスゴい···だそうで。マジでなんてもんを読ませてんだよ!俺たち中学生やぞ!って多分顔真っ赤になってると思う。あ、やめて、カルマ写真撮らないで。マジでやめて、桃花に送るのもやめて。

 

 

 

 カルマのおかげで流し聞きだったけど、外国語理解にはその国の恋人を作るのが手っ取り早いらしく、それを使った口説き方を教えてくれるらしい。まあ、そういうことに長けた人の会話術は気になるかも?

 

「受験に必要な勉強なんてあのタコに教わりなさい、私が教えられるのはあくまで実践的な会話術だけ。もし、それでもあんた達が私を先生と思えないなら、その時は暗殺を諦めて出ていくわ」

 なんか急にしおらしくなったけど何があったんだろうか。そういや昨日のバトミントンのアレの時に烏間先生といたけど何か話してたのかな?

 

 

「「「「あはははは!」」」」

 みんながビッチねえさんの変わりように笑う。俺も正直なところ吹き出しそうだった。すげえ変わるじゃん。

 

「なんか普通に先生になっちゃったな」

「もうビッチねえさんなんて呼べないね」

 まあ確かに···ぶっちゃけかなり失礼ではあるしな···

「考えてみりゃ先生に向かって失礼な呼び方だったよね」

「うーん、呼び方変えないとね」

 何しさにするつもりなんだろうか。正直気になる。

 

「じゃあ、ビッチ先生で」

 

「ぶはっ!!」

 盛大に吹いてしまった。その後のこと何言ってるか分からねーけどファーストネームで呼んで構わないとか言ってるけどもうビッチで定着しちゃっただのなんだの言ってる···

 

 

 

「そんなわけで、よろしく!ビッチ先生!」

「授業始めようぜ!ビッチ先生!」

 ビッチコールが起きながらそんな言葉が。ってかビッチコールってなんだよ。意味わからねーよ。

 

「キー!やっぱりキライよあんた達!」

「やっぱりビッチねえさん、いやビッチ先生か。ブチ切れ芸似合うな···」

 よく分からない方向性のこと言ってるけど、ビッチのブチ切れ芸は色々とすごいと思う。

 そんなことは置いといて、なんだかんだすっかり馴染んだビッチ先生。これからの授業も楽しくなりそう。

 

 

 ___

「ねえ新、この写真何?カルマくんから送られてきたんだけど···」

「え、なんでその写真持ってんの?」

 カルマの野郎速攻で送ってやがった。あいつのイタズラどうすんねん。結構困るぞアイツ。

 

「あ、ちょっと待って桃花!」

「だめだよー!消して欲しいなら捕まえてね!」

「こなくそ···!」

 なんかビッチ先生の授業で赤面率も高くなりそうな気がする。それのお陰で俺も色々と大変なことになりそうな気がする。···まあ、楽しいからいいか。

 




一応案自体は練れてるからその打ち上げられると思います。
お気に入りしてくれたら嬉しいです。
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