暗殺教室に希望を見た少年   作:緑風少年

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こう書く感じでいいかな?テスト描写難しいな。


テストの時間

 さっき殺せんせーが『さあ、始めましょうか』って言ってるけど、一体何するつもりなんだ。なんかハチマキつけてて笑いそうになってしまうが、なにかの特訓でもするつもりなのかな?

 

「学校の中間テストが近づいてきました」

「そうそう」

「そんなわけでこの時間は」

「高速強化テスト勉強をおこないます」

「先生の分身が一人ずつマンツーマンで」

「それぞれの苦手教科を徹底して復習します」

 

 なんでわざわざ残像別に話してるのかは分からないけど、何をするつもりなのかってのはわかった。っていうかハチマキはよく見たら教科の名前が書いてあるわ。あ、俺にも来た。

 

「ん?俺もNARUTOの額当て?寺坂はともかくなんで俺まで?」

 

 横にいる寺坂が『なんで俺はNARUTOなんだよ!』ってキレてたけど、あいつは妥当だと思う。それはそれとして俺はなんで?

 

「きみは成績を見れば問題ありません。なので、全教科を復習ついでにこの先の部分まで触れておきましょう」

「ええ?まあいいけどさ。勉強だけに関しちゃ俺はあんたを信頼してるし」

「にゅや!?勉強面だけなんですか!?」

「いやあんた、罠にかかったふりでも生徒におっぱいにデレデレなところ見せないでよ」

 

 ぶっちゃけ勉強に関してはかなりの信頼を置いてるけどそれ以外は正直なところアレ。殺せんせーって色々とマイナスなところ多くない?まあ面白いからいいけど。

 

「きみは一時期不登校になっていたと聞いていますが、やはり地頭がいい。このままたくさん詰め込んでいきま···」グニヤ

 なんか殺せんせーの顔がぐにゃってなった。え?何したん?

 

「急に暗殺しないでくださいカルマくん!それ避けると残像が全部乱れるんです!」

 隣でカルマが舌出してべーってしてる。意外と繊細なんだな、この分身···

 

「話が逸れましたね、南雲くん、ここまでは頭に入りましたか?」

「大丈夫、殺せんせー。あんたの教え方のおかげで何とかなってるよ」

 なんにせよ、色々とだらしない先生ではあるけど、教育という面で見たら本当に心強い。無理やり詰め込まれてるけど、この調子なら何とかなりそうだ。

 

 

 

 ___

 翌日。さらに分身。急に恐ろしくなるわ。

 

「さらに頑張って増えてみました、さぁ、授業開始です」

 

 そう言って一人に付くのは四体の残像。なんかてんやわんやしててカブトムシだとかネズミだとかの被り物してる分身もいるの意味わからんすぎる。分身できるかはともかくそういう雑っぽさにはならんやろ。

 

「殺せんせー気合い入ってるね。じゃあここ教えてよ」

「ヌルフフフ、当然です南雲くん。そこは···」

「ふむ、わかりやすい。マジで助かる」

 

 戻る気があるかはともかく、勉強はしないといけないと思う。殺せようが殺せまいが自分の知識は裏切らないし。

 

 キーンコーンカーンコーン

 チャイムが鳴って授業終了。殺せんせーは疲労困憊。これは当然と言えば当然。あんだけ動き回ればそりゃ疲れる。あれだけの運動量はないにせよスポーツやってた身としてはあそこまで疲れるのもわかる。

 

「トイレ行ってこよーっと」

 ちょうどトイレに行きたくなってきたから行ってくる。って、殺せんせーとみんなが話してるな。聞き取りにくいけど、聞き耳立てておくか。

 

『いや、勉強の方はそれなりでいいよな』

『うん。なんたって暗殺すれば賞金百億だし』

『『『百億あれば成績悪くてもその後の人生バラ色だしさ』』』

 

 

 なーんか殺せんせーがそこそこ起こりそうなワード飛ばしてるけど大丈夫か?暗殺以前に一応学生だから勉強はしなさいって言いたくはなる。

『俺達エンドのE組だぜ殺せんせー』

『テストなんかより暗殺の方が身近なチャンスなんだよ』

 

 

 聞き取りづらいけど暗殺あるから勉強はそんなでもいいや〜みたいな感じか?それって仮に他の誰かがやったらどうすんだよ。

 

「南雲くん、トイレが終わったら君も校庭に出なさい」

「は?まあ、わかったけど」

 

 殺せんせーは顔にバツ印のマークを付けた紫の顔して俺に言った。殺せんせーがあの顔になるの珍しいはず。ほんとに何したんだよ。

 

 

 

「お前ら一体何したんだよ?多分殺せんせー怒ってないか?」

「わかんねーよ。急に不機嫌になったからさ」

「ええ?何してんのよ」

 

 多分だけど、暗殺にかまけて学業を疎かにしてるのはなんでや?見たいな?よく分からんけど聞いておいた方がいい気がする。

 

 

「イリーナ先生、プロの殺し屋として伺いますが、あなたはいつも仕事をする時、用意するプランは一つですか?」

「いいえ、本命のプランなんて思った通りに行くことの方が少ないわ。不測の事態に備えて、予備のプランをより綿密に作っておくのが暗殺の基本よ」

「ま、あんたの場合規格外すぎて予備のプランが全部狂ったけど、見てらっしゃい、次はかなら「無理ですねえ」グッ···!」

 

 強引に殺せんせーが割って入ったけど、どことなく言いたいことはわかった。

 

 

「では次に烏間先生。ナイフ術を生徒に教える時、重要なのは第一撃だけですか?」

「第一撃はもちろん最重要だが、次の動きも重要だ。強敵相手では第一撃は高確率でかわされる。その後の第二撃第三撃をいかに高精度で繰り出すかが勝敗を分ける」

 

 烏間先生が言ったことでもやがかかってたものが鮮明に見えてきた。イレギュラーなもの一本より確実な二本目の力を持っておけ、ってことかな?

 

「結局何が言いたいんだよ!」

「先生方のおっしゃるように、自信を持てる次の手があるから自信に満ちた暗殺者になれる。対して君達はどうでしょう。『俺等には暗殺があるからそれでいいや』と考えて勉強の目標を低くしている」

「それは、劣等感の原因から目を背けてるだけです。もし先生が逃げ去ったら?他の殺し屋が先に殺したら?暗殺という拠り所を失った君達にはE組の劣等感しか残らない。そんな危うい君達に、先生からの警告(アドバイス)です」

 

 そう言って殺せんせーはくるくると超速回転をして軽い竜巻みたいなものを発生させた。いや、いくら超生物だからって限度があるだろ。そう思ってるうちに、殺せんせーはこんなことを言った。

 

第二の刃を持たざる者は暗殺者を名乗る資格無し!

 

 理解できるから何も言えない。暗殺できる、という自信がある訳でもないのに『暗殺がある』というのは正直うぬぼれであると思う。仮に自分ができなかった時の未来も考えるのは自然だと思う。

 

 

「校庭に雑草や凸凹が多かったのでね、少し手入れしておきました」

 

 なんかすげー綺麗になってる。ほんとにあのタコは色んな意味で恐ろしいな。そう思ってるうちに殺せんせーは第二の刃を示せなければ教室を平にして出ていく、と言った。殺せんせーが言った第二の刃は明日の中間テストで50位以内を取る事。···うん、それなら多分大丈夫。殺せんせーのおかげで追いつけてるどころか若干追い越しててもおかしくは無いと思う。

 ぬるくもなくトロくもない教え方をしてくれる先生には感謝してる。本当に助かる。

 

 

 

 

「ところで南雲くん、スポーツにおいて司令塔をやっていた君らしく私の言いたいことに気づけた。君なら大丈夫でしょう」

「そうかい。あんがと、先生」

 

 そう言って貰えること。これがどれだけの安心感を与えてくれることか。きっと明日のテストは多分大丈夫。多分。

 

 

 

 ___

 そんなこんなですぐ来てしまった翌日。わざわざ本校舎で受けないといけない決まりらしい。相も変わらずしんどいことやらせるねほんと。

 

「新、テストの自信ある?」

「まあ、多分大丈夫でしょ。あのタコのおかげで一気に来れてる」

 

 テスト中、D組の大野は指タンタン鳴らしてうるせえけど集中しないといけない。しょうもない嫌がらせするんじゃねえよアホタレ。にしても相変わらず問題のレベルは高い。殺せんせーを頼ってなきゃ不登校時代の俺だと普通にE組落ちしてもおかしくない成績になってたぞ。

 

『でさ、なんで俺はNARUTOで全教科することになったわけ?』

『うーむ、君の成績を見ると若干理科が他と比べて落ちますが、それでも十分高得点を狙えると判断し、まとめの総決算を行うことにしました。と言うのは建前で気分です』

『気分!?なんでだよ!』

 

 昨日一昨日とそんなことを言い合った気がする。でも、そのおかげで今ここで何とかできているというのが現実にあるからある意味感謝してる。まあ気分寄りで詰め込まれたのはムカつくけど。···あれ?カルマ以外なんか倒れてない?おかしくないか?

 

 

「(あれ?この単元とかってテスト範囲だったっけ?)」

 いきなりおかしな問題に直面。明らかに範囲を越した問題があるというのはおかしいのではないか?という疑問。まさかこれ以降の問題につまづかされたのか?

 

 その後も、なぜかは分からないが全ての教科で範囲外と言われていた単元の問題が終盤に固められていた。理解が追いつかない。なんでこんなことをした?訳が分からない。殺せんせーがぶっ込んできたから耐えたけど総コケしてもおかしくないぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ___

 殺せんせーの指導のおかげで気づいたけど、やっぱり試験範囲が変えられていたらしい。二日前に。アホみたいな話だけど、烏間先生曰く『直前の詰め込みにもついていけるか試すのも方針』と言われ押し切られてしまったらしい。んなアホな。

 

 

 

 

「先生の責任です。この学校の仕組みを甘く見すぎてたようです。君達に顔向けできません」

 

 殺せんせー落ち込んでるな。あ、カルマナイフ持って殺せんせーに向かってった。···投げた。

 

「いいの〜?顔向けできなかったら俺が殺しに来んのも見えないよ?」

「カルマくん!今先生は落ち込んで··」

 殺せんせーの言葉を遮るようにカルマはテスト用紙を殺せんせーに見せつけた。あいつの頭色々とおかしいよ···4位って。

 にしてもあいつ、俺以上に余計な範囲詰め込まれてそうだな。ある種やりすぎの域な感じするけど。しかも煽る煽る。

 それに感化されたみんなによって『怖いから逃げたいんだ〜』って煽られるのさすがに笑っちゃうな。

 

「にゅやー!逃げるわけありません!期末テストであいつらに倍返しでリベンジです!」

 

 殺せんせー、ブチ切れてるけど意外と冷静だな。『悔しくないのか?』とか言ってるけど、そこまで思ってなさそうかも?

 

 

 

「ところで新、何位だったの?」

「20位でした···」

「なんで、さっきカルマくんが煽った時に続かなかったの?」

「いや、下の順位で煽るの恥ずかしいだろ」

 殺せんせーとやる初めてのテスト、妨害もあったけどわりかしなんとかなった。これからの教室も楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 




一応書ききったんで次修学旅行準備と称した日常書いてみます。
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