文字数もう少し多くしたいな
「あ、そういやそそろそろ修学旅行か」
修学旅行。学校の中でも大イベントだけど、メンツどうなるのかな?俺は友達が少ないです。対あり。
「新?おーい新?」
「ん?なに?桃花?」
「磯貝くんにも聞いたけど、私たちの班に入れることにしたから!」
「···はい?」
何を言ってるのか分からず一瞬硬直。だけどその一瞬で速攻で理解した。悠馬やら陽斗やらはなんで快諾したんですかね?
「え、えと、女子は?」
最初に気になるところそこか?ってツッコミがありそうだけど、いくら悠馬だったり陽斗だったりが快諾しても女子が不満げだとこっちがアレになる。
「そこは大丈夫!メグたちは『『南雲くん?話してみたかったしいいよ?』』って言ってたから!」
「うーん、まあいいけどさ、俺の自由は?」
「喧嘩吹っかけられたら多分買っちゃうでしょ?あと、新みんなと話すようにはなってるけどまだ友達少ないじゃん」
「グハッ···」
突然ナイフ投げてくるよこの子。心臓にダイレクトアタック仕掛けられて瀕死寸前なんですけど。まあ事実なのがほんとにキツい。いやしんどいっす。
「てことでよろしく〜」
「お、おう。大変だな、お前も···」
「そーだよなー木村〜お前もそう思うk「新?」いや、悪い、なんでもない」
桃花怖い。同い年なのに姉と弟みたいな関係性になってるのなんで?ほんとになんで?
「「「矢田(さん)と南雲(くん)って姉弟みたいだな」」」
「「どこが!?」」
「「「いやそういうところ」」」
そういうところと言われ黙りこくる俺と桃花。なお実際に俺達二人とも兄弟はいて俺は姉と兄、桃花は弟くんがいる。何かこういう関係性に近くなるのも何となくわかっちゃった気がする。
あとついでにこんなこと思われてそう。
(((あ、やっぱり残念なイケメンだ)))
って。
___
「でさ?暗殺の兼ね合いもだけど、どこ行くわけ?俺普通について行くけど?」
なんか今回の修学旅行、烏間先生曰く、スナイパーを手配したそうでそのスナイパーの人が狙いやすいコース選びをして欲しいとの事。要するにあっちでも暗殺ってことになりますねはい。
「南雲、お前どこ行きたいんだ?俺たちもそれに沿ったコース作るけど」
「え?半ば無理やりぶっ込まれた俺も言っていいのか?」
「いいっていいって。矢田さんにも南雲くんと話したいから入れていいって言ったよ?」
受け入れられること。それがどれだけありがたいことなのか身に染みる。色々と受け入れられること少なかったし。
「フン、ガキね。世界中を飛び回った私には国内旅行なんて今更だわ」
まあそうだろうな。ビッチ先生普通にもってるもんえぐいし。旅行はどこだろうが楽しみだけど。
「じゃあ留守番よろしく〜」
「花壇に水やりもやっといて~」
そう言われてポカーンとするビッチ先生。そらそうよ、楽しもうとしてるところにちゃちゃ入れてるのはあかんすよ。
「でさー、二日目どこいくよ」
「東山からじゃないかな?」
「でも暗殺を考えると···」
「でもこっちの方が楽しそう!」
なんかビッチ先生の顔見てると怒ってるように見えるんだが。もしかしてブチ切れっすか?
「何よ!私抜きで楽しそうな話してんじゃないわよ!」
「行きてえのか行きたくねえのかはっきりしろよ!」
「ていうかブチ切れて実銃を振り回すなよ!」
ビッチ先生ブチ切れてて笑う。まじで実銃は振り回さないでください。
ガラガラー
「あ、殺せんせー入ってきた。って何持ってんだ?」
殺せんせーが持ってるやけに分厚い冊子。あれ何?
「一人一冊です」
ヒトリイッサツ?何それ?もしかしてその鈍器にも似た冊子のことを言ってらっしゃる?当然俺だけでなくクラス全員が困惑している様子。
「これ重っ!」
「何これ?殺せんせー」
「この重さ普通に人殺れるよ?殺せんせー」
「殺らないでくださいね!?これは修学旅行のしおりです」
「辞書だろこれ!」
シュウガクリョコウノシオリ?この重量の冊子が?普通学校の旅行のしおりって紙とかでそこまで厚くないものだと思うんだけど。
「イラスト解説の全観光スポットに加え、お土産人気トップ100、旅の護身術入門から応用まで、昨日徹夜で作りました」
「はあ!?昨日!?」
「どんだけテンション上がってんだ!」
「揃いも揃ってうちの先生は!」
「因みに付録は組み立て紙工作金閣寺です」
「なに無駄なおまけまで付けてんだよ!」
浮かれすぎやろこのタコは。これみた感じ三千ページくらいあるぞ。昨日徹夜で作って付録まで作ってんのガチで浮かれてる。
「でもさあ、殺せんせーなら京都まで一分ですぐでしょ」
「それはもちろんですが、移動と旅行は違います。皆で楽しみ、皆でハプニングにあう、先生は君達と一緒に旅できるのが楽しみなのです」
「まあ、それでも浮かれすぎだとは思うけどね」
「にゅや!?南雲くんは楽しみではないんですか!?」
「いやそりゃ楽しみだけどさ」
「ほ、ほら!しおりに南雲くんが好きなおすすめ抹茶スイーツ100選がありますから!」
「食べたいもの自分で調べてるよそれは。それ載っててもしおりは持ちたくないよ」
「にゅや!?」
なんで驚いてんだよ殺せんせー。驚きもクソもあるか。普通はこんな辞書みたいなもんは旅先に持ってかねーんだよ。凶器持ち歩いてるヤベー奴になるんだよ。
「あ、そうだ新、私まだ準備するものあるから週末買い物手伝ってくれない?」
「え?まあいいけど。週末な?」
「うん!大丈夫」
あー、そうだ。俺も買うもの買っていかないとな。まだ色々買うものあったわ。
「ヌルフフフ、既に少し発展してますね」
なんかあのクソタコ言った気がするけど聞かなかったことにしておこう。
___
ところ変わって修学旅行直前の週末。買い出しのお時間です。
「新、待った?」
「いや大丈夫。行くか」
「うん」
行くか。色々買い出ししないとな。
「新は今日何買うつもりなの?準備まだ終わってないって言ってたけど」
「えーっと、酔い止めとか、靴とか、···下着?」
「そういえば新って酔いやすかったよね。昔から車とか乗るとグロッキーになったりするし」
「下着には何も突っ込まないのかよ」
「別に新のは昔から慣れっこだし」
「そんなのには慣れないでくれ」
いや、いくら家が近いからと言ってそういうことには慣れないで欲しい。俺が純情すぎるだけ?
「そんなことはいいから、今日は私の服も見るんだから!行くよ、新!」
「あ、ちょっ、引っ張らないで桃花···」
俺の買い物の前に桃花の新服試着会。見てるのは俺だけの模様。
「新、これ似合うかな?」
「おー、似合う似合う」
「じゃあこれは?」
「似合うじゃん」
「···じゃあこれは?」
「似合ってる似合ってる」
「それ嘘じゃないよね?適当言ってる?」
「ほんとに似合ってるんだけどな」
女心は難しい。桃花と10年近くの付き合いだけど未だによく分からない。本人の前で言うことでもないけど、可愛いじゃん。素材が良すぎて割となんでも似合うんだよね。
「はい!じゃあこれ!」
「え···すげえ似合う。かわいい」
本人に言うつもりなかった言葉が出てくるくらいには似合ってた。ミニスカに、ショーパン?ぶっちゃけ顔赤くなって倒れた可能性ある。
「ほんと!?じゃあ買ってくる!」
「う、うん。俺もちょっと色々見てくるわ」
「はーい!」
「って、速いな。俺も靴下とか下着見てこよっと」
なんやかんや下着とか靴下ってこだわりたい主義。自分のものだから自分で見定めて買いたいよね。ってことで買ってきます。
そんなこんなで俺の買い物もあっさり終了し、軽くご飯でもと言うことでお店に。すると桃花が···
「新ってE組に来るまであまりみんなと喋ってなかったけど、寡黙なイメージとか持たれてたよ?」
「有り得ないだろ。結構ぺちゃくちゃ喋ってるし」
なんか昔から寡黙イメージを付けられる気がするけど、なんでなんやろなぁ。俺には分からない。ほんとになんで?
「まあ私は普通にわかる気がするけど?だって新って私以外とあまり喋ってなかったじゃん」
「あぐっ···」
それ言われると辛いなあ···ここ最近桃花急に刺してくること多すぎてビビる。俺なんかやった?構ってないから?
「まあ、ちょうど修学旅行のタイミングだし、仲良くなってみるよ」
「うん、そうするべきだよ。私は新にみんなと仲良くなって欲しいし」
「はは、お節介だな···」
これを機に、か。仲良くなるチャンスっちゃチャンスか。友人いない俺だけど、仲良くなれるといいな。
割と書くのが楽しくなってきたりしてます。
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