可愛い連邦生徒会長の姉として!   作:siyu

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ブルアカ2次創作を見てて思ったことは、主人公に激重感情抱いてるキャラとの絡みがあると読んでて更に楽しいってこと。

でもこの小説で主人公ちゃんに1番重い感情抱いてるのって、ほぼ出ない連邦生徒会長を除けば多分某バカピンクことカヤなんですよね

つまりカヤがヒロイン…!?(倒錯

誰かカヤとの曇らせなしのイチャイチャ激甘純愛ラブコメ書いて


便利屋2

 

顔の赤みを抑えたカヨコはゲヘナ在籍時より顔色が良い。アルと一緒にゲヘナを抜けたのが精神的によかったのだろうか

 

「えー…そっちの小さな子…」

「ムツキだよー」

 

よし、これでようやく名前を呼べる

 

「ムツキ、さっきは助かった」

「くふふ、いいよー。おかげでカヨコちゃんの可愛いとこ見れたしね〜?」

「ムツキ、やめて……」

 

ムツキと視線を交わし笑い合う。悪戯っ子らしいとてもいい笑顔だこと

 

「それで、ラーメンのお味は?」

「美味しい」

「なかなかイケるじゃん? こんな辺鄙な場所なのに、このクオリティなんて」

「でしょう、でしょう? 美味しいでしょう!?」

 

柴崎が褒められて嬉しいのか、ノノミが目をキラキラさせ喜色満面の笑みで話す。その大きな胸が机の上に乗り、大きな存在感を放つ。うぉ、デッカ…

 

「あれ……?この人(リッカ)と同じ席の……」

「うんうん、ここのラーメンは最高なんです。遠くから態々来るお客さんもいるんですよ」

「ええ、分かるわ。色んな所で色んなのを食べてきたけど、このレベルのラーメンは中々お目にかかれないもの」

 

アルがノノミの言葉に同意すれば、他の面々も気になったのか便利屋の席へとやってくる

 

ゲヘナは某テロリスト(美食研究会)仕業(お陰)により飲食店のレベルが全体的に高い。そのゲヘナに所属しているアルが絶賛したことからもお店の練度が伺える

 

「えへへ……私達、ここの常連なんです。他の学校の皆さんに食べていただけるなんて、なんか嬉しいです……」

「その制服、ゲヘナ? 遠くから来たんだね」

「私、こういう光景を見たことがあります。一杯のラーメン、でしたっけ……」

「うへ~、それは一杯のかけそばじゃなかったっけ?」

「……」

 

もはやアビドスとゲヘナの交流の場となっている。

そろそろラーメン食わないと麺が伸びそう。取ってこよ

 

アルとハルカ、アビドスの生徒達が同じ机で楽しそうに言葉を交わす中、カヨコの目が彼女達の制服に留まったのが分かる。視線の先には太陽が三角形に入っているアビドス高等学校の校章。紛れもなく依頼の襲撃相手

 

カヨコの表情が少し固くなる。気づいたか

 

「あの子達はアビドスの子だよ、例のね」

「!……リッカは知ってたの?」

「その質問が便利屋の次の仕事って意味ならYES。ターゲットの所在地近くの往来で話さないほうがいいぞ。壁に耳あり障子に目ありだ」

 

カヨコは顔を歪ませ、思いっきり下を向く。

 

「不注意だった……」

「ついでにもう一つ悪い知らせあるが……聞く?」

「…………………………何?」

 

うぅわすっごい嫌そう。テンション下がるのはわかるがラーメン早く食べないと伸びるぞ

 

「あそこのピンク髪の子。あの子、ヒナと同レベルで強いぞ」

「……マジ?」

「マジマジのマジ。どっちとも戦ってどっちにも負け越してる私が保証する」

 

ちなみに、正面戦闘した場合両方とも勝率は2割に届くかどうかぐらい。禁じ手なし(バーリトゥード)だったら3割ちょいまでギリ行けなくも無いが、真っ向勝負だと基礎能力値の差で押し潰される

 

「なんでここにそんなのが……」

「色々あるのさ、あの子にも」

「そう……」

 

濁して言えばそれ以上は詮索してこないのはありがたい。カヨコも色々あった身だからかねぇ

 

「うふふふっ、良いわ、こんな所で気の合う人達に会えるなんて、これは想定外だけれど、こういう予測できない出来事こそ、人生の醍醐味じゃないかしら!」

 

屈託の無い良い笑顔をするアル。カヨコは苦い顔をし、ムツキは楽しそうに笑う。あの子達がアビドスだということに微塵も気づかず、まるで気の合う友人のように喋り合う

 

私としても、あの笑顔を曇らせるのは少し勿体無い。てことで──

 

()()()、一つ聞いてもらえる?カヨコ」

 

 

 

 

 

……あ、ラーメン伸びてる

 

_________________

 

「ふう……良い人達だったわね」

「………」

「………はぁ……」

 

便利屋が食事を終え、柴崎を後にした今。アルはアウトローを目指しているとは思えない程純真な、心からの笑みを浮かべる反面、隣で歩くカヨコの表情は暗い

そして自分の社員の変化をアルは目ざとく見つける

 

「カヨコ?もしかして胃もたれでも…」

「違う、社長、あの子達の制服気付いた?」

「せ、制服?なんのこと?」

 

やっぱり気づいてなかったとカヨコは嘆息し、ムツキの笑みは更に深くなり、ハルカは視線を右往左往させる

 

「アビドスだよ、あいつら」

「………アビドス?」

 

その単語に聞き覚えがある気がし、脳内で検索する。たっぷり10秒考え、漸く今回の依頼の襲撃校の名前がアビドスである事を思い出す。

 

「ななな、なっ、何ですってッーーー!?」

「あははは、その反応おもしろ~い」

「はぁ……本当に全然気づいていなかったの」

「……えっ、そ、それって私達のターゲットって事ですよね? わ、私が始末してきましょうか!?」

「あははは、遅い、遅い、どうせもうちょっとしたら攻撃を仕掛けるんだし、そうなった時は暴れよ、ハルカちゃん」

「そ、そうですよね」

 

今にも突撃しそうなハルカをムツキがくすくす笑いながら嗜める

 

「う、嘘でしょ……あの子たちがアビドス? う、うぅ、何という運命の悪戯……!?」

「社長、まだ悪い情報がある」

 

もはや生まれたての子鹿以上に震える足をなんとか支え、カヨコの言葉を待つ

 

しかしその言葉は、少なくもアルにとっては拍子抜けのものだった

 

「リッカがいる」

「………?……リッカって最初に話しかけてきてくれた人かしら?背が高めの。カヨコと何かずっと話してたけど」

「カヨコちゃん、あの人そんな強いの?」

 

彼女らが知らないのも(むべ)なるかな。リッカは約2年前、突然消息を絶ったのだから。何か知っていそうな連邦生徒会の連中は頑なに吐かず、さっき会った時、カヨコは心臓が飛び出るような心地だった

 

「強い。キヴォトス最強格には敵わないけど、準最強を聞かれた時、あの人を知ってる生徒なら真っ先に挙げる」

 

それはつまり、下手すれば風紀委員長に準ずる強さを持っているわけで──

 

「それにそのリッカが風紀委員長と同じくらい強いって太鼓判を押した子もいる」

 

容赦のない追撃がアルに突き刺さる。ゲヘナから離脱した犯罪者、彼女らの恐怖の対象と同等の力を持つ相手に襲撃を仕掛けることほど嫌なものもそう無い

 

「ち、ちなみに、その人が嘘ついてることは、あるのかしら……?」

「無い。あれで結構ノリで生きてる人だし、権謀術数は良くも悪くも出来ないしやらないから」

 

ノリとテンションで生きるのは前世でサブカルに浸かっていた弊害である。ミーハーなのだ

 

アルは最早半泣きになりながら倒れ込む。この状況をリッカが見ていればこう思ったことだろう

 

 

アルが限界を迎えた

アルが限界を迎えたらどうなる?

知らんのか、化け物(アウトロー)が降臨する

 

 

「アル様が困ってる。困ってる。困ってる。困ってる。困ってるなら……助けなきゃ。アル様!安心してください、今からアビドス校舎を全部爆発させてきますから!」

「えっ!?いや待ってちょうだいハルカ!?しなくて良いわよ!!待って止まりなさい!!」

 

まさかの身内が先程までの焦りを更に強くさせるとは思わず、アルは混乱する。カヨコは天を仰ぎ、ムツキはお腹を抱え、呼吸困難になる程笑っている

 

ある意味ゲヘナの混沌さが如実に現れている

 

カヨコはため息をつきながらさっきリッカと話した内容を反芻し、話しかける

 

「ハルカ、アビドス爆破はやめて。社長、今から言う話は受けても受けなくても良い。受けなくても損はしない。その上で聞いて欲しい事がある」

 

どうせ社長は受けるんだろうなと遠い目をしながらカヨコは話し始めた

 

 





ハルカは理由があればアビドス爆破ぐらいは簡単にやると思うんだ…
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