可愛い連邦生徒会長の姉として!   作:siyu

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Let’s 襲撃(お留守番)

「いや~まさか勝っちゃうなんてねー。ヘルメット団もかなりの覚悟で仕掛けてきたみたいだったけど」

 

ホシノが呑気なことを言うがアヤネがそれを諌める

 

「まさか勝っちゃうなんて、じゃありませんよ、ホシノ先輩…勝たないと学校が不良のアジトになっちゃうじゃないですか…」

「先生の指揮がよかった。私達だけの時とは全然違った。あと指揮官たちを無効化してくれたのも大きかった。これがシャーレの力…すごい量の資源と装備。それに戦闘の指揮まで。大人って凄い」

 

シロコの大人への期待がとんでもないことになっている

 

「これは多分先生が凄いんだと思うぞ」

「今まで寂しかったんだね、シロコちゃん。パパが帰ってきてくれたおかげでママはぐっすり眠れまちゅ」

「いや、変な冗談はやめて! 先生もリッカさんも困っちゃうじゃん! それに委員長はその辺でしょっちゅう寝てるでしょ!」

「いや、見てて面白いから私は構わない」

「ほら~リッカさんもそう言ってーー」

「それはそれとして寝たらさっきの甘噛みをもう一度するぞ?」

「……うぇ」

 

それはさておきホシノを抱き寄せ膝枕をする。眠いのは事実だろうしな。嫌がられる様子は無いようで良かった。よーしよしいい子いい子。先生、どっちかは知らないけど羨ましそうに見るな

 

「…この状態で寝るなはだいぶひどくなーい?」

 

「あはは……少し遅れちゃいましたけど、改めてご挨拶します。先生、リッカさん。私達は、アビドス対策委員会です。私は委員会の書記とオペレーターを担当している一年のアヤネです。こちらは同じく1年のセリカ」

「どうも」

「二年のノノミ先輩と、シロコ先輩」

「よろしくおねがいします、先生〜」

「さっき道端で最初にあったのが私。…あ、別にマウントを取ってるわけじゃない」

 

セリカは警戒心が強い猫のようにぶっきらぼうに、ノノミは楽しそうに穏やかに、シロコは誰に向けてか分からない補足を入れる

 

「そして…膝枕されているそちらは委員長の、3年のホシノ先輩です」

「いやあ〜よろしく、先生、リッカさん」

 

アヤネが何か物言いたげな目で見つめてくる。

 

「あの…リッカさんとホシノ先輩はどんな関係で…?」

 

あぁ、そのことか、てっきり膝枕についてかと

 

「私も改めて自己紹介しておこうか。岩永リッカ、2年ほど前にアビドス高等学校に所属していた。ホシノとはそれ以来の関係だ」

「私たちの先輩だったんですね★先輩って呼んだ方がいいですか?」

「所属していたとはいえ、一時的なものだし今は部外者だ。呼び捨てか…それが無理ならさん付け程度にしてくれ」

 

最初の私とホシノのやり取りを思い出したのかアヤネは苦笑しながら答える。

 

「では、リッカさんと。…さて先生、ご覧になったとおり、我が校は現在危機にさらされています…先生方がいなかったら、さっきの人達に学校を乗っ取られてしまったかもしれません…」

 

”ちなみに、対策委員会って?”

 

「対策委員会とは、…このアビドスを蘇らせるため、有志が集った部活です」

「うんうん!全校生徒で構成される、校内唯一の部活なのです! 全校生徒と言っても、私達五人だけなんですけどね」

「他の生徒は転校したり、学校を退学して町を出て行った。学園都市の住民もほとんどいなくなってさっきみたいな三流のチンピラに学校を襲われてる始末なの。現状、私達だけじゃ学校を守り切るのは難しい。在校生として恥ずかしい限りなんだけど……」

 

曲がりなりにも5人で学校を維持しているのは尋常ではないと思うが。あとホシノの髪はサラッサラだ。撫で心地がとても良い。この過酷な立地でどうやって維持出来ているのか不思議である

 

「もしシャーレからの支援がなかったら、本当に万事休すってところでしたね」

「だねー。補給品も底をついてたし、流石に覚悟したね。なかなかいいタイミングに現れてくれたよ、先生達」

「…あいつらしつこいし、またやって来るかも」

「こんな消耗戦を、いつまで続けないといけないんでしょうか……。ヘルメット団以外にも、いくつも問題を抱えているというのに……」

 

アヤネは数日後には変わらず来るであろう不良達の姿を想像したのか肩を落とす。ふと下を見ればピンクのアホ毛がピコピコ動いている

 

「自信満々だなホシノ。考えがあるのか?」

「うへ、わかっちゃう?そんな顔に出てたかな…」

「顔もわかりやすいがアホ毛が元気に動いているからな」

「えぇ…まぁ、というわけで、ちょっと計画を練ってみたんだー」

「え!? ホシノ先輩が!?」

「うそっ…!?」

「いやぁ~その反応はいくら私でもちょーっと傷ついちゃうかなー。おじさんだってたまにはやるのさー」

 

ホシノへの信頼度が垣間見える対応である。私が膝枕継続中なのもあるかもしれない。だが内容はいたって真面目。相手が油断しているであろう今、襲撃を仕掛けるというもの

 

「先生のおかげで物資が潤沢になった、補給とか面倒な事が解決したから攻めるなら今じゃない?」

 

だが、アヤネは前線で戦う人材ではないが故に慎重派だった。頭の中でリスクに見合うリターンがあるか検討し続ける。やがて、一人では行き詰まると思ったのか先生と私の方を向く

 

「お二人の考えはどうですか?」

 

先生とアイコンタクトとジェスチャーをし、私が先に話す

 

「最終的には先生の指示に従う。だが私個人の意見を合わせてもらうなら賛成だ。今なら十分以上の痛手を負わせられるだろうしな」

“私も賛成。カタカタヘルメット団の基地はここから30km、もし行くなら着いていくよ”

「戦力は心配ない状況。だとすると、アヤネの心配は校舎が襲われないかとかか?それなら私が留守を預かることもできるが」

 

ホシノは私の膝から起き上がりつつ話す

 

「じゃあ頼んでいーい?リッカさん」

「勿論、先生もそれで良いか?」

“うん、それでみんなが安心するなら”

 

ホシノ先輩が頼むならと皆の意見が纏まり、全員の顔に戦意が灯る

 

「よっしゃ、先生のお墨付きも貰った。校舎の心配も無用。この勢いでいっちょやっちゃいますかー」

「ん、善は急げって奴だね」

「はい~、それではしゅっぱーつ!」

「ギッタンギッタンのボコボコにしてやるわ!」

「あっ、ちょっと、まだ準備が――!」

 

前衛の4人は各々の銃を手に取り、アヤネはドローンと予備弾薬等のセットを慌ててバッグに入れて駆け出した。

先生はタブレットと専用のドローンを懐に入れて──彼女達の背を追いかけた。

 

 

 

 

ちなみにそれを見送った私は、正座+ホシノの頭の重さによるコンボにより見事に足が痺れていた

 

う、動けん…




主人公ちゃんを一言で言うなら頭の良いアホです
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