戦神鬼神と一般兵が一緒なわけネェダロ!?   作:デルタイオン

3 / 8
XenobladeXに似ては居ますが二次創作として書けるほど実力無いのでオリジナルで出します。

XenobladeX……みんな今からでも遅くはない。やろうぜ!!

オレはやる……やるぞやるってったらやるんだ!!DLC買いたかったなぁ……


人型ロボットの道を人類は必ず通るべきだ

なんてことはない神ゲーだった。

 

程よく難しく。程よく長く……それでいて過剰な程のオープンワールドゲームだった。

 

基本シングルプレイのオンラインアクションRPG。そう、それこそがオレのドラッグ()だった。

 

『クローズ・ザ・ドラッグ』

 

没入型VRソフトの超大作。

 

プレイヤーの努力次第でその世界で鬼神にも、なんなら戦神にもなれ、一般兵で生き続けられる。そんな戦いに満ちた世界。

 

俺はその世界に一般兵として生まれ変わってしまったようだ……

 

「と言ってもなぁ……」

 

「どうした〜?なんかあったか〜?」

 

「なんでもな〜い!!それよりサブポストの場所わかったか〜!?」

 

「まだ〜!!」

 

特に世界観が終わってるようなやつでもなく、転生したのもクソ危ないというより普通の部隊だ。パスファインダーと呼ばれるこの部隊は地中探査機『サブポスト』を設置し地下資源の在り処を調べるだけ。

 

戦闘はそこそこあるものの未だネームドキャラやネームドエネミーと出会ったことは無い。

 

「このまま平和に終わるかなぁ……」

 

ただ、中ボスキャラと出会う事はそこそこあった。だが、そんな中ボスエネミーは別働隊に任せるから戦闘はした事ない。まあつまり、ガチ平和なのだ。

 

「おい、場所わかったぞ」

 

「おおサンキュ」

 

この高原の採掘場所の把握が分かったらしいので早速サブポストを設置する。サブポストの設置にはとある重機械を操作する必要がある。

 

人型可変全地形対応機『マチルポット』。全高9mの巨大な戦闘機だ。

 

それをサブポスト設置用にカスタムしたのがこの『アーチマリン』だ。サブポストの重さは約8t。追加サブアームによる姿勢制御が無いと中々支えられない重さだ。

 

アーチマリンのコックピットへと入り起動。メインシステム、ブートストラップで全身に駆動伝達。

 

『よし!!ポイントはインストールしてるよな!!設置してくれ!!』

 

「了解……さてと」

 

背中に積まれているサブポストを取り出し展開。ポイントの地面に設置すると即座にパイルが打ち込まれる。

 

『よし!!そのまま……ん?オイ待て………あれは………』

 

そして起動すれば完了………そんな時にやつらはやってきた。

 

『ガノス発見!!こっち気付かれてるぞ!!戦闘態勢!!』

 

地球人敵対的知的生命体、通称『ガノス』

 

人型ロボットみたいな見た目をしている複合機械生命体だ。

 

「はぁ……嫌な時に来るよな………」

 

見た所大型1、マチルポット級3、小型30の部隊か。

 

『お、おい………やべぇよ……』

 

『に、逃げようぜ!!早く!!バギーに乗れ!!』

 

逃げる?たかがこの程度に?バカを言え。

 

武装はライフルに一般採用のエネルギーブレードか。

 

あるじゃないか。ここに武器が……

 

「ヴァニリィ。システム戦闘モード」

 

《システム:戦闘モード切り替え。武装のロック解除。敵部隊のマーク開始。ポスト圏外の為支援には救難信号を撃つ必要があり――》

 

ポスッ!!と救難信号を撃ち撤退していく他の人達。

 

《救難信号の発射を確認。撤退を推奨》

 

「ヴァニリィ。俺の実力でやつらを倒せると思うか?」

 

《否定。本機のステータス並びに搭乗者の実力不足により97.65%の確率で戦闘は失敗――》

 

「なら、試してみるか。ブースターは常時点火しとけ。行くぞ」

 

ステータス?実力?いや、そんなもんこの世界じゃ言い訳にしかならない。

 

限界まで出し切れば人は必ず主人公になれる。だが、俺はそんなんじゃなくて良い。

 

ただ、この時だけ。俺はこのゲームのキャラクターになれさえすれば良いのだから。

 

右手にライフル。左手にブレードが展開を今か今かと待っている。

 

戦闘モードになり縮退炉の稼働する音が手脚に伝わる。

 

ゲームじゃ味わえなかったな……この感触。この些細な冷たさは。

 

「行けるな、ヴァニリィ」

 

《ひてぃ――》

 

前へ出る。もちろん敵部隊は迎撃してくるが、精度が甘い。一発も当たる気がしない。

 

こちらもライフルを撃ち応戦。マチルポット級2体へ弾幕が直撃。撃破する。

 

「雑魚は無視するぞ!!」

 

《了解》

 

小型は無視だ。ライフルでマチルポット級残り1体を狙う。

 

《右腕、残弾3》

 

「早く言え!?」

 

すぐさまライフルで狙わず回避行動をする。

 

マチルポット級からの熱烈なラブコールだ。ジャンプキットによる低空飛翔で速度差で振り切る。

 

見た所機関銃のようだ。なら弾切れより先に向かい出て良いか。

 

「ブレードモードを出力最大に設定……!!」

 

《エネルギー最大過給:熱放射率許容範囲外》

 

左腕のブレードに光が灯る。

 

もう1度ジャンプキットで飛ぶ。今度は敵へ!!

 

「うおおおぉぉ!!」

 

最大跳躍。ジャンプキットと脚を限界ギリギリまで使った跳躍により敵の真後ろに綺麗に着地した。

 

こちらに振り向こうとしているマチルポット級へ一閃。横薙ぎのブレードが装甲を確実に切り落とした。

 

「よし……」

 

敵に動揺が奔る。

 

たかが一匹の地球人にここまでやられたのだ。狼狽えるのも仕方が無い。

 

《………先程の質問の訂正を致します。あなたとなら、やれます》

 

「嬉しいね……じゃあ、最後のジャイアントキリングだ!!」

 

小型を無視すると言っても無視し続けられる訳では無い。さっさと高脅威目標を排除して殲滅しなくては……

 

だからさっさと応援来てほしいなぁ……

 

 

 

 

***

 

 

 

 

俺たちはまだこの星に降り立ったばかりだ。移民計画でこの星に不時着し、あとは俺たちだけでどうにかしなくてはならない。

 

そんな中で突然の知的生命体との接触。その生命体との戦争。

 

訓練なんてマトモに積んでる訳がない。そもそもたかが民間業者が戦うなどと想定していなかった。

 

みんな闘いを恐れている。だから、我々アヴァランチが彼らを安心できるほど強く……多く……そうでなくてはいけない。

 

出動要請に従い現場に急行するとそこには救難信号を出した採掘部隊が居た。もちろん戦闘なんて考えてる訳がない。護身用に持たされた旧式の武器で身を纏い怯えながら採掘を行ってる中での敵部隊との接触。

 

死んだと考えていた。しかし、全員生きていた。

 

死者0名。そんな奇跡は起きるはずがない。

 

だが、この目の前の光景を見たら信じる他無いだろう。

 

通常()()()()()()()5()()()()()()()()()()()相手にたかが採掘用マチルポットで闘い、今トドメを刺した機体が無ければ……

 

『な、なんなんだ……アイツは………』

 

隊長の狼狽える声。私達はこの時初めて、戦神鬼神の現人神と出会った。

 

『よぉ………遅かったな。ランサー?』

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