戦神鬼神と一般兵が一緒なわけネェダロ!?   作:デルタイオン

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特に設定なんか考えず、考えているストーリーをやり終えたらサブストで設定なんか煮詰めようかななんて考えています。


さぁ!!お前の罪を数えろ!!(114514罪)

「軍事裁判官担当AI『FHAS(ファシー)』と」

 

「軍事裁判官担当人間『テミス』です。では裁判の開始を宣言致します」

 

ガンッ!!

 

ガベル(小さなハンマー)の音が鳴り響く。ここは軍事裁判所ピラミッド・ガベル。地下空間場に設置された人類の罪を数える電子人工知能裁判所である。

 

公平さを表す大地へとガベルを振り下ろすエンブレムが刻まれた裁判所の中心に俺とカルマは居た。

 

不安気に俺を見てくるカルマ。すまん、ちょっと俺も緊張してるわ。

 

「本被告人は言語野が全く違うので翻訳者を付き添いとして参加させております。これを念頭に発言は被告人へ伝える時間を考慮するように」

 

そうテミスが言い終えると裁判が本格的に開始した。12名の軍事関係者並びに民間企業人がズラリとこちらを観ている。監視のような警戒する目線にカルマが怯える。大丈夫だと手を置いて安心させれば涙目一歩前で我慢している。偉い。

 

「被告人へ問う。種族、名前、年齢、性別、目的を答えよ」

 

『カルマ。シュゾク、ナマエ、ネンレイ、セイベツ、モクテキ ヲ コタエヨ』

 

『シュゾクハ……ガノ、ス。ナ、マエ……カルマ。ネンレイ……ワカ、ラナイ。セイベ、ツ?モ゙、ナイ。モクテキハ………ナニモナイ。オヤ、ハ…ガ……イナイ。カラダ』

 

「種族はガノス。名前はカルマ。年齢、性別不詳。目的は本人にも不明。親と思われる存在が無し」

 

「では、その他質問の質疑応答を開始します。冷静に行ってください」

 

そして、本格的に裁判が始まった。

 

何故ここに来たのか?何をしたいか?などから徐々に「ガノスの目的はわかるか?」「食事は何をしている?」「どうやって繁殖を行っている?」「飴ちゃん食べる?」「睡眠はどうやっている」などと過激になり、最終的に無害かつ情報を持たないガノスの子供として戦時的人道()()となった。

 

保護。捕虜ではなく保護の理由は『国が存在しないこと』『種族間争いではあるが、身元の保証とガノスの生態が冷酷であるため捕虜としての役割が無いこと』『単純に好印象に思ってもらえるかの実験が出来そうだから』等の理由がある。ちなみに最後の質問は「飴ちゃん食べる?」の人だ。今度から目も合わせないようにさせよう。

 

そういうことで保護目的で俺の部屋に住む事になった訳だが……

 

「リピートアフターミー。あ、い、う、え、お」

 

『ぅ……げ?ァ゙………ア!!』

 

「い」

 

『あ……ア?い!!!』

 

まず最初にすることが言語を覚えさせる事だった。

 

元々脳が優秀だからか次々と単語を覚えていき、今はその言語から一文字ずつ抜き取った言葉を教えている所だ。ちなみに書きながら答えさせている。

 

「良いぞ。偉いなカルマは」

 

『………エラ?エらい………カルマ、えらイ!!』

 

「ああ。偉い。その調子で言葉を覚えていこうな」

 

『うン!!』

 

そうこうしていれば夜ご飯の時間になった。

 

「今日は外で食べるか」

 

『……ソと?』

 

「ああ、街だ。NE街………今日から住む街だ」

 

 

 

 

***

 

 

 

 

夜の街は騒がしくも綺麗なまま保たれており市民の憩いの場としてその機能を保っている。

 

夕飯時の今は屋台も出て様々な匂いが漂っている。

 

『……オォ!?』

 

美味しそうで食欲を唆る匂いに初めてなカルマは興奮のあまりよだれを垂らし、周囲に目を光らせている。

 

「危ないから前を向きなさい。ここは人通りが多いからな……」

 

『んオォ……』

 

様々な匂いに興味を惹かれていたカルマが突然何かに釘付けになった。

 

「あそこは……よし、今日はあれにするか」

 

鉄板の上で麺や野菜が飛び跳ね、ソースが宙を舞う。屋台といえばこれだろう。

 

「ソース焼きそばだ」

 

『ヤきそヴァ!!』

 

「お、あんちゃんまた来たな!!ソース焼きそば食ってくかい?」

 

「2つで。今日は連れが居るんでね」

 

「ん?ほぉ……こりゃべっぴんさんやな!!今日は少し大盛りにしてやるからしっかり食ってけ!!ガハハッ!!!!」

 

ソース焼きそばを次々と盛っていき、蓋が閉まらずはみ出すほどに沢山盛られた焼きそばを2つほど購入した俺達は屋台道から外れ、公園のベンチに腰掛けた。

 

『ん?ンガ〜……』

 

「箸で食べなさい。ほら、こうやって持って……」

 

割り箸を持たせて食べさせてみると覚束無いながらも口元に焼きそばを運び、喰らいついた。

 

ハフハフと熱さに驚きながらも噛み締め、喉元をゴクンと通ると目が爛々と光り輝いた。

 

『焼きそば!!』

 

「おっ!!そうか、美味かったか……って、そんなにがっつくと詰まるぞ!?」

 

『ンガッパ!?』

 

「言わんこっちゃない……ほい、お茶」

 

事前に買っておいたお茶を飲み干すとまたどんどん箸を進めていき、俺より先に完食した。

 

「美味かったか?」

 

『ウマかッタ!!』

 

「それじゃあご馳走様と言うんだ。作った人に感謝を込めてな」

 

『ゴチ……ご、ゴちそウさマ!!』

 

「偉いぞカルマ。もうほぼ喋れるようになったな」

 

『ウん!!』

 

そういえばと思い出す。カルマの好物はソース焼きそばだった。だがこんなシーンは原作には無い。

 

俺はもしかしたら、原作とは違う道をもう既に歩き出していたのかもと心配にはなるが、このカルマの笑顔を見れたのなら、それでも良いと思っている俺が居る。

 

『オカワリ!!』

 

「何処で覚えたんだ……?」

 

それよりも食費の心配をしなくては……原作のカルマって少食だったような気がするが………まあいっか!!




カルマ(原作)

年齢不明
生年月日、年不明4月18日
身長187cm
体重【非表示】
独身
好物【ソース焼きそば】【オニオンスープ】【クッキー】
苦手な食べ物【ピーマン】【ナス】【ステーキ】
その他【少食】【冷静】【直感型】【押しに弱い】
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