戦神鬼神と一般兵が一緒なわけネェダロ!?   作:デルタイオン

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……………【Switchを片手に死んでいる……屍のようだ】


潜入(街角インタビュー)

はい、よ〜いスタート。

 

話聞いてないせいで初任務に潜入ミッションさせられる一般兵士です。畜生。

 

あと味方も一人だけです。え?いつ部隊に一人入ったのかって?知らないよwww

 

今から初の顔合わせだ。こんなんで本当に大丈夫なの?マジで言ってる?えぇ?

 

コンコンコン。

 

「失礼します」

 

あ、そっかぁ…(理解)

 

アルトくんかぁ……ナルホドォ?

 

「あの……?」

 

「ああ、すまん。入ってくれ」

 

いつアルトくんを部隊に入れるよう申請したっけ……

 

「お久しぶりです!!アルト・島津!!入隊させていただきます!!」

 

「ああ。よろしく。あ、早速だが任務がある。今日出て明日帰る予定だ」

 

「え?は、はい!!」

 

「では準備に取り掛かってくれ。なに、遠足みたいなものだ。銃とか刀とか持って行くように」

 

「わかりました……」

 

まあ潜入なんてそんなもんだし。多分こんな説明で大丈夫やろ(楽観死)

 

ってなわけで現地に着き

 

 

 

 

ました。

 

「アワワワ…」

 

アルトくんがちいかわになってる……なんてことだ。いったい何があったと言うんだ!?

 

取り敢えず行きましょう。まあ潜入なんて適当にマップ端歩いていれば大丈夫です。知らんけど。

 

『ア?』

 

「あ」

 

「―――」(白目)

 

先手必勝!!暗殺剣!!

 

『アバー!?』

 

「よし」

 

ツシマで習った。相手から見られてても黄色ゲージなら暗殺はいける。なんなら赤でもイケる。

 

アルトくんも見習いたまえ。これがツシマの戦いゾ(誉)

 

取り敢えず一番奥に辿り着いた。下から潜入するより上のほうが油断しやすいってそれよく言われてる。取り敢えず壁登って行きます。

 

「ちょ、え?た、隊長!?」

 

「どうした?」

 

「じ、自分には無理です!?」

 

「なら下で待機。入り口にてアンブッシュ(待機)だ」

 

ってなわけで別行動で潜入していく。壁を登って屋上に着いたら監視二名倒して下へ降りていく。なんか身体デカいやつ居たけど何事も無くツシマ術で下へ下へ……

 

「ん?」

 

「も?」

 

そして見付けた。もっこりと丸くブカブカと肥った美味しそうな存在。

 

「君はノポン人?」

 

「んも!?なんでナツらの名前を知ってるも!?」

 

やっぱか。なんかニワトリより美味そうな存在だったからそうかな?と思ったが……

 

「な、なんだがナツの見る目が捕食者の目をしてるんだも!?」

 

「ああ、大丈夫。捕まゴホンゴホン。助けに来たから」

 

「今捕まえるって言ったも!!口からヨダレ垂れてるんだも!!」

 

「んえ?ジュルル……ゴクン。よし、助けに来たぞナツ」

 

「それで信用されると思ってるも!?信用度0だも!!」

 

すっげぇ震えている薄ピンク色のノポン人。ナツと言う。

 

ノポン人は基本的に商人的立ち位置の種族でそこらの草食動物みたいな感じの生物だ。基本的に穏やかな生物に対し言語が通じなくても商人のように物々交換を行う遊牧民のような生物だ。

 

「まあまあ。でもアイツらよりはマシなんじゃない?運悪ければ生きたまま丸焼きにされて太ももからガブリと……」

 

「助けてほしいも!!今すぐに助けてほしいも!!」

 

というわけで鍵をレーザーブレードで切り裂いてノポン人を取り出す。

 

「よし。あとは脱出するだけ……」

 

「待ってほしいも!!他にも仲間が居るんだも!!その仲間達も一緒に助けてほしいも!!も、もちろん報酬は出すも!!」

 

「お〜。でも仲間の居場所なんて知ってるのか?」

 

「もちろんだも!!この塔みたいな所に全員居るのはわかってるも!!この塔を制圧すればみんな助け出せるも!!」

 

「よ〜し、報酬期待してるからな。ちょっくら暴れるからしっかり後ろに付いて来てくれ」

 

「わかったも!」

 

潜入出来たし、制圧すれば報酬倍額……

 

新しい機体を買えるかも!?

 

「こちら……あ〜こちら隊長。アルト、聞こえるか?」

 

『隊長!?こ、こちらアルト!!その、増援が来て今大勢がそちらに行ってます!!ど、どうしましょうか?撤退致しますか?』

 

「ん〜……敵の数はどうだ?」

 

『数12。マチルポット級が1機居ますが多分それ以上居ますよ!?』

 

「ん〜、まあイケるか。そしたらマチルポット級頼む。すぐに合流するわ」

 

『え!?ちょ』ブッ

 

てなわけで塔の外に12人以上居るのは確定。マチルポットも1機以上。でも3機以上居ないでしょう。

 

「じゃ、やるか。ナツ。隠れながらついてきて」

 

「わかったも!!それじゃあお願いするも!!」

 

てなわけで合図ように遠隔起爆地雷、ターレットを設置。

 

誘き出す為に誰かが倒れたような音を出す。

 

『ナンダ!!』

 

『ダレモイナイ!!侵入者!?』

 

「せいかいだ…よ」

 

カチッカチッ

 

ドバンッ!!

 

起爆スイッチによって地雷が作動する。タレットも動き始め乱雑かつ多量な弾幕を展開する。

 

『ウロタエルナ!!盾ヲダセ!!』

 

『防御ダ!!防御!!』

 

数は24名。最初の攻撃で5名倒したが、対応が早い。少しデカいあのガノスが指揮官のようだ。

 

「だが、お前等より小学生のほうがもっと賢い」

 

走る。いや、尋常な速度な疾走り。疾風が舞う。

 

レーザーブレードの光が残像として舞う。

 

「舞え『ソニックスラッシュ』」

 

言葉と共にブレードが技の予備動作に入る。

 

青く鋭く、速度で伸びた加速度を一気に刀身に乗せる。

 

身体に掛かる全てを刀身に込め、瞬間停止したように身体が止まり、三日月のような円を描く。

 

雑魚敵のガノスが盾と共に宙へ舞う。脚は何が起きたか知らないようで地面に立ったまま内臓をさらけ出していた。

 

『ナッ……!?』

 

「『バックスラッシュ』」

 

残った一人を似たようなゲームのマネで技をやってみた。意外といけるもんで飛距離が長くなった気がする。創造って大事。

 

「よし、行こうか」

 

「あ、…あわわ………」

 

「置いてくぞ〜?」

 

「ま、待ってだも!!一人で置いていかれたくないも!!」

 

血腥い所から出て下へ降りていくとノポン人が全員揃ったらしく、ナツ達と共に外へ出た。

 

「アルト〜?居るか〜?」

 

付近は爆発痕やらガノスの死体やらで悲惨。

 

「………ノポン人達。すぐに逃げるんだ」

 

「どういう事だも?誰も居ないんだも」

 

「今………すぐにだ」

 

流石に本気な気配を感じ取ったのかノポン人達が総出で逃げる。

 

俺は真っ直ぐ道を進んでゆく。すると大きな足跡が地面を鳴らしている。

 

マチルポットが1機。アルトが足止め出来ると考えていたが……

 

「この時代にしては早い開発速度だな。ガノスマチルポット級人型機動機。14m級。lb4m23」

 

爆発と共にアルトがこちらへ吹っ飛んで来る。

 

それをお姫様抱っこで受け止め状態を確認する。

 

「こんなになるまでよく頑張ったな。初の任務。ここまでご苦労だった」

 

たぃ……ちょう…………やつは………

 

デカい。途轍もなくデカい3つの顔が一斉にこちらへ向く。口が開き中の歯が白くギラリと威嚇する。

 

その様は狂気染みた笑顔。こちらへとゆっくりと向かってくる様はまるでホラーゲームのラスボスのようだった。

 

実際。このゲームでは中盤のボスとしては最強格の機体だ。何故この時代に居るのかはわからないが、細部がどうも違う所を見るに知っている機体ではないのだろう。

 

「あとは任せろ。心配するな」

 

不安そうなアルトの目が伏せ、呼吸が穏やかになってゆく。

 

まだ無事だった草むらに寝かせ、レーザーブレードを手に悪魔と対峙する。

 

確か名前はバンシーだったか。

 

『BUIGIIIAAAAAA!!!!』

 

「うるせぇよ。死の宣告だとしてもその前に鼓膜が死ぬわ」

 

バンシー。死の宣告。頭部の3つの目からレーザーを放ち、接近戦では鉤爪で周囲を引っ掻き回す厄介なやつだ。

 

しかし、弱点もある。

 

「お前のその構造上。頭部のバランスを取るために機動力は低いだろ?つまり、一撃必殺が入る」

 

元々はアルトの出番だが、ここは隊長としての貫禄を出さないとな。

 

「確実にダメージの入る回避率の一番低い胴体中央。防御力すら突破する会心率のアーツ……」

 

ドラッグ流、会心率アーツの一刀……

 

「『チェストオオオオォォ!!』」

 

叫び声、感情の昂り、会心率アーツ『チェスト』

 

恐らく最もバトル中にうるさいアーツの一つだ。しかし、会心率ダメージの倍率は恐らくアーツ内で4位の高水準。

 

会心率による装甲無効、攻撃倍率。

 

更に弱点攻撃による高火力技を1点に叩き込む。

 

レーザーブレードが敵を真上から斬り伏せるように振りかざす。

 

 

スパンッ!!

 

 

心地よい音と共にバンシーは切開かれる。

 

2つの頭が驚愕したかのように切断面を見て、そして目から光を失った。

 

中央の頭は吠えた顔のまま地面へと倒れ、土煙に身を包まれた。

 

「まあ、こんなもんだろう。アルト、これがお前の目指すべき崖だ」

 

目が吸い込まれるような感覚だった。

 

あまりに美しい所作に身体の全ての感覚が視覚に集中して、脳が沸騰しそうなほどに興奮して。

 

多分、この時が隊長という存在の光が見えた瞬間だった。

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