サオリ「転生したら先生だった」   作:バニタスパスタのダム

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総力戦ゴズは助っ人のワカモネキのおかげでクリアできました。

ハフバサオリもつよつよだよなヨースターぁ!?!?

それはそれとてアリウスBDの使い道を提供してくれるのは本当に神です。すき。姫のウェディングドレスとか実装して♡サオリとペアで♡(強欲)


シッテムの箱

 

「ぜぃ、はぁ……あーもう、七神行政官……ほんっと……はぁ、腹立つぅ!!!」

 

備え付けられているベンチに、ユウカはドカンと倒れ込んだ。

 

「あはは……まさか私たちとは別ルートで、先に到着していたとは……でも私ももう、ちょっと……」

 

隣にチナツが腰を下ろす。

ハスミも、相当疲れていたらしく、背負っていたスナイパーライフルを床に置いた。

 

 

「皆さーん、とりあえず飲み物、これで良いですか?」

 

スズミは自動販売機で、ペットボトルに入った水を取ってきていた。キンキンに冷えた飲み物が、少し制服を濡らしたが、過激すぎる運動を終えた後には、ちょうど良かった。手渡せば皆、蓋を開けて飲み始める。

 

「ん、んっ……ぷっはー……あ、ありがとうございます……」

「生き返る〜!……ほら、守月さんも座って座って!」

「あ、それじゃあお言葉に甘えて……」

 

ちょこんとスズミがユウカの隣に座ったは良いが、そこから沈黙が続く。

一緒に死線を潜り、チームを組んではいたが、所詮他校、そして何も関わりのない4人たちだ。話題がつき、熱も冷めて仕舞えば、とりわけ話すことなどはないのだ。

 

「……」

「……」

「……」

「……」

 

気まずい雰囲気が流れる中、ハスミだけが、ずっと顰めっ面のままだ。

 

「あ、あの……やっぱり私……」

「……?どうか、しましたか?」

 

チナツが立ち上がり、ポシェットをゴソゴソと漁る。財布から小銭を数個取り出して、スズミに押し付けた。

 

「す、少しお手洗いに行ってきますね!!!」

「え、ちょっと、チナツさんっ!?チナツさん!?!?」

 

そのまま廊下の方へ駆け出して行ったチナツ。少しの間茫然としていたスズミだったが、すぐに我に帰り、立ち上がる。

 

「私、少し様子を見てきますね」

「う、うん……」

 

先に行ったチナツの背を追って走って行ったスズミ。あまりにも不自然な行動に、ユウカはまた首を捻る。こうなれば、状況を打破するために、自分も動くべきだろう。

 

 

「ねえ、ハスミさん……なにか、気になることでもあるの?」

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

その頃のサオリはというと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(パスワード………ってなんだ!?!?知らないぞ!?!?)

 

 

大変混乱していた。

 

 

(いや、でもこれを思い出せなければ、色々困るらしいし……)

 

その通り。サオリは知る由もないだろうが、ゲヘナの終わってる治安が更にオワオワリになったり、ミレニアムの予算が横領されたり、トリニティに裏切り者が紛れ込んだり……それはもう大変なのだ。

 

しかし、なんか謎の鬼畜メガネから託されたタブレットを起動するパスワードなんて、知る由はないのだ。

まして、謎列車で自分の罪を懺悔されて責任についての話なんて、全くもって記憶にない。

 

 

「……」

 

 

「………………」

 

 

「……………………っ!」

 

 

その時、サオリに電流が走った。

ざっくり言うと今の状況は、「このタブレットが壊れているから、色々困っている」だ。つまり……

 

 

 

 

 

 

 

 

______【壊れた機械は叩いて直す】。

 

 

 

 

 

 

 

 

「フンッ!!!!」

 

「いっっだぁっ!?!?」

 

 

 

「……驚いた、まさか本当に起動するとは……」

 

 

机に思いっきりぶつけたタブレットには、高校と青いライトが灯っている。

やがて、奇跡的に無傷だった液晶に、水浸しの教室が映し出される。茶色の髪の少女が、頭を抱えてうずくまっている。しきりに足をばたつかせ、痛みに悶えていた。

 

 

「あーもう、っ〜、あー痛い、最悪……普通こんなことする?おばあちゃんじゃないんだから……ほんっとあり得ない……」

 

 

 

 

「えーっと……まって、取説トリセツ……絵ばっかりで見ずらい……」

 

「……」

 

 

画面越しに少女は、服装を正し、死んだ目でこちらを見ている。サオリの姿が、見えているかすら怪しいほどの、焦点の合わなさ。どこを見たら良いのかわからず、視線を彷徨わせているようにも見えた。

 

 

「あー、あー……えーと、《ようこそ、先生。私はこのシッテムの箱の管理者であり、メインOSの》…………」

 

「ミサキ……どうして、いや、そもそもどうやって……?」

 

 

「《戒野ミサキでーす。きゃぴっ。これから先生を補佐するよっ》」

「……み、ミサキ……?」

 

 

棒読みで、何か紙のようなものを読み上げる少女。こちらの声が届いていないのかと、錯覚するほどだった。

 

 

「…………」

「《先生の秘書のようなものです!これから私も精一杯サポートしますので、生徒の皆さんと一緒に______》」

「……やっぱり、ミサキだな」

 

 

サオリは無表情のままタブレット……シッテムの箱を持ち上げる。

 

 

 

「どう言う経緯でこうなったかは知らないが……」

 

「えっちょっと待って、なんで揺れてるの。ほんとに待って外で何が……ヒッ……っ!?え、り、リーダー!?なんで、え!?なんで……!?」

 

「どうやらミサキをこのこじんまりとした箱に押し込めたクズがいるらしいな」

 

「さっきのクソ恥ずかしい台本、リーダーに全部聞かれた……!?!?いや、その前に、待って!ほんとに、ねえ、何するつもり!?!?」

 

「はは。決まってるだろ?」

 

 

 

サオリの顔は、ミサキが今まで見たことがないほど、清々しかった。

今まで見たことがないからこそ、尚更恐ろしかった。未知は、恐怖である。

 

 

 

「今からこれを壊して出してやるからな!!!」

 

「やめてぇえええええ!!!」

 

 

 




感想で質問来てましたけど、たいした事ないかつ、それなりに重要()なので、こっちで答えておきます。

Q.なしてワカモ姐さん別世界の記憶保持してんの?

A.え、何それ知らん……怖ぁ……


作中設定に沿うなら、こうとしか答えようがございません。思慮の浅い投稿主ですまない……

メタ的な話も含めてすると、ブルアカのチュートリアル選択肢で、ワカモとの会話に、「リセマラしてる人用」と思われるセリフがあった______ってところが出典です。
詳しくは書けませんが、ざっくり「前にもあった事ない?私たち?」的な内容です。それ関連で、色々()ございまして、今に至ります。気力が尽きなかったら書く……かも。

毎度になりますが、誤字報告ありがとうございます〜
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