イリヤスフィールにされました...えっ?精霊はルビーでは? 作:古明地こいしさん
イリヤside
うぅ...ここがどこかわかんないし、帰る家もないよぅ...そして無一文
「ルビー、これからどうしよっか」
私の頭だけじゃ考えつかないためルビーに助言をもらおうとする....も
『うーん、路上ライブならぬ、路上コスプレ会でもします?投げ銭してくれる方がいるかもしれませんよ?』
「その前に警察に補導されると思うよ」
流石の私でもそれは分かる。困ったなぁ、ん?公園...
私はブランコに座りこぐ、ゆらりゆらりと前後に揺れる
まるで振り子のように、ペンデュラムのように
「はぁ、どうしようかなぁ」
子供となった私にできる事は限られてくる
そしてこのままいけば補導されて戸籍も何も無い私は施設いきだろう
別に施設に行くのは構わないんだけど、ルビーがいるから動きづらい
「君、ここでなにしてるんだ?」
俯いていたため声がかけられたのに驚きビクッと肩を震わせる
声をかけてきた相手を見ると男の人だった
見た目的に高校生?
「普通にブランコこいでるだけですよ?」
「そうか...隣、いいか?」
ん、と返してお兄さんが隣のブランコに座る
なんでこの人は話しかけて来たんだろ?私の見た目からしたら下手したら不審者で一発補導なんだけど
お兄さんはしばらく黙ったまま何も話さない
これ、逃げてもいいかな?
「君、名前は?俺は五河士道だ」
ふぇ...名前聞かれちゃったよぅ。一番答えにくい質問なんだけど...
ここは名乗るべき...なのかな?でもイリヤの姿してるけどイリヤじゃないし
『ここは普通にイリヤさんの名前を答えた方がいいと思いますよ(ボソッ)』
ルビーが言うならそうしようかな
「イリヤ、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンです。長いからイリヤでお願いします」
自己紹介はイリヤの鉄板のセリフ、だけどなんか複雑な気持ち
「よろしく、イリヤ」
「こちらこそ?」
この人、何がしたいんだろ?ロリコンなのかな?でも私、確かだけど元男だし男に言い寄られても困るよぅ。ルビーは...
『...』
黙ったまま...うーん?どうしよう、ルビーの手助けが無い以上私だけでこの人の相手をしないといけないようだけど...
『イリヤさん(仮)彼の耳を見てください(ボソッ)』
耳?チラッと見るが別に怪我とかそういうのはしてな...あっ...なんかワイヤレスイヤホンみたいなのつけてる...
『恐らく我々に接触したのは偶然ではなく狙ったものでしょう。今回も逃げの一手が良いかと(ボソッ)』
何度逃げれば私はゴールにたどり着くんだろ
とりあえず誤魔化してこの場を後にしよう
「そ、それじゃあそろそろ帰りますね!ママとパパが心配してるかもなので!」
うん。ママとかパパとかいないよ?血縁関係の人なんてこの世に一切いない
でも逃げるしかないからこれが1番子供らしいセリフだ
「えっ、ちょっと待って」
「それじゃあサヨナラ!シドーさん!」
私は全力ダッシュで公園から逃げ出した
「....行っちゃった」
ポツンと残された士道はそう呟くのだった
逃げるイリヤ(仮)
さて...ホントに無一文かつ戸籍無くて平日に外出歩いてると補導されるな...
そして呼び方が十香と同じなのは...というかそもそもイリヤの人の呼び方がカタカナ表記なので必然的にこうなるかと...
あと完全に士道がアウトな件について...
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