【AA注意】キリト達は霧の街から脱出したいようです   作:大山鳴動

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第九話「歓待」

第九話「歓待」

 

 

 

 

 

 

▼【明かりの灯る館】

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▽鉄柵に囲われた大きな庭園の向こうに、館が見える

その窓には明かりが灯っており、人の気配もする

此処が【明かりの灯る館】だろう

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キリト:此処……かな?

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いろは:確か、裏口から入るようにって言われたっけ?

 

▽館の裏側にまわると、小さな扉があった

扉の横には呼び鈴があり、立て札に何か書かれている

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三日月:……「用がある方は呼び鈴をどうぞ ただし、死を覚悟のうえで」だって

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イレイナ:……あっ、罠ありますね

呼び鈴や扉に手をかけると作動するみたいです

 

▽探索判定……6ゾロ! 自動成功!

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キリト:怖…

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いろは:呼び鈴の裏に鍵穴があるから、それを開けて使用人が来るまで待ってる……だよね?

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▽〈館の鍵〉を使い慎重に鍵を回すと、しばらくして扉が開き使用人らしき人が出てきた

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使用人:……鍵をお持ちの方ですか、どうぞ此方へ──以上

 

▽使用人はあなた方に一礼し、館の中へと案内します

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キリト:……ど、どうする?

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イレイナ:今さら怖じ気づくとかアホですかっ?

ここまで来たら行くしかないでしょう

 

▽★獲得

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▽館に入ると、大きなテーブルのある部屋へ通された

どうやら食堂のようだ

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使用人:……手前の席へおかけください、直に主も到着します

お食事もご用意しますので、暫しお待ちください──以上

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キリト:しょ…食事すか…?

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使用人:……何を懸念されているか推察します

お食事に"人族の肉などは使用していません"

当主も"今はもう"好まれてはいませんので、ご安心ください──以上

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キリト:あ、いや…そういうことじゃなくて……いやそれもちょっと心配だったけど…

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イレイナ:キリト、もう腹をくくって流されましょう

とりあえず害意は無さそうですし…

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▽あなた達が席につき、しばらくすると

館の主らしき人物がやって来て席に座ります

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イレイナ:(…なるほど、ラミアですか

人族の召使いが多いのはそういう…)

 

*「ラミア」……美しい女性の姿をした下半身が蛇の蛮族

変化により完全に人間に擬態でき、中位レベルの魔法を多数扱える高等蛮族

定期的に人間の血を吸わなければ餓死してしまうため、人族の領域に隠れ住むものもいる

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清姫:私は清姫、この館の主です

ここにお客様を御迎えするのは随分久しくなります…

 

▽そういって手を叩くと使用人達が食事を運んで来て、テーブルに見るからに上等な料理が並べられる

 

清姫:大したおもてなしはできませんが、まずは共に食事にいたしましょう

その後、ゆっくりとお話しをしたく思います

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三日月:(ヒョイ…パク)……あ、美味しい

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イレイナ:何してるんですか!? こういうのは挨拶をするか家主側が手をつけてから頂くものでしょう!

 

三日月:え…ごめん?

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清姫:ふふ…構いませんよ、それにお口に合ったようで何よりです

では、頂きましょう

 

▽清姫とともに、料理に舌鼓をうった

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清姫:……それで、あなた方は此方へどのような御用で?

 

▽食事を終えた後、早速と清姫から話を切り出してきた

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キリト:え? いや、貴女の所の執事とかいう人に誘われて……なんか、腕のたつ人を探してるって…

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清姫:ああ、セバスチャンですね

ええはい、実はあなた方に頼みたいことがありまして

私の奴隷の1人が、【黒の丘】という場所へ向かったまま帰って来ないのです…

彼を探して連れ戻してくれませんか?

もし受けてくださるなら、相応の支援と報酬を用意いたしましょう

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いろは:人探しですか?

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三日月:【黒の丘】ってどこ?

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清姫:こちらですね、少々遠いかもしれませんが安全なルートもありますので

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イレイナ:ちなみに報酬などはいかほど?

 

キリト:…いきなり不躾過ぎないか?

 

イレイナ:失礼、冒険者時代の癖で

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清姫:報酬ですか…相場などはよくわかりませんが、お一人500Gでいかがです?

その他、私どもにできることならばなんなりと…

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キリト:例えば、この街から出る方法とか…?

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清姫:……それをお聞きになるということは、あなた方は霧の街からの脱出を計っている…ということですか?

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いろは:は…はい、そうなります……

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清姫:……でしたら、私も協力できるかもしれません

まあ何より、此方の頼みを受けてくれるのならばですが……

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イレイナ:内容としてもただの人探しですし、受けて良いと思いますよ

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キリト:だな、脱出の手がかりも掴めそうだ

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清姫:ありがとうございます

探している奴隷は立香(リツカ)という人間の男性です

なんとか無事に見つけて来てください

それまでこの屋敷を拠点に寝泊まりに使ってもらってもかまいません

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三日月:ちなみにいつ頃から帰ってないの?

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清姫:3日ほど前からですね

距離もありますけど、とうに帰ってきていいくらいですから…心配でして

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キリト:……もし見つけられなかったり、見つけても手遅れだったりしたら…

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清姫:………その時は申し訳ありませんが、報酬や協力の件は無かったことに…

ですが、それであなた方を責めたりはしません、彼もこの街を歩く危険をわかった上でしょうから……

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使用人:……っと気丈に振る舞っておりますが、リツカ様は清姫様の恋人でありますので、現在とても気が気でない状態です

なるべく無事に速やかな帰還が望ましいと進言します──以上

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清姫:武蔵さんっ!!

 

武蔵:失礼──以上

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イレイナ:あーはいはいなるほどぉ…()

ともかくリツカという方を捜して連れてくればいいんですね

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清姫:ええ! もうこの際、恥を忍んでお願いいたします!

どうかあの人を見つけてきてください!

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いろは:うん、ちょっとやる気出てきたっ

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三日月:というかそこまで心配なら自分で探さない?

 

セバスチャン:それがなかなか難しいことでしてねぇ…

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三日月:……執事の人

 

セバスチャン:清姫様はこの街でも有数の権威ある上位蛮族ですからね、そう簡単に出歩くわけにもいかないんですよ

ましてや奴隷1人の為にのうのう自分の足で探し回るなど、他の上位蛮族に知られれば弱味を与えることになりかねませんし…

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キリト:まあ事情は分かったよ

じゃあまだ日もあるし、早速行動するか

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清姫:よろしくお願いしますね

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武蔵:吉報をお待ちしています──以上

 

▽★獲得

 

▽ミッション『リツカを探して』発生

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to be continued…

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