【AA注意】キリト達は霧の街から脱出したいようです   作:大山鳴動

20 / 25
第十二話「奴隷契約」

第十二話「奴隷契約」

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

イレイナ:…おはようございます、昨夜はお楽しみでしたね(定型文)

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:ええ、おはようございます…♪(ツヤツヤ)

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

リツカ:(チーン…)

─────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

三日月:……で、みんな集まったけど

話しって何?

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:はい、話しというか提案なのですが……

皆さん、私の奴隷になりませんか?

 

一同:はい???

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

イレイナ:……詳しく伺っても?

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:…私達は、近々この街を出ようと考えています

 

一同:待って???

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

三日月:……あんた蛮族でしょ? 街から出るってどういうこと?

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:端的に申し上げますと、嫌気が差したんですよ……この街に

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:……私も以前までは他の蛮族(バルバロス)と同じように、人をただの道具か食料としてしか見ていませんでした

ですがリツカと出会い、人の心の在り方、優しさや強さ、愛するということを知りました

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:──そしてそれを理解していくと同時に、この街の(いびつ)さを知り……醜さを感じるようになっていきました

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:それに、最近になって街に不穏な空気を感じます

セバスチャンや使用人から方々で情報を集めたところ、どうやらそう遠くなく人族がこの街へ侵攻してくるかもしれないと、私は結論付けました

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

イレイナ:ああ~~……、その推測はだいぶ的を獲ていますね

実際ここから南にある"カシュカーン"、"ダーレスブルグ"という人族の街では、近くこの霧の街を含めた北への大規模な侵攻作戦が行われるのではないかと密かに噂になっています

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

イレイナ:加えて、更に南にある大国、城塞国家"ルキスラ帝国"の今代皇帝は大変な野心家らしく

ダーレスブルグと連盟を結び、北への侵攻にも積極的に動いているという話しです

おそらくそう遠くない未来に、この街にも攻めてくるかもしれませんね

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

キリト:初耳だぞ、そんなこと……

 

イレイナ:言う必要もありませんでしたし、言って何ができるわけでもないですから…

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:…あなたは街の外からいらした方なのですね

そしてやはり、このままこの街で過ごしていて、私とリツカの平穏な日々は望むべくもない……

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:元から私、争いは好みませんし……まして"戦争"など真っ平(まっぴら)御免ですっ

私はただリツカと静かに暮らしたいだけ……そのためにも、この街から抜け出さねばなりません

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

キリト:蛮族のあんたなら、自由に外に出入りできるんじゃないのか?

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

セバスチャン:意外といいますか、結構その辺り厳しいんですよ?

たとえ上位蛮族といえど、人族を外に逃がすようなことをすれば反逆の意思有りと刑の対象にされますし

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:なので私達全員が逃げるためには相応の脱出路を使う必要があります

そして私は、そのルートの1つにあたりをつけています

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

キリト:……本当かっ?

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:ええ、ですが現状そのルートを通るにあたり、問題要素がいくつも有ります

それを解決していただくため、あなた方の力を借りたいのです

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

いろは:……私たちは何をすればいいの?

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:まあ、お使いや捜索など様々ですね

街の方々を練り歩くことになると思うので、身分の証明に私の奴隷として首輪をつけた方がいいと思い先ほど提案しました

これを着けていれば、上位蛮族の所有物として扱われるので"安易に蛮族に襲われなくなるなります"から

首輪はいずれ街から出る目処がたった時に外してあげます

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

イレイナ:聞いてる限りはこの街で活動する上で着けておいて損はないですね

……他者に…それも蛮族に自分の生殺与奪を握られるという一点を除けば

 

*「奴隷の首輪」……霧の街で奴隷階級に着けられる首輪

首輪は登録された主人の操作一つで伸縮し、装備者の首を絞めねじ切り殺すこともできる

取り外すには専用の鍵が必要

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:……はい、なので強制はしません

奴隷になるかはあなた方の判断に任せます

それでなくとも依頼を受けてくれるなら相応の協力をしますよ?

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

キリト:………

 

◇【1d6:3】

①②着けない

③④⑤⑥着ける

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

キリト:まああんたは蛮族だけど、信用はできそうだしな

なってやろうじゃねーか、奴隷ってやつに

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

いろは:うん、皆で一緒に脱出しよう!

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

三日月:……(首輪を着ける)

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

イレイナ:リスクとリターン、それと機会からして断る方が損でしょうしね

……あくまで貴女方の信用ありきですが

 

▽清姫から〈奴隷の首輪〉を貰い、身に付けた

 

▽清姫がキーパーになった

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:…賢明な判断、ありがとうございます

脱出経路についてですが、私達は"運河"を使おうとしています

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

キリト:……確か"翡翠の塔"の周りの?

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:正確には翡翠の塔周辺から"湖"へと続く運河ですね、運河を渡り湖に出て脱出を目指しています

ただ運河を渡るには〈運河通行証〉が必要ですし、湖に出るためには"運河の水門"を開けなければなりません…

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

三日月:(……ん? "水門"?)

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:水門を開けるには開閉コードが必要らしく、これもまだ詳しく調べられていません…

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

イレイナ:方々は分かっていても、無い無い尽くしですね

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:いえ、〈運河通行証〉に関してはアテが無いとも言えないんですが…

……そうですね、あなた方も必要になるでしょうし"あの子"の所を紹介しておきましょう

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

いろは:……"あの子"って?

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:ナナチという"名誉蛮族"の商人が居まして、この街でも珍しく日用品から武器防具、珍しいマジックアイテムまで幅広く取り扱っていて、尚且つ品質もいいので私どももよく利用しているんですよ

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

イレイナ:ほう、マジックアイテムですか?

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

三日月:……"名誉蛮族"?

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:霧の街や蛮族勢力に大きく貢献した人族が、その功績を"翠将"マダラや上位蛮族に認められて、"上位蛮族相当の権力"を霧の街で持てるようになった人族のことです

ナナチはこの街で蛮族勢力と大きな取引をしてその地位を築いたそうです

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

キリト:そんなヤツがいるのか…

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:ナナチは【三色の天幕】という場所でいつも商いをしています

ちょうど便りを出そうと思っていたので、あなた方に配達をお願いしましょう

─────────────────────

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

キリト:立地神かよ、これならランダムイベント踏まずにいけるな(メタ)

─────────────────────

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

清姫:…一応、"赤の天幕には入らないほうがいい"とは言っておきますね?

 

▽清姫から〈清姫の手紙〉を預かった、【三色の天幕】にいるらしいナナチへ届けよう

─────────────────────

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

to be continued…

─────────────────────

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。