Pilot in WARFRAME 戦器の英雄   作:Maitz.

1 / 7
WARFRAME x Titaifall2 の二次創作、始めさせていただきます。
もっとプレイヤー増えろ。

0話は初見向けにねじ込んだ説明回なので、飛ばしても大丈夫です。多分。
細かい話はあとがきに書きます。未来の私がんばれ。




>


0_ 「秘められし英雄伝説」 (説明回)

 宇宙の何処か。太陽系と呼ばれる惑星群。

 

 惑星付近に浮かぶ『リレー』と呼ばれる宇宙拠点。

『テンノ』勢力に与する者たちの交流の場であり、様々なシンジケートや商人が支店を置いている。

 

 

「なあ聞いてくれよ。この前新しい"WARFRAME"の話を聞いたんだ」

「またかぁ?お前本当にテンノの話好きだな」

 

 メイン区画から離れた端の端、駐在員たちが集まるバーで2人の男が管を巻いていた。

 

「いーじゃねえか!」

 背の高い男がすっかり赤くなった顔で、あおったジョッキをドンと置く。だいぶ酔っ払っている様子に、同席の肩幅が広い男も呆れ顔だ。

 

「古の大戦の英雄にして、二大勢力を相手取れる凄腕の傭兵集団だぞぉ!輝かしき古代帝国『オロキン帝国』、その遺産たる超兵器"WARFRAME"を操り、一度戦場に出れば何者も敵わない無双の戦士だぞぉ!男なら、現代に活躍する英雄に心惹かれるもんだろ、なあ!」

「わかったわかった。ほら飲んで落ち着け、な?」

 何度となく聞かされた口上を叫ぶ背の高い男に、新しいジョッキを押し付けて黙らせる。店員や周囲の客にとって、いつもの風景だ。なに、騒いだ分はちょっと高いジョッキ代に変えられている。

 呆れたような反応をした肩幅の広い男だが、別に本気で呆れてはいない。そも、ここで働いている者にテンノが嫌いな者などほぼいない。彼のような英雄へのあこがれでも、どこかで命を救われた恩義でも、儲けの気配がする取引相手でも、皆テンノと関わりたいものがここで働いている。

 そんな彼らには『テンノ』のニュースというのは一番の関心事だ。背の高い男は、どこからともなく『テンノ』のニュースを聞きつけ、酒場で惜しげもなく語りだす。このリレーの隠れた名物であり、ぶっちゃけ表裏問わず多くの注視を向けられる男だった。

 

「それで、どんな話を聞いてきたんだ?」

 肩幅の広い男が言うと、酒場の喧騒が遠のく。カウンター内の店員も、仕事をするふりをしつつ耳をそばだてる。

 

「ああ、なんでも空を飛ぶ"WARFRAME"らしいぜ!」

「空中戦か!空間戦装備ってのは聞くが、単体飛行はそう聞くもんじゃないな」

 又聞きしていた者たちは、一斉に機械翼を背負った姿を思い浮かべる。テンノの空間戦装備は一対の巨大な主翼を備えており、宇宙と惑星大気圏内での飛行能力を持つ。特に宇宙戦用の大型銃をぶん回す彼らは、下手な戦闘機程度なら鎧袖一触と化す。

 引き換えに飛行能力そのものを持つ"WARFRAME"は少ない。もともと"WARFRAME"自体が機動力に優れた兵器であり、設計上の特性も相まって飛行に特化した駆体というのは発現しにくい。

 

「最近入ってきた奴らに聞いたんだ。あらゆる戦場、あらゆる地形を自在に飛び回り、様々な銃火器で敵を食い破る英雄!有名な逸話だと『敵軍の占領地域を相棒とたった2人で駆け回り、対惑星兵器を破壊した』らしい。くぅ~すげえや!」

「へぇ、そいつはとんでもないヒーローだな。生き残ってるなら、ぜひともお近づきになりたいもんだ」

 

 

「おうともさ。お前も話聞いてくると良い!最近こっちに来たシンジケートでな、あいつらこう名乗ってたぜ」

 

――ミリシア・o-SS分隊

 

 

>>>>

 

>>>>

 

>>>>

 

 

 所変わり、リレー内のビジネスエリア。

 多くの組織がテンノや他勢力との交流を求めてひしめき合う場所。その中のせまくるしい部屋の一つが、とあるグループによって購入され、改装作業が行われていた。

 

「そういや、ここの人とパイロットの話をしたら大ウケしてよ。これは情報に期待できるかもな」

「そうとも限らない。ここじゃあ、英雄といえばテンノ・WARFRAMEだからな。俺達はパイロットの手がかりを探してるんだが、いかんせん言い伝えとなると区別がつかない」

 そう話す二人は、ここの構成員。グループが小規模のため実働に出ることもあるが、本来は機械整備などの裏方を担当するメンバーだ。

 部屋の壁には様々な写真やエンブレムがかけられ、作業机の上にもいくつかの銃火器が置かれている。この時代の拠点としてはよくある内装だ。が、置かれているエンブレムや銃はこの地域では見られないものだった。

 

「遥か彼方、フロンティア星系のトップエースにして漂流者。俺達の憧れ。テンノが生きてたんだ、パイロットもどこかで生き残ってるはず」

 そう、彼らもまた英雄に脳を焼かれた者たち。パイロットと呼ばれる者たちの手がかりを、生きた証を求めている集団。

 

「まあ、未だ成果なしだけどな。今度の調査はアタリだといいが」

「今度こそ見つかるって!未発見コールドスリープ装置の緊急信号だろ!間違いない!」

「だと良いがな。緊急となると、ミイラでも出てくるやもしれん」

 近年、伝説と呼ばれたテンノや、伝説に匹敵する逸話を再演するテンノが現れている。古の時代のテンノがコールドスリープから目覚めているのだ。

 もしかしたら、パイロットもその中にいるかも知れない。そんな期待をこめて、彼らは未探索宙域の調査をしていた。

 

 

 

 一隻の宇宙艇が、向かう先。暗礁に隠されたそこには、赤い異形に侵されつつある、遺棄された宇宙船。

 伝説は、ここに蘇った。

WARFRAMEは表記ぶれが多いですが、原作名としてはどれが自然に感じますか?

  • WARFRAME
  • WarFrame
  • warframe
  • Warframe
  • ウォーフレーム
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。