Pilot in WARFRAME 戦器の英雄 作:Maitz.
ただ現状の作風だと、だいぶ後になりそうなのですね。
更新停止しないようにだけ気をつけます。
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「俺は、いったい、誰なんだ?」
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《パイロット、大丈夫ですか?バイタルが不安定です》
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いしきが、もうろうとする。
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《パイロット、気を確かに!このままでは生存確率が大幅に低下します!》
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からだが、いうことをきかない。
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《救難信号を再発信。パイロット、今は身を隠して!生き残ってください!》
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からだをひきずる。そうしなければいけない、から?
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《パイロットの行動効率低下。周辺施設を掌握、敵勢力を妨害。パイロット、気を強く持って!》
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こえがうるさい。さっきから、だれをよんでいるんだ?
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《パイロット、敵が接近しています!もう少しだけ持ちこたえて!》
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おれのてき?
「G.u...aa.a..!」
獣の咆哮がどこかくぐもって聞こえる。呆然としながら目を向けた先に、何体もの四足獣がいる。
あれが敵。銃を撃てば倒せる。俺が銃を撃つのはなぜ?だって俺はミリシアのパイロットで、IMCの搾取に立ち向かうために銃を取り必死に訓練して。フロンティアのみんなを守るために立ち向かう兵士となった。
自分はパイロットなのか?じぶんはシミュラクラム、自分のことを"パイロット"ブレイドだと思いこんでいるだけの機械じゃないのか?あんな機械はミリシアじゃもちろん、IMCでも見たことはない。
何もわからない。自分の中にある『パイロット』の記憶と、自分である謎のシミュラクラム・ボディは何もかも食い違っている。自分とはいったい何であるのか、その答えが空っぽになった身体は、本当に中身が入ってないのと同じで動いてくれない。
そんなことを考えているうちに、眼の前まで敵が迫っていた。鎧の装甲をえぐり取り、やがて命を食い殺す爪牙が迫ってくる。どうやら危機が迫っている、らしい。眼の前の誰でもない抜け殻を蹴散らそうとしている。
死を目の前にして、驚くほど何の感情も浮かんでこなかった。自分を破壊されるという恐怖は、自分を全く見失った者には起こり得ない。ただの事実、起こり得る出来事として死をみつめている。
その時。銃声が響き、獣が吹き飛ばされた。
《パイロットと友軍の合流に成功》
凶暴な異常生物と向かい合っている自分。その横合いから放たれた銃撃が、迫っていた敵を次々と撃ち抜いて無力化していく。最初の一発が鳴り響き、二発、三発と放たれる毎に次弾までの感覚が短くなっていく。ついには叩きつける豪雨のように、フルオート顔負けに連射される銃撃。
ぼんやりとした頭に、ああこれはディヴォーションの発射形式に似ているな。などという思考が浮かんだ。敵がいることも忘れて、銃声が鳴る方向に顔を向ける。同時に鳴り響いていた射撃は止まり、視界の端のレーダーから敵表示は消えていた。
目に入ったのは、二丁拳銃を構えた鎧。パイロットの容姿ではない。外見ですぐ目につくのは、黄色いターバンを巻いたようなヘルメット。硬質な装甲板と思しき軽装を纏い、金属質ではなく生体・有機体のようなパーツがところどころにあしらわれている。身につけた武器装備も、一つの例外を除いて見覚えのないデザインだ。
そう、自分の鎧だ。大まかな外見は違えども、素材や細かいデザインにおいて自分と眼の前の鎧は似通っている。それはつまり、2つの鎧装備が同じ技術体系・製造手法によって生み出されていることを示す。
果たして、この鎧は何なのだろうか?やはりIMCの実験兵器なのか?ミリシアの調達した新兵器だったりするのか?そうならいい。いや良いわけでは全く無いのだが、"理解の範疇"ではある。先程の考えは一時の気の迷いで済むだけのはなしだ。 だが、もし、そうではないとしたら。先程の考え通り、"パイロット"が異物だとしたら。
眼の前に立つ、レーダー上は味方である相手。二丁拳銃を腕にマウントして、あたりを見回した後こちらに歩み寄ってくる。お前は誰だ?味方なのか?"パイロット"なのか?疑念が頭を埋め尽くす中、相手が口をひらく。
「無事だったか?今助ける」
「ああ。……あんた、誰だ?」
相手がこちらの手を取ると"Recovery"の表示が跳ね、程なくシステムが再起動する。視界にあった死んでいたウィンドウがいくつか修復・起動する。その中に人体保護機能もあったのか、少しだけ思考がクリアになり、倦怠感も抑え込まれた。
味方なのは間違いない、と思う。安心感からか、つい思ったことが口をつく。自分と相手が同類ならば、これらはなにものなのか。
「"テンノ"のキリ。救難信号を受けて来た。……こちらからも一つ聞きたいことがある」
相手が名乗った名前は、知らない名称だった。自分の記憶は、自分ではなかった。
諦めかけたまま、返事も返せずにいた。だから、
「あなたは、パイロット?」
待ち望んでいたその単語に、
「そうだ、俺はパイロットだ。パイロットなんだ!」
すがりつくように叫んだ。
それが罠でもなんでも構わなかった。自分はパイロットであるかもしれない。自分がパイロットであることは正しい。そのアイデンティティだけはなんとしても、すがりついてでも壊されたくなかった。
果たして。
「そうか。……本物の、パイロット」
その答えを、頷くように聞いていた相手は答えた。
「僭越ながら。 ようこそorigin
ここに帰還はなされた。
今回のwarframe。
ttps://www.youtube.com/watch?v=29nFicujxn4
自分でも読みにくいかもとは思う。
緩めのプロットから、手癖で文章書いてるからですね。
文章の書き方で、ここ直したほうがいいよとかあったら、DMか活動報告(まだない)に投げてもらえると助かります。
WARFRAMEは表記ぶれが多いですが、原作名としてはどれが自然に感じますか?
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WARFRAME
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WarFrame
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warframe
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Warframe
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ウォーフレーム