難産でしたよ…水着回ってほんとにこれでいいんだっけ…?
AZKiさん、ソロライブお疲れ様でした。
湊あくあさん、楽しい時間をありがとう。
※1/23 誤字報告ありがとうございます!
昨日の夜にAZKiさんから電話がきた後、Aさんからも電話がきまして。
『エルさん、しばらく休みにしときましたよ』
「…私の選択権は?」
『ありませんね…というか、エルさんはそろそろ有給を使ってください。前回使ったのもだいぶ前で……』
そんなこんなでお休みです。
おそらくAZKiさんが根回しでもしたんでしょう。わざわざここまでするとは…逆に申し訳なくなる。そんなに私を海に連れていきたいのか。
月曜の夜に来た電話であらかたの事は聞かされた。
なんでもホロメンみんなで海に行くんだとか。そして私はスタッフとして付き添い(という体)で来てほしいんだとか。Aさんに春先さんも来るそうで。
うん…私要る? 2人がいるなら大丈夫な気もするんだけど。あとぶっちゃけめんど……いきたくn……今のところ私が行かなければならない理由が存在しない。
…いやあるにはあるよ?推しの水着姿を生かつ
とにかく嫌って訳ではないんだよ? 出不精な私は家でゆっくりしていたいと言いますか……まあ有給を消費させられるまでされちゃうと行かない選択肢なんてもうすでに存在しないんだけどね…
「…今行きたくないな〜って思ってるでしょ」
「いや別に」メソラシッ
「ふーん…」
「…というか、なんで家まで来たん?」
「あれ、ダメだった?」
「いやダメではないんやけどさ…」
はい。お察しの通りAZKiさんが来ております。
ホロメンがこんな短期間に2回も家に来たとか…信じられるか? 私は信じたくない。なんで先週の私は合鍵渡してしもたんや…サラッと入ってこられてごはん作られててさぁ…おいしいしありがたいからよくはあるんだけどさぁ……嬉しいけど怖い……手料理おいしい……
「来るなら来るって言ってくださいな…」
「えー、連絡したじゃん」
「入った後にしとるんは連絡って言えへんぞ?」
「ふふっ、だよね」
「確信犯かい…」
この人……たまに、というかけっこうな頻度でこういう一面出してくるのがよぉ。まあそれも含めてAZKiさんの魅力なんですけどね。全肯定はオタクの性。
「そういえば、AZKiさんが私の有給使わせたん?」
「うん。えーちゃんから聞いたけど、エルちゃんほとんど有給使ってないんでしょ?」
「……そんなことは…」
「あるよ。私もエルちゃんが有給取って休んでるとこ見たことないもん…ちゃんと休んでるの?」
「…そらもちろん」
というか毎日ホロメンと会っただけで既に元気満タンなんですわ。1日2日の疲れも吹き飛ぶんですわ。やっぱりホロメンからしか得られない栄養素がいい仕事してくれてるんでしょう。今世は魔法が普通にあるからただのプラシーボっていう否定はできない。研究したらお金になるかもね。
まああれだ、つまるところ実質毎日
「……」ジトー…
「……」
「…嘘じゃないよね?」
「もちろん」
「…じゃあいっか。無理しちゃダメだよ?」
「それは重々承知しとりますよ」
いやほんと、働きすぎ疲れすぎはダメ絶対。
セカンドウインドって知ってる?陸上とかで走っててキツかったのが楽になってくるやつ。心拍数とかが安定してきて、つまりは身体が適応して楽になる。
これとは理屈とか違うかもしんないけど、いずれにせよ“ 適応 ”は恐ろしい。『キツかったのが楽になる』ってだけなら悪くないけど、その後に積み重なる疲労に気付けないってのは良くもない。
適度に疲れが感じられて適度に休めるのがいいと思う。でも今世の身体っていろいろ鈍いというか…自分でも思ったより疲れてた、なんてこともあったし気をつけないとね。
そんなことよりなによりも、だ。別に朝ごはん前に凸られたことは問題では…あるけども取り立てて騒ぎ立てるほどのものじゃない。大事なのはAZKiさんが来た理由である。
「じゃあ、そろそろ水着買いに行こっか!」
「……嫌です!!!」
「えー、やっぱりダメ?」
「私は別に泳がないし要らないんですけど…」
「…着ないの?」
「……着ませんよ」
「…せっかくかわいいのに?」
「っ……嫌なもんは嫌で…」
「……」ジーーーーッ
「……」
「海ですねぇ…」
「エルさんなんか燃え尽きてません?」
「気のせいですよぉ…」
ホロメンのみなさんは今日も元気。かくいう私は既に燃え尽きかけている。結局ホロメンの頼みは断れなかったよ…ハハ…
ただ今私は海に来ております。しかもただの海じゃない、谷郷社長による貸し切りビーチである。
さすがにこれはびっくりした。前世からすごい人物ではあったけど、今世じゃさらに磨きがかかってる。前世でも感じたことはあるけど、なんか谷郷社長がやろうと思えばどこまででもできるような気がしてくる。ほんとに何者なんだか…
ホロメンのみなさんは遊びに出ました。ついでにAさんもときのさんに連れられて。
というわけで私は春先さんとパラソル張って休んでます。ホロメンの一部もビーチチェアとパラソルにサングラスでくつろいじゃってます。日差し強すぎ。
今の私は水着…の上にパーカータイプのラッシュガードが1枚。
AZKiさんから水着の上に1枚着ることは許してもらえた……でも水着は着なくちゃならない。なぜ。
部屋着とほぼいっしょじゃねえのかって? いや、なんというか…こう、意識が違う。家だと私しかいないし、見るといってもAZKiさんくらいなもんだし…そもそも人に見せることを想定してない。あくまでも私基準で「楽ならいっか」のテンションなのだ。対して水着は人前で見せるのが前提であって……まあ付き添いとして荷物を見つつパラソルの下でゆっくりしながら写真撮って目に尊さ焼き付けるだけだし…尊死と熱中症とホロメンの体調と盗難に注意してさえいればいいし…上になんか羽織ったら露出とか少なくて済むし……しゃあなし、しゃあなしよ。
「この上着だけは死守しないと…」
「そんなに水着が嫌なんですか」
「なんというか、人にあんまり見られたくないんです。身体も自信ないですし」
「あー……でもなんか意外です」
「え」
「エルさんなんでもサラッとこなしちゃうイメージあったので…人前とかでも表情変えなさそうだな、って思ってました」
「えぇ…」
春先さん、それ多分私の表情筋が死にかけてるせいです。あんまり動かないというか動かせないというか、その癖して動いてほしくない時に動く表情筋でして。人前だと心の中でめっちゃ焦ってます。顔に出にくいってだけですごーく苦手なんです。
「私そんな強い人じゃないですよ」
「そうですかね……けっこうすごいと思いますけど…」
「…そうですか」
「あ、照れてます?」
「っるさいです」プイッ
やめて、そんな目をキラキラさせて見ないで……AZKiさんが私の耳を触りにくる時とおんなじ目をしてるんすよ。その目危険だから。やっぱりオタクは推しに似るんですねぇ…
ちなみに春先さんの水着は若草色のシンプルな三角ビキニ。肌もきれいですし、凝った
ホロメンのみなさんの水着もきれいです。ええ、とても。ホロサマやら配信やらで着ていたような統一デザインの水着ではなく、みなさん思い思いの水着を着てます。色とりどりで見ていて楽しい。
行かなくていいのかって?
いや、遠目から見てるのが楽しいんでしょうよ。というかそもそも楽しんでるところに割って入れるほどのコミュ力も人間性もない。前世から性根は陰キャよりなんで。
そもそも泳いだり遊んだりするとなったら上着を脱がなければならなくなりそうで嫌。別に脱がなくても良さそうではあるけど…私自身濡れた服を着ておくのはあんまり好きじゃないのだよ。
「……」
「あっちばっかり見てますけど、どうしたんですか?」
「推しの水着姿を目に焼きつけておこうかなって」
「わぁ、欲望に忠実だぁ」
「そういう春先さんはいいんですか? AZKiさんの水着姿とか見ておかなくて」
「…ここでゆっくりしてましょうか」
やっぱり推し見てるのが一番幸せっすわ。今のところ平和ですし、このまま上着脱がずに過ごしたいですね…
「春先さん、ジュースとかっていります?」
「あ、ほしいです。ありがとうございます」
「色々ありますけどどれがいいですか?」
「…エールちゃん」
「え」
「AZKiさん⁉︎さっきあそこにいたんじゃ…」
「来ちゃった♪」
「彼氏のバイト先に来た彼女みたいに言わん…ないでください」
「?」
あぶねぇ、危うく春先さんの前で前世口調が出るとこだった…出たからどうってことは無いと思うけど、今世は丁寧語で通してきたから一応ね。
てかほんっとにさぁ……なんで気配消して近づいてくるんよ。一応これでも獣人(もどき)だし、探知には自信ある方なんだけど…感知できずに抜けてくるのほんとうにどうやってるんです? あとサラッと縮地並に高速移動しちゃってるじゃないですか。AZKiさんって普通の人間ですよね…?
ついでに言っておくとAZKiさんの水着は白地に薄桃や赤めの黒やらAZKiさんらしい色合いの入ったホルターネック(で合ってるはず)。前世で見たことがあるような無いような、そんな水着。似合ってます。
「エルちゃん、やっぱりラッシュガードは脱がないつもりなんだね」
「…嫌って言ったのに水着着せたのはAZKiさんですよね?」
「せっかくかわいいのに…」
「もう少し布面積がほしかったんですけど」
「えー」
布面積はどうあれしっかり私の好みに合った色をすすめてくるのがまーた……個人的にはワンピースタイプがよかった。まあ
「…あのー、おふたりの関係って…」
「あ、言ってなかったっけ」
「エルさんからは、ただのスタッフとホロメンとの関係、としか…」
「…エルちゃん?」
「いやだって絶対そうとしか「エルちゃん?」……」
やめてAZKiさん、そんな怖い笑顔見せないで。
…てか、春先さんに関係言って大丈夫なのか? 春先さんってAZKiさんに激重感情抱いてたと思うんですけど…同僚である私がAZKiさんに距離感詰められてるって知って曇ったりしませんよね? いや、春先さんの精神性を疑ってる訳ではないんですけど流石に不安といいますか…ほら、さっきも言いましたけどオタクは推しに似るもんですし、AZKiさんはヤキモチ焼くタイプだって前世で言ってましたし…これほんとに言っていいやつなのか…?
少し虚偽を混ぜてでもあんまし伝えない方が
「エルちゃんと私は幼馴染なんだよ!」ドヤッ
「そうなんですか!?」
AZKiさん???
なんでそんなノータイムで言ってまうんですか。
ほらやっぱり春先さん衝撃受けてもてるやないですか……
「じゃあ、こっちに来たのって…やっぱりエルさんが…」
「…のどかちゃんと仲良さそうにしてたから……取らないでね?」
「あー…それはそれは……(助かる〜!)」
春先さん???
よく聞こえなかったから分かんないんですけど、なんでそんな『新概念助かる〜!』って顔してんですか。
…まあでも、問題はなさそうですね。私と春先さんの間に軋轢が走ることも無さそうですし、春先さんにもAZKiさんとの関係も知っててもらってた方がいいのかもしれませんし…AZKiさんの襲来も悪いことじゃなかったんでしょうか。何はともあれ穏便に終わってなによりですな。ガハハ。
さーて、推しを眺めるのに集中しましょうかね…
「そうだ、のどかちゃんも遊ばない?」
「いいんですか? じゃあエルさんもいっしょに…」
「あ、私はお気になさらず…」
「そんなこと言わずに行きましょうよ〜」グイグイ
ちょっと春先さん???
せっかく春先さんだけAZKiさんに誘われてんですから私のことを気にせずに行っていいんですよ…てかそうして?
私は推しを見ておくのに忙しいのでここにいたいんですけど……あ、待って思ったより力強い…
「…私たちと遊ぶの、嫌なの?」
「…エルさん…」
「それ引き合いに出すのズルないですか?」
AZKiさんの泣き顔というかそれ気味な顔は前も見ましたけど……春先さんのはまだ耐性ついてないんすよ…ホロメンのもまだなんですけど。
「そこまでへこまれると選択肢ないんですけど…あと春先さん、嫌じゃないですよ」
「よかった〜」
「…じゃあ、エルちゃん……上着、脱ごっか♪」
「……え"」
「たしかに…私もエルさんの水着見たいです!」
「ほら、のどかちゃんも言ってるよ?」
……こいつ謀りよった…
春先さんはAZKiさんの私に向ける獲物を見る目を知らないから純度および善意100%でAZKiさんに賛同してくる…となると私に、上着を脱がない…という選択肢はなくなる……
あ、めっちゃ『 計 画 通 り 』って顔してますわ…こいつぁ悪いやっちゃで…
「…」ワクワク
「…」ワクワク
…このわくついとる顔もそっくりやし……ここだけ見れとったら「尊い」でええんやけどなぁ…
side.AZKi
「…わかりましたよ…」
観念した顔でエルちゃんはラッシュガードを脱ぐ。
私はこういう時に見せるエルちゃんの顔が好き。
持ち前の適応力と判断力で覚悟を決めるのは早いけど、まだ少し恥ずかしさが残ってほんのり赤く染まった顔。加えて少しづつ色白の肌が見えていくのはとても扇状的で…クセになる。
のどかちゃんもしっかり見ちゃってる。エルちゃんの魅力が伝わりすぎちゃったかな…
「…ぬ、脱ぎましたけど…」
「……」
「……」
「…なんか言ってもらえません?」
ほんとうにかわいい。
エルちゃんが身につけているのは、フリルのついた肩紐のない黒のオフショルダー。
エルちゃんが選びがちな柄のないシンプルなデザインで、それがエルちゃん自身の容姿の綺麗さを底上げする。下側がタイサイドなのもエルちゃんのもつ不思議な危うさの混じった不安定さ、そこから覗く愛らしさを増していて…無性に紐を解きたくなる。
そして「身体には自信がない」と言っていたのが嘘にしか聞こえないほどの肢体が惜しげもなく晒されている。いつもオーバーサイズのTシャツかスーツしか着ていないうえ、本人が影を使って体型を誤魔化しているからわからないその体型はすばらしいとしか言えない。
恥ずかしさがまた出てきたのか、段々赤みが増していく顔もいい。
あ、じーっと見ちゃってごめんね。エルちゃんがかわいいのが悪いんだよ?
「あのー…」
「……なんでそんなにかわいいんですか!」
「…は?」
「やっぱりもったいないですよ…みなさんにも見せに行きましょう!」キラキラ
「……ムリ、ムリです…!」
「AZKiさんもそう思いませんか?」
「うん、見せないなんてもったいないよね」ニッコリ
もっと恥ずかしがるエルちゃんが見れそうだし。
「AZKiさん……(察し)」
「じゃあ行きましょ〜!」
「…あ、エルちゃん」
「なんですかい…」
「すっごく、かわいいよ♡」ボソッ
「ッ!?………耳元で話すんはあかんって…!」
「ふふっ♪」
ほんっと、かわいいね。
春先のどか
「(AZ×エル助かる〜)」
ただただ助かった人。
エルさんとは同僚という近い位置にいるため、作者としては話を組み立てやすい。
本作ではAZ×エル肯定派でいてもらいます。
獅乃部エル
「…シテ…コロシテ…」
この後めちゃくちゃ(連れ)回された。
前世の容姿は「どちらかといえばよくない寄り」だったため今世でも自信はない。
水着はAZKiに薦められたのもあるが自分の意思が結構入っているのに気づいていない。
かわいい(外道)
AZKi
「〜♪」
かわいいエルさんをいっぱい見れてご満悦。
エルさんにとって自分以外が推しなのは悔しいがエルさんが推し活を楽しんでいるので何も言わない。
正妻ポジの余裕ともいう。
みんな…あず×エルって許してくれてます…?
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許す。もっとやれ
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雑食なんで良いよ
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あずいろの方が好きだなぁ
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いやそこはいろはスだろ
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その他(ご意見あればぜひ)