身体を日差しに焼かれ、目と脳はあずいろの尊さに焼かれ…後者は幸せな痛みですね。
地元の夏祭りに行って書きたくなりました。まだギリギリ滑り込みセーフ…ですよね? まあ書こうとしてた話が上手くいかなかったってのもあるんですが。
アンケートで読んでみたい話を教えてほしいです。決めるのは1、2話挟んでからにはなりますのでご了承を。
そしてキャラがおかしい、壊れすぎなどご意見があればぜひ教えていただけると助かります。ほんとに不安なんです…
※9/12 誤字報告ありがとうございます
海に行った翌日、有給期間も明けて出勤日。なかなかハードなスケジュールだよね。でもしっかり休めたし問題はない。
昨日は連れ回されて大変だった。
イヤって言ったのにAZKiさんめ……まぁ、遊んだのは楽しかったけど…恥ずかしいことの方が勝ってたかな。でも推しの水着を間近で見れたのは幸せだった。尊さと眩しさで死ななかったのは羞恥心のおかげだったのかもしれないと考えて見れば、よかった…のか?
でもあの後AZKiさんがしっかり写真を撮ってたのは許さん。そもそも写真が苦手なのに、重ねて水着を着た状態だぞ? 嫌に決まってんだろおめー、でも断れる訳がねぇんだよ…
「ねえエルちゃん」
「...」
「エルちゃーん」ツンツン
「......」
「エールーちゃーん」ムニー
「むぇ」
こらほっぺ摘むな…っておいサラッと頭に手を伸ばすな!……まったく、油断も隙もない。まあ無視するかたちにした私が悪いけども。
今日は有給休暇期間の最終日、つまり明日から仕事なのだ。
一昨日はAZKiさんに連れ出されて水着を買いに...AZKiさん曰くデ、デート、に行って、昨日は海に行って......そう、私はぜんぜん家でゴロゴロしてないわけですよ。くぉれはねぇ...休日はダラダラ過ごしたい出不精の私としてはちょっといただけない。特にやらなきゃダメなこともないし、今日くらいは厳選したやわらかソファに寝転がってコーヒー牛乳キメながら切り抜きとかアーカイブとか見てたいんやけど...まーたAZKiさんに襲来されてんですわ。
とはいっても今日は朝イチじゃないし、AZKiさんも今回はちゃんと家を出る前に連絡を入れてくれていました。問題は私が今日思いっきりだらけるつもりで遅く起きちゃったってこと。いやさー、休日くらいゆっくり寝かせてよ...別に10時くらいまで寝てたっていいじゃんか...
「すっごくイヤそうだね」
「......内容によっては考えなくもないですけど」
「夏祭り行こうよ!」
「嫌です」
「え〜」
夏祭り...陽キャが着物でワイワイガヤガヤ...それを横目にひとりで屋台飯...いやおいしいけどさ、けっこう楽しいもんだけどさ?……悲しくなるんだよね。「彼女がほしい」とかそういう願望はなかったけど...なんでか無性に悲しくなったんよ。前世は一緒に周るような人もいなかったし、今世はそもそも行ってないし、というか行ってもただ食べて花火見て帰るだけだし。そんなわけで私の夏祭りのイメージはちょっと悪目なところから払拭されてない。
てかそもそも人混みが好きじゃない。
「なーんで好き好んで人混みに突っ込まなくちゃならんのや」
「あー、人混み苦手なんだっけ?」
「あとまともな服がない」
「それはエルちゃんが外に出なさすぎなだけじゃ...」
そう、私は仕事着以外は部屋着の文字Tシャツ数着しか持っていない。
グッズは通販でも買えるし、買い物は仕事帰りにできるしで私が休日に外に出ることはほぼない。ライブに関してはスタッフとして行ける。だから昨日と一昨日が特殊なだけなんだよね。筋肉痛はあったけど治した。こういう時にこの身体の便利さを痛感するよね。
「一昨日みたいに服貸そっか?」
「(精神衛生上)遠慮します」
一昨日はAZKiさんから服を貸りて外出したけど...正直精神的にキツかった。
AZKiさんの服って大体ロングスカートでさ...脚がスースーするのは部屋着から常日頃だしいいんだけどね? 普段はスカートなんて柄じゃないし、やっぱりなれない服装ってのはこっ恥ずかしいもんですわ...それを指摘されると余計に。
しかも若干AZKiさんの匂いというか…一応私の精神には男の心がほんの少しは残っているわけですしオタクなわけですし……流石に変態趣味な思考は持ち合わせてないけどさ。もうやめてほしい、
「似合ってたしかわいかったのに…」
「...」
「どしたの?」
「いや別に」
急に言わんといてよ。いやうれしいけどさ......ちょっとだけ、ちょっとだけね。
「そうだ、浴衣も着ていこうよ」
「…あれ、私行く前提なの?」
「行かないの?」
「……はぁ…」
「また断れなかった…」
「エルさんって基本そうじゃないですか?」
「自分でもわかってるんですけどねぇ…」
あの謎の押しの強さはなんなんだ…配信で見せてる姿とちょっと違くない? そういうギャップも魅力だけどさ…あーそう
断れなかった私は現在holoXのアジトに来ています。秘密結社のアジトの所在地が把握されてるのはどうかと思うけど、それは一旦置いとこう。
目的は風真さんに浴衣を借りること。風真さんが浴衣を人に貸せるほど持っていたのは初めて知った。*1 AZKiさんさぁ…そんなに私に浴衣を着せたいんか。
そして今はAZKiさんが風真さんに着付けをしてもらっているところで、私は鷹嶺さんと談笑中……有給中で1番平和な関わりかもしれない。
「というかごめんなさい、急に押しかけてしまって」
「大丈夫ですよ。もともとAZKi先輩にお願いされてたんです、エルさんの分の浴衣も借りたいって」
「先に頼んどったんかい…」
にゃろめ、私が断れないことを見越しとったか…
普段なら「浴衣の貸し借りしてるあずいろてぇてぇなぁ」で終われたけど、自分が当事者となるとね…なんか間に挟まった申し訳なさというか、いたたまれなさというかなんというか…
「そうだったんですね…」
「…もしかして今日伝えられた感じですか」
「わかります?」
「過去の私と似た顔をしていたので…」スンッ
「あ…(察し)」
ルイ姉の過去…企業勤め……うん、考えちゃダメだね。他人の過去を必要以上に詮索するのはいいことではないもんね。
「できたでござる〜」
「エルちゃん、どうかな?」
尊い。綺麗でかわいい。
白を基調として薄桃色の水仙らしき花模様の浴衣に、柄より濃い桃色の文庫結びにした帯。AZKiさんに水仙…風真さんセンスいい。すごくいい。*2
「とっても綺麗でかわいいです。似合ってますよ」
「ありがと〜♪」
「じゃあ次はエルさんでござるな!」
「…やっぱ着ないとダメなんです?」
「うん、そうだね」
「……」
「…がんばってください」
「…お願いします」
「任せるでござる」
やっぱりAZKiさんから無言の圧を感じた。
AZKiさんってこんな人だったっけ……前世はどうだったかな…うーむ、記憶が曖昧。前世で尊いと思ったカプのことはしっかり覚えてんだけどね。
私の過去視も前世までとなると体力的にキツくなってくるし、この前今世の過去をがんばって視たばっかだし、しばらくはあの眼の奥の痛みはごめんだよ。まぁ知らなきゃ死ぬって訳でもないんだし、気が向いたら視ときますかねぇ…
「この柄、あずきちが選んだんでござるよ〜」
「え”」
AZKiさん…?
いつ選んだんです…こいつぁだいぶ前から謀られとったと見て間違いない。まったく…ここまでするとか、私にそこまで価値があるとは思えんのだが。
疑問を抱きつつ浴衣を見る。
AZKiさんの着ているものと同じ白地に、薄紫の朝顔模様。わざわざ浴衣に合わせた簪まで付けてくるあたりに私を着飾らせようとする意思を感じる。藤の花の揺れもの…いい趣味しやがってよ(褒め言葉)
……まあ、嫌いじゃない。
「…そうですか」
「朝顔とは、慕われてるでござるな〜」*3
「そう、みたいですね…」
「…どうしたんでござるか?」キセキセ
「いえ…こんなに慕われるような覚えがないものですから」
「え!?…てっきりもう付き合ってるのかと…」
最後うまく聞こえんかったな…まあいいか。
てかござるさんも知らんのか。あずいろでけっこう絡んでるし、前世でも尊味溢れてたし、てっきり思い出話的な感じでなにか聞かされてたりするのかと…うーむ、聞けるかなーとも思ってたんだけど、アテがまたひとつ外れてしもうた。AZKiさんとよく絡む人…他に誰がいたっけねぇ……
「知らないんでござるか?」ムスビムスビ
「はい…昔のことはあんまり覚えていないんです」
「ほえー…あずきちからすっごく仲良しだった、とは聞いたけど…」
「えぇ…?」
AZKiさん覚えてんのかい…だったら直接聞くか?
…いや、この慕われ様だとヘラって病みきちになる可能性を否定できない。自分でなんとか探ってくしかないのか…ほんっとなんで私はこんなに好かれてんだ? そこまで大きなことをしでかしたんなら流石の私も覚えてはいるんだけどな…
前に過去視たときはある期間だけがすっぽり抜けて視えた。だいたい…AZKiさんが活動始めるちょっと前くらい。そのあたりだけわかってないんだよね。それより前、区分的に言えば幼少期には理由になりそうなことはなかったと思うし、あるとしたらそこなんだよねぇ…
…まぁ考えても仕方ないか。
「…よし、できたでござるよ!」
「わぁ…ありがとうございます」
…ほんと、AZKiさんは私なんか着飾ってなにが良いんだか。
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side.AZKi
浴衣姿のエルちゃんもかわいい。普段より小さい歩幅でちょこちょこ歩いてくるのが微笑ましいよ。ちなみに晒しじゃなくて影魔法で小さく見せてるらしい。気になって見ちゃってたら聞く前にエルちゃんの方から教えてくれた。
それにしてもいっぱい買ってきたね……あ、飲み物もらっちゃっていいの? ありがと。
こんなに買えるほど時間経ったかな…もしかしてエルちゃん時間止めて買ってたり…してない? …そうだよね。
「…」モグモグ
「もう食べてる…」
「…そら、そのために来るようなもんやし」
「花火は?」
「もちろん見るけど…やっぱ食べたいんよ」モグモグ
「ふーん…」
エルちゃんって思ってるより食べるんだよね。普段はそんなにいっぱい食べてないけど、お祭りとか食べ放題なときとかだといっぱい食べてるイメージ…こんなにいっぱいどこに入るのかな。
そしてエルちゃんが食べている焼きそばはけっこうな速さで消えていく。エルちゃん食べるの早いんだよね。食べ方も汚くないし、口もそんなに大きくないと思うんだけど…
あ、たこ焼き1個もらうね?
「ん、おいしい」
「屋台の食べ物っていつもよりおいしく感じひん?」
「確かに。それはそうかも」
相槌を打ちつつエルちゃんをじっと見る。いつの間にか焼きそばからとうもろこしになってる。
普段はちょっと近づきがたいようなそれでいて頼りがいのあるような、物腰が柔らかいのもあって、優しいお姉さんみたいな雰囲気。でもご飯を食べてるとき…とくにおいしいものを一生懸命食べてるエルちゃんは小動物というか、末っ子みたいな感じがする。ぼたんちゃんもそうだし、ライオンの人ってみんなそうなのかも……また調べてみようかな。
エルちゃん、いっぱい食べれて幸せそう。口角がほんの少しだけ上がってて、すごーく微妙な変化ではあるけど纏う雰囲気はけっこう変わってみえる。エルちゃん他人の視線に無頓着だから気づいてないみたいだけど、男の人とかけっこうチラチラ見てるみたいだよ?
エルちゃんって間合いに入れちゃうととことん甘くしちゃうからなー…しかもかわいいし。それなのに警戒心も薄めで部屋着もあんなので無防備だし……
…牽制、しとこうかな。
「エルちゃん、一口ちょーうだい」
「んえ?」
エルちゃんの手を引き寄せて、とうもろこしを一口齧る。もちろんただ齧るわけじゃなくて、エルちゃんがさっきまで食べてたところから。
「ふふっ、おいしい♪」
「……AZKiさん」
「なに?」
「…そこ行く必要ありました…?」
「…エルちゃんが無防備なのが悪いんだよ」
「えぇ…」
周りの人もびっくりしてるのが多いかも。
エルちゃんは、私のだからね?
「あ、花火そろそろだって」
「なんでそんな平然とできるんや…」
「あれ…恥ずかしかった?」
「……分かれ」
そう言うエルちゃんの顔はさっきよりもほんのり赤くなっている。やっぱり恥ずかしいんだ。エルちゃん、ちょっと強がっちゃうところもあるからな〜…そこも良いんだけど。
いつの間にかエルちゃんの持っていた食べ物はほとんどなくなっていた。ゴミもまとめて影に入れちゃったのかな…ほんとに早い。
「ッ⁉︎……かき氷、まだ食べとらんから買わせてな」
「うん、いいよ〜♪」
そんなことを考えつつ、エルちゃんの手を取って歩き出す。驚いて恥ずかしそうにしながらも手が握り返された。
…どうせなら指を絡ませにいったらよかったかも。
獅乃部エル
いっぱい食べて満足な人。
浴衣には一切こぼさないよう細心の注意を払った。
なんでこんなに好かれるのかほんとに分かってない。
AZKi
かわいいエルちゃんが見れて満足な人。
浴衣の件は海に行く前から頼んでいた。
けっこう詰めにいった。
みんな…あず×エルって許してくれてます…?
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許す。もっとやれ
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雑食なんで良いよ
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あずいろの方が好きだなぁ
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いやそこはいろはスだろ
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その他(ご意見あればぜひ)