転生した結構やべぇやつ   作:ただのコマチ

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どうも。
前回のアンケートでの『モココが迷子になる話』…なんですが、どっちかと言えばフワワが迷子になってる様な……まぁええか。
そして話が組み立てづらかったので、他ホロメンも巻き込みました。

…最近題名に『トラブル』多いな…?


いつの間にか評価バーに色が着きました。しかも赤。
こんな小説を読んでくれている皆様のおかげです。今後もできる限りペースを保ってがんばりますので、どうぞよろしくお願いします。


追記 20241024
誤字報告ありがとうございます。
『直す』の漢字についてご指摘をもらうことが多々ありました。
本来『治す』と表記すべきところが『直す』となっていたりするのですが、意図的にそうしています。小説トップページ(で合っているんでしょうか?)にも同内容を掲載しておきます。



間違いなくトラブル

 

 

「あ〜、エルさ〜ん」

「ドーナツ買ってきて〜」

「えぇ…」

 

あ、みなさんどうも。エルさんですよ。

部屋に入った瞬間ラプこよにパシられたんですが…どうゆうことだい。もう事務所いつもの部屋でホロメンがぐーたらしてるのは見慣れたけど、流石にパシられるのは……3回目だわ。じゃあいいな。

 

「それでいいのかholoX」

「いいんだよ〜、トップである吾輩がこうやってぐーたらしてんだし」

「こよたちも今日は予定ないですし〜?」

「さいですか…」

 

…まあええか。おっしゃる通りお二方に予定はないし提出物もしっかりしてくれてるし…いやそれでいいのか秘密結社。トップの根が真面目で尚且ついい人しかいない時点で今更だけど。

 

「おねが〜い。今日幹部も仕事だしさ〜」

「おねがいします〜」

「いつも鷹嶺さんにさせてんのかよ」

 

鷹嶺さぁん…でもなんだかんだ言いつつも世話を焼いてしまうんですよね、分かります。もしくは厳しく言って一悶着ありつつも結局一緒に行くんですよね、幻視しました。

…いや自分でやれよ。暇なんだったらそれくらいはやってくださいな…まあでも普段から頑張ってますし、今回くらいは言うこと聞いてあげますよ。

 

「はぁ…わかりました。種類の指定があるなら今のうちに言ってください」

「やったー!」

「じゃあ味なんですけど〜…」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

「…さてと」

 

とりあえず買った。影にしまった。ヨシ。

見てたら私も食べたくなったから買っちゃった。色々買ったけど、やっぱり王道のポンデリング。前世ぶりでどれ食べるか迷ったからなんだけど…王道って偉大だわ。

そしてほんとにこの影収納が便利。特に食べ物が傷まないってとこ。総帥さんも出来そうなんだけど…なんでやらないんだろ。*1

とりあえず、あんまり待たせすぎるのも悪いですし、さっさと帰ってお届けしないとですな。

 

 

「キャン!?」ドンッ

おっと…大丈夫ですか?」

「…ありがとございます」

 

考え事してたら誰かにぶつかられて…倒れたところを咄嗟に受け止めたのは、魔界乃番犬のモコモコしてる方ことモココ・アビスガードさん。

もう日本に越してきてたのか? …いやそれはまだなはず。私の情報網がザルとはいえさすがにそんな重要情報は入ってくるだろ。だとしたら、普通に来日か。いらっしゃい。

 

「ごめんなさい…ってもしかして、エルさん?」

「…なぜ私の名前が」

「この前配信出てたから。フワワと見てて…すっごく面白かったです!」

「あー、そういうことですか」

 

配信顔出ししちゃったもんなぁ…アーカイブも残ってるから時差あっても見れたから顔割れてんのか。まあホロメンだし、いずれ会うことになってただろうしいいか。今どうこう言う問題でもないし。

 

「私たちともコラボしてください!」

「私スタッフなんですが…まあ、考えておきますね」

「やったー!」

 

うん、かわいい。ホロメンの笑顔が見られるならなんでもできる(なんでもとは言ってない)

もう一回配信に出た身だ。今更尻込みする理由はないし、私がJPスタッフだから実現は難しいかもだけど…ホロメンのお願いはできる限り叶えてあげたいからね。

というかひとりなんだ…珍しいね。いっつも2人1組なイメージがあったんだけど、自分たちから分かれてる…って訳じゃなさそうだ。

 

「今はおひとりですか? その、フワワさんは」

「うん、そうなの……フワワとはぐれちゃって…」

「あら」

「いつの間にかいなくなっちゃってて…」

「そうですか…いつはぐれたかとか、どこではぐれたかとかは分かりますか?」

「ううん…歩いてたら、ほんとにいつの間にか…」

「ふむ…」

 

そういうことね。となると、私の能力で探せるかな…過去視、は具体的な位置も分からんし遡る基準の時間も分からん以上はキツい。時間もかかりそうだけど、候補っちゃ候補。嗅覚は…モココさんも試しただろうし、私もそこまで鋭いわけじゃないし、そもそもフワワさんの匂いを知らない。却下。

あとは…『探す』のができるかだけど、多分無理。一回でも面識があればAZKiさんやらござるさんみたく大まかな場所くらいは探索できる様にできたんだけど……やっぱり会ったことがないってのが響いてるな。

 

「…なら、フワワさんが行きそうな場所に心当たりはありますか?」

「えーっと…ドーナツ屋さん?」

 

そうか…でも私がさっきまで行ってたとこにはいないだろうね。いくら私の目が節穴といえど、さすがにホロメンには気づく。

 

「さっきまで私も行ってましたけど、そこには来ていませんでしたね」

「そうなんだ……」シュン

「…他にもいくつかあるみたいですし、行ってみましょうか」

「うん…」

 

こりゃ地道に探すしかないわな…

 

 

 

……

 

 

 

「いませんねぇ…」

「いないね…」

 

ほんっとにいねぇ。マジで見つからん。

この辺りのドーナツ屋は全部周ったし、すれ違いも考慮して過去視もフル活用したってのに…

店に着いたらそこの過去を視て来ていないか確認して、次の店に着いたらそこの過去を視た後に前行ったとこの過去を再度視て、また次の店に行ったらそこの過去視て前行った店の過去視てそのまた前に行った店の過去も視て…その繰り返し。正直かなりきつい。

主に目の奥がジリジリしてきた。やっぱり複数箇所を視点切り替えで見るのは疲れる。今までけっこう短期的だったり狭い範囲だったりしたから大丈夫だったんだけど…ここまできついのは、コレまでの過去を知ろうと頑張ったとき以来だね。

 

「…だいじょうぶ?」

「んぇ?」

「目が痛そうだから…」

「…あぁ」

 

態度に出ちゃってたか…何やってんだ私、もう少し隠せなかったか?

モココさんは今お姉ちゃんフワワさんがいなくなって不安なのに、私の心配させてどうすんだ。ホロメンが困ってるってときに私の都合は二の次でしょうがよい…

 

「…大丈夫ですよ。なんともありません」

「ほんとに?」

「ほんとです。そんなに心配しなくてもいいですから」

「…ほんとのほんとに?」

「ほんとですって…そんなに辛そうでしたか?」

「ううん…でも、無理してるんじゃないかな、って…」

「…そうですか」

 

…勘が鋭いことで。なんか獣人って勘がいい人が多いんだよね。もちろん獣人以外の勘がよくないわけじゃないけど…所謂『野生の勘』ってやつ? ちょっと意味が違う気もするけど。

……ぶっちゃけきついのは確かなんだけど。

 

「心配していただけて嬉しいですよ。それだけで十分です」

「…そうなの?」

「はい。それに今は無理ですけど、この程度ならしばらくしたらすぐに直せるようになりますから」

「じゃあ…いいの。でも、無理しちゃダメ!」

「…ごめんなさい」

「分かればいいよ」

 

確かに無理はダメだね。素直に申し訳ない。

前に自分でも言っといてコレだ。ちゃんと気をつけないと、またAさんにツッコまれる。

 

…でも、ほんとにいい子だよね。

 

「…」ナデナデ

「……???」

「どうしましたか?」ナデナデ

「いや…すっごくスムーズになでなでされたから…」

「…あっ」

「無意識だったの!?」

「すみません…急にこんなことを」

「だいじょうぶ。でも、撫でるときはなにか言ってほしかったかも」

 

まーじで無意識だった……モココさんのかわいさ故か、それともモココさんのかわいさに当てられた庇護欲故か…どっちみちモココさんが原因だわ。やっぱりホロメンのかわいさは異常。

モココさんが許してくれたからよかったけど…これがAZKiさんだったら怖かった。主に撫でた後にナニされるかが。

…とはいえ、ホロメンのかわいさに託けるのはダメでしょ。これは全面的に私が悪いからね…ちゃんと謝らないと。

 

「すみません…モココさんがかわいくて、つい…」

「…(あれ、この人ってこういう人なの???)」

「本当にすみません…なんとお詫びしたらいいか…」

「い、いや! だいじょうぶだから!」

「それならよかったです…」

「……」

「……」

 

…沈黙。気まずいよぉ……あ、そうだ。

 

「…ポンデリング、食べますか?」

「いいの? …あ、でも…」

「……フワワさんの分もありますよ」

「そうなんだ……フワワ…」グスッ

「…大丈夫ですよ、絶対見つかります」

「…ほんと?」

「ほんとです。JP勢うちにも探し物が得意な人はいますし、人手も多いですから…

ブーーーッブーー

…博衣さんか。ちょっと待っててくださいね」

 

 

「はい、もしもし」

『あ、エルさーん? できれば早めに戻ってきてくれませんか?』

「え…あー、すみません。すぐ戻りますね」

『あと、また事務所に穴が開いちゃったのでー…』

「…すぐ戻りますね」

 

 

「…一旦事務所に行きましょうか。みなさんにも手伝ってもらいましょう」

「…うん!」

 

泣きそうな顔は不安でいっぱい…でも泣かないように、全力で我慢してる。そんな表情も魅力的に思えるのは、少々どころかだいぶ不謹慎だろうね。

…そりゃ不安だわな。早めに見つけてあげないとね。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

……そんで、事務所まで戻ってきたんですけど…

 

 

「は〜、かわいい〜♡」

BAUBA-U ばうばーう?」

「バウバウ〜♡」

「BAUBAU〜♪」

 

お る や ん け

 

「…おるやんけ」

「…いるじゃん」

「あ、モコちゃん。よかった〜」

「あ、エルさん………双子!?」

「妹ちゃん?」

「そうです〜」

 

博衣さんとフワワさん、そしていつの間にか鷹嶺さんが加わっていた。総帥さんがいないけど…どこいった?

 

「よかったですね…んで博衣さん、総帥さんは」

「ラプちゃんなら、ほら」

「上?」

 

「……」プラーン

 

お る や ん け(天丼)

なんで刺さってんですか。早く救出…って固ッ!?

思ったよりしっかり刺さって…これいつから刺さってんだ。そしてなんで刺さってんだ。

しゃーない、“強力”……ふんっ!

…やっべ、ツノ折れた…治しゃいいか。ついでに穴も塞いどこう。

 

「…総帥さーん、大丈夫ですかー?」

「……ハッ!? 吾輩はいったい…」

「今の今まで天井に刺さってましたよ」

「…マジで?」

「大マジです」

「えぇ…」

 

まったく…なにがどうしてこうなったんだか。

総帥さんが刺さるわ、博衣さんはフワワさんにメロメロだわ、鷹嶺さんは癖にブッ刺さる双子が来て困惑、というか狂喜乱舞してるわ…うーんChaosケァオス

 

 

「…まあなんにせよ、よかったですね」ナデナデ

「うん!」シッポブンブン

 

「モコちゃん、エルさんと仲良しだね〜」

「……エルさん、いつの間にそんなに仲良くなってるんですか…?」

「妬みを込めた声で言わないでください…さっきまでフワワさんを探していたんです」

「私?」

「そうだよ! すごく心配だったんだから…!」

「それで帰ってくるのが遅かったのか」

「申し訳ないです」

「いいんですよ〜。頼んだのはこよ達ですから」

 

 

「…で、頼んだドーナツは?」

「もちろん買ってありますよ…ほら」ニュッ

「ありがとうございます〜…ほんとになんでも入るんですね」

「食べ物も傷まない優れものですよ。総帥さんもできるんじゃないですか?」

「いやできねぇよ!?」

「えー…?」

「ラプちゃんできないの?」

「無理だって…サラッとやってるけど、多分かなり高位の影魔法だぞ? 世界規模でもあれ使えるのは少ないと思うんだが…」

「…さすがエルさん」

「…だな」

「…?」

 

「…ま、まあ、ドーナツ食べましょ! ドーナツ!」

「そうですね。それじゃあお茶でも淹れましょうか…鷹嶺さんはどれが

 

「……」カバディ

「…」ジリッ

 

いやなにカバディやってんですか」

「これは……私もモココちゃんを撫でたくてですね…」

「…モココさんは?」

なんか怖い!!

「だそうで」

「…ッ」ガクッ

 

残念でしたねぇ…ほら鷹嶺さん、ドーナツいっぱいありますよ。好きなの選んでください。

 

「…いや多くね?」

「まさかエルさん、こうなることを見越して…」

「あ、いえ、自分用に買ってたので」

「「「……これ全部を??」」」

「いっぱい食べるんですね〜」

「ね〜」

「いやいっぱいで済む量じゃなくない!?」

 

頼まれてた分は置いといて…自分用のがポンデリングが10個にオールドファッションとフレンチクルーラーのプレーンとチョコがそれぞれ4個、イーストドーナツのチョコとストロベリー、シュガーが4個ずつ、そしてチョコレートドーナツの普通のやつとゴールデンが3個ずつ……多いか?

 

「そうですかね…」

「多いですよ!」

「一応聞いておきますけど……ひとりで食べるつもりだったんですか?」

「え、それ以外にあります?」

「「「……」」」

「…え?」

 

なんか宇宙猫顔で固まっちゃった…おーい、大丈夫ですかー? 紅茶にコーヒーもできてますよー。おぉ、起きた起きた。

…ん、どうしたの?

 

「ねぇねぇ、ポンデリング貰ってもいい?」

「チョコレートもいい?」

「はい。もちろんいいですよ」

「やったー!」

「ありがと〜」

 

うーんかわいい。これが癒しか。

見てるだけで心が洗われていく…私なんかよりよっぽどセラピーアニマルだぞ、これ。

 

「ねぇエルさん」

「はい?」

「さっきまたサラッとなでなでしたよね」

「……あっ」

「ほんとに無意識なんだ」

「ごめんなさい…」

「だいじょぶだよ〜 むしろ嬉しいくらいだし

「…今なにか言いましたか?」

「ううん、なんでもな〜い♪」

「そうですか……あ、まだまだ食べてもらって大丈夫ですからね。ポンデリングも多めに買ったので」

「ほんと? やったー!」

 

はー、かわえ〜^ ^

 

 

 

「エルさん、すっかり懐かれてるね〜」

「……羨ましい…」ギリィ

「幹部お前そんなキャラじゃないだろ…」

「うん……羨ましい…」

「そんな僻むことか…?」

「…でもエルさん大丈夫かな」

「え、なにが?」

「いや…AZKi先輩が知ったらどうなるかなって」

「あー…(察し)」

「…言っとくか」

「やめてやれ!?」

 

 

 

 

___________________________

 

 

モココ・アビスガード

「…フフッ♪」

今回のメイン。

本小説時空ではまだデビューしてなかったり。

エルがいなかったら長い間彷徨ってた。

エルと手を繋いだり、ほっぺに付いた欠片を取ってもらったりした。

エルにめっちゃ懐いた。

 

 

フワワ・アビスガード

「モコちゃんご機嫌だね〜」

事務所に居たのはルイ姉に連れてこられたから。

モココとはぐれた後、ルイ姉と出会い事務所に連行。そしてholoX3名にかわいがられる。

モココは姉が呑気過ぎないか心配になった。

 

 

ラプラス・ディア・ハイエスト・デスサーティン・ダイナ・アートオブ・インパクト・サイン・おおとり・ロード・オブ・The・ダークネス

「やっぱエルさんってヤベェんだな…モグ」

とりあえず酷い目に遭った総帥。

ドーナツが食べたくなったからエルをパシった。

これがなければエルがモココと出会うことはなかったため、実は今話のMVP。

封印されているとはいえエルの影収納は再現できないらしい。

 

 

鷹嶺ルイ

「羨ましい…モグモグ」

双子が大好き女幹部。

フワワを連行した結果モココが彷徨うことになった。ただそのままで出会えるかも不明だったため、『居場所を固定させた』という点では良い働きかもしれない。

フワモコ(主にモココ)が絡むとエルをライバル視するように。

 

 

博衣こより

「ほんとにエルさんって不思議…モグモグ」

総帥と一緒にエルをパシった博士。

フワモコをかわいがりドーナツを食べ、今回得しかしていない。

そしてやっぱりエルのデータが取りたくなった。

 

*1
「いやできんわ」




追記
今回からアンケートの結果を活動報告に貼っておく様にします。
一応分かった方がいいかと思い、このようにさせていただきます。
▼活動報告はこちらから
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=318979&uid=428567

次回はアンケートからではなく、私の独断(という言い方で合ってるかは分からないけど、)で一話用意することにします。まあ気分によっては違うかもしれませんが。

みんな…あず×エルって許してくれてます…?

  • 許す。もっとやれ
  • 雑食なんで良いよ
  • あずいろの方が好きだなぁ
  • いやそこはいろはスだろ
  • その他(ご意見あればぜひ)
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