アンケートから『2期生の誰か』の話です。
まさかゲーマーズに次ぐ期生コンプリートが2期生になるとは…0期生とかholoXが先に埋まりそうかと思ってたんですけどね。
今回もアンケート新しく設置しました。
どうでもいいことですが是非。
※11/8 誤字報告ありがとうございます。
今回の『なおす』の漢字はマジでミスってましたね。あれだけ気をつけると宣 言したのに情けない…その他の箇所もありがとうございます。
「ん………くぁ…」
お仕事終わり、っと。背伸びがきもちいね。
本日は秋晴れ。段々と朝の肌寒さが増してくる今日此頃です。
影にカイロって入れてたかな…冬は欲しくなっちゃうよね。わたくし末端冷え性か分からんけど指先が冷たくてさ。あ、物理的にね。前世のちっちゃい頃はよく友達の背中に手を突っ込んでたっけ…
あと、ホロメンとかスタッフさんに配ったりもしてる。やっぱりみんな寒いみたいでさ、ついつい配っちゃうんだよね。
そんなことを考えつつドーナツを一口。おいすい。
何度も言ってると思うけど、私の影の中に入れておけば痛まないし腐りもしない。虫さんが入ってくる心配もないし好きなときに取り出せる。めっちゃくちゃ便利なのだ。あの日に残ったときにすぐ入れたし、美味しさそのままパーフェクトである。うめうめ。
「あっ、エルさん。いいもの食べてるじゃ〜ん」
「紫咲さん。お疲れ様です…おひとついかがですか?」
「いいの? ちょーだいちょーだーい♪」
そこにやってきたのは紫咲さん。まだまだあるポンデリングを手渡すとすぐに頬張り始める。かわいい。紫咲さんはガk、子どもっぽい…もちろんいい意味でね? だからなのかどうなのか、見てると無いはずの母性らしきものがくすぐられる様な気がするんだよね。
ほんとにホロメンのかわいさは異常、はっきり分かんだね。
「おいし〜」
「…外にいたんですか?」
「そうなんだけどさ〜…一気に寒くなりすぎじゃない?」
「最近、朝の冷え込みすごいですもんね」
「そーそー。今はまだ良い方だけど、風がね…」
「冷たくなってきましたよねぇ」
「まだあったかいと思って油断したぁ…」
赤くなってるほっぺを見る限り、かなり寒くなってるってこったね。ミニスカ魔女服…所謂『初期衣装』じゃないのにホッとするよ。今思うとアレの露出度高すぎるよな…絶対今の季節向けじゃないよ。
「カイロ…はまだ早いですね」
「あー、いいよいいよ。寒いけどそこまでじゃないし……でもさ、どーせ出すならアッチがいいな〜」
「アッチ…あぁ、『羽』ですか」
「前触ったとき、けっこうあったかかったんだよね」
「…よく覚えてましたね。それってだいぶ前のことですよね…?」
「いや、アレ忘れるのはムリでしょ」
「言われてみると印象的ですねぇ」
懐かしい…いつだっけ? たしか私が入社してすぐ…まだAZKiさんとの関係がわかってなかった時か。
…まさかわかっとらんかったんって、AZKiさんが今ほど絡んでこんかったからか? AZKiさんもデビューしたてで忙しかったし、私も私で慣れるので精一杯やったし…来づらかったってことか。こんな形で理由がハッキリするとは…思いがけねぇ収穫やね。
…っと、脱線脱線。
何の話だっけ…あぁ、あの時の話だね。
「たしか紫咲さんが湊さんのチョコケーキを食べちゃったんでしたっけ」
「ウッ……あれは名前書いてなかったあくあちゃんが悪いって」
「まぁそれはそうですよね」
「ほら、やっぱりそうじゃ〜ん」
「でも確認しなかったんですよね?」
「……」
「そりゃ怒られますわ」
「あーあー聞こえなーい」
「あはは」
time.過去
「……」カタカタカタカタ
「こらー! シオンちゃーん!」ドタバタ
「ごめんってば〜」ドタバタ
「…」
…暴れていらっしゃる。
声からしておそらく湊さんと紫咲さん…紫咲さんが湊さんにイタズラかなにかをやったんでしょうね。湊さんがここまで怒るとは珍しい…まあ私には関係ないことでしょうけど。
仕事ももう少しで終わりますし、その時まで続いているようであれば止めに入りましょうか。
「……ふぅ」
ドタバタ走り回る音が聞こえますね。紫咲さんはまだ逃げ続けて、湊さんはまだ走れて…え、まだ走れてるの? 意外ですね…湊さんの貧弱振りを見てるとこう思ってしまうのも仕方がない。紫咲さんもそこまで走れる方ではないと思っていたんですが……あれですか。ガk、子どもが遊ぶときだけすっごく元気なあれですか。
「もー、しつこい〜……あ、エルさんガーード!!」
「えっ」
「ぅ……」
とか思っていたら紫咲さんに盾にされました。
え、紫咲さんって陰キャ寄りじゃありませんでした…? 私との関わり薄めだと思うんですけど、そんな私を盾にできるほど肝据わってました? そしてなぜ湊さんはそれで踏みとどまるんですか…
「…あの、これはいったい」
「ごめんね〜、あくあちゃんがしつこくてさ〜」
「ッ!? これはシオンちゃんが…!」
「一旦落ち着きましょう、ね?」
「…うぅ…」
「そして紫咲さん、逃げませんよね?」
「ッ…」ギクリ
…よし、とりあえずおふたりを止めることには成功しました。なんで普段温厚な湊さんがここまで怒ってるのかとか、なんで紫咲さんが逃げようとする素振りを見せたのかとか気になることはありますけど後回し…というか事情を聞いているうちに分かりそうなのでその時に聞いてしまいましょう。聞けなくて、尚且つ突っ込んでも大丈夫そうなら突っ込もう。そうしよう。
「湊さん」
「………ハイ」
「…そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ?」
「…エッアッ…スーーーーーッ…ハイ…」
…なんかすっごく警戒されてる。初対面…ではないはずなんだけどねぇ…湊さんに心を許してもらえる道は思っていたより遠いらしい。これからも勤めるし、ここからの追い上げに少しくらいは期待してもいいでしょ。ほら、どこぞのせっかちな長も『時間が解決してくれる』って言ってるし。
「(…やっぱり美人すぎる…しかも優しいし、そんなに騒いだりしてないけどこの人絶対陽キャなんだ……表情あんまり変わんないし怒ってるんじゃ…しかもなんかシオンちゃんとも仲良さそうだし、あてぃしの味方になってくれないんじゃ……やばいやばいどうしよう…!?)」
「(…分かるよあくあちゃん、最初はめっちゃ不安だよね。エルさん近づきにくいもんね)」
まあなにはともあれだ。スタッフはスタッフとしてすべきことをしよう。
「それで、なんでおふたりは追いかけっこをしてるんですか?」
「(…ワードセンスちょっとかわいいな)」
「…その……シオンちゃんがね、あてぃしのチョコケーキを食べちゃって…」
「…紫咲さん?」
「いやあれはあくあちゃんが悪いでしょ!!」
「なんで!?」
「だってさぁ、冷蔵庫になんにも書かれてないで入ってたんだよ? 普通は名前書いといたりとかさぁ」
「えっいや…誰も食べないと思ってぇ…」
「じゃあ、これはあくあちゃんが不用心だったってことで〜…」
「紫咲さんが悪いですね」
「エルさぁん!?」
「エルさん…!」
「名前が書かれてなかったとはいえ、確認せずに食べた紫咲さんに非があります。まあ湊さんが不用心だったのは確かですが」
「あぅ……でも、シオンちゃんが悪いってこと…です、よね?」
「私の視点から見ればそうなります。あくまでも紫咲さんの側にやむにやまれぬ事情がなければ、の話ではありますが」
「そこは言い切ってほしい…」
「…で、先程から黙りこくっている紫咲さん」
「はい」
「言い分があるなら聞きますよ」
「……いやー、あくあちゃん最近ダイエットした方がいいんじゃないかなーって思ってー…シオンはあくあちゃんのことを思ってさ〜」
「…有罪?」
「ぎるてぃ!」
「……逃げろー!!」
「あ、こらぁ!?」
うーんクソガキ。窓突き破って箒で逃げるとかさぁ…別に窓は直せるからいいけども。
それで湊さんだが…さすがに空を飛ばれると追いかけられない。窓の外見て呆然としていらっしゃる。
「うぅ…ずるい……」
なんかかわいそうに見えてきた*1…まあここまで関わっちゃった訳ですし、もう少しくらいお手伝いしましょうかね。
「…湊さん、高いところとか絶叫系は平気ですか?」
「…え?」
……
「…よし、ここまで来ればさすがに…」
「エルさん、もっとゆっくりぃ!?」
「これ以上遅くすると紫咲さんに離されます。我慢してください」
「…ん?」
「…待てー! シオンちゃーん!!」
「待ってくださーい」
「……飛んでる!?」
うわぉ、すっごく驚いていらっしゃる。まあ見せたこともないし無理はないか。
湊さんが早々に覚悟を決めてくれて助かった。遅くしすぎると安定しないし、見失うと探さないといけないしで大変だからね。何気に人を提げて飛ぶってのもなかなかきつい。いくら湊さんが軽いとはいえ、私の素の腕力ではこんなもの。
「エルさん飛べたの!? しかもけっこう速いし!?」
「お褒めに預かり光栄です、ね!」
「か、確保!」ガシッ
「ウゲッ!?」
「もう逃がさないよ…」
「…ぬぐぐ…」
湊さんナイスキャッチです。というか字面だけ見れば『あくしおてぇてぇ』って見れなくはないですね。上空で追いかけっこの原因が子どもの喧嘩レベルで私という名の異物が混じっている点に目をつぶれば、ですけど。
「…ゆっくり降りますね。危ないので暴れないでくださいよ?」
「だって、シオンちゃん」
「言われてるよ、あくあちゃん」
「「…え?」」
仲良しじゃないですか。
……
どうやらもう逃げるつもりはないらしい。ここまで追いかけて捕まえたら、当然と言えば当然か。
「もぉ、反省して!」
「ごめんね〜…でも、あくあちゃんも次からは名前書いてね」
「…うん」
円満解決。よきかなよきかな。
…久々に使ったけどなかなか動かせる。不思議だよね、仕舞ってる間は感覚もないのに出すと突然感覚通るし動かせるし…私自身の異質さに拍車がかかるってもんだね。
「…気になってたんだけど、エルさんのソレなに?」
「見ての通り、翼ですよ」
「そうだけどそうじゃなくて」
「あの、触ってもいい…ですか?」
「…シオンもいい?」
「……どうぞ」
「そんなこともありましたねぇ」
「懐かしいよね〜」
「…あ、エルさんにシオンちゃん」
「あれ、あくあちゃんじゃん。どしたの?」
「あ、うん、ちょっとね…」
いつの間にやら湊さんが合流。あの時のメンツが揃っちゃいましたね…デジャヴを感じるのは気のせいであってほしい。
「どうしました?」
「いや、その……あてぃしのプリン知らない? 冷蔵庫にちゃんと名前も書いて入れてたんだけど…」
「…」
「私は分かりませんけど…」
「…シオンちゃんは?」
「……シ、シラナイヨー?」
「絶対知ってるわこれ」
「…シオンちゃん?」
「……ごめん、名前気づかなかった☆」ピューッ
「シオンちゃん!?」
天丼やんけ…なーにやってんですか紫咲さん。
「シオンちゃーん!!」
「あはは〜、ごめんね〜!」
仲良く走り回る2人を見ていると、ふとこの世界は前世とは違うことを思い出す。
そもそものところ時系列がおかしいのだ。前世ではもうとっくにReGLOSSがデビューしているはずなのに、私はまだ彼女たちに会ったことがない。
この時点ではまだ『すこし遅く起きるだけ』という推測が立つ…が、前世と今世では決定的に異なる箇所がある。
あのホロメンたちが在籍のままなのである。
全員、今世の異分子こと獅乃部エルとの関わりは薄い。そんな中でなにがこの結果に至らせたのか。
魔法の存在故か、多種族共存による社会の変化故か、それとも理由の消失か…なんにせよ私にとって喜ばしいことなのは間違いない。
ただ、『湊あくあも同様か』と聞かれれば?
私は首を縦には振れない。今世も前世と同様か、それとも……不確定で不明瞭、これ以上に自分の能力の限界を恨んだ試しはないね。
…まあなんにせよ、私の推しのひとりであることに変わりはないんだけどね。
「エルさん、シオンちゃんがぁ!!」
「あくあちゃん!?」
「はいはい…」
去るにせよ違うにしろ、私は私のやるべきことをするだけやね。
私はホロメンの皆さんのために在るんですから。
紫咲シオン
「もっと見やすく書いてよ〜」
ハバ卒魔法使い。
ケーキもプリンも本当に何も気づかずに食べた。
『あ、ケーキあるじゃ〜ん。ラッキー♪』ぐらいのテンションで、ウッキウキで食べてた。
なんだかんだ言って素直に反省してはいる。
エルの翼はあったかくてモフモフだったらしい。
湊あくあ
「書いてるじゃん!!」
ゲーマーメイド。
収録終わりのケーキを楽しみにしており、『おやつ〜、おやつ〜♪』からの食べてるシオンに鉢合わせである。
エルの翼はふわふわでなんだか落ち着けるらしい。
本小説ではまだまだ在籍していただきます。
獅乃部エル
「(地味に見えづらい位置やな…)」
サラッと翼出して飛んだ。
あずきちは翼のことを知らず、エルから言うはずもないので他ホロメンから伝わるのを待つしかない。
伝わったら伝わったでエルの受難が確定する。
ちなみに、あくたんを抱えて飛ぶことに意味は一切ない。なんなら飛びづらくなってるまである……が、展開のために一緒に飛んでもらいました。メメタァ
みんな…あず×エルって許してくれてます…?
-
許す。もっとやれ
-
雑食なんで良いよ
-
あずいろの方が好きだなぁ
-
いやそこはいろはスだろ
-
その他(ご意見あればぜひ)