転生した結構やべぇやつ   作:ただのコマチ

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どうも。
ミオしゃ6周年おめでとう!(遅刻)

今回(も)ちょっとキャラ崩壊が激しいかもです。
しつこいようですが、ご意見等あればぜひ。

☆ 新しくアンケート設置してます。
(今回は明確な期限付きです)


↓念の為作ったご意見箱はこちらから
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=320715&uid=428567



終わり良ければ

 

 ドォォン

 

「…ん?」

 

なんか爆発音のような…気のせいか? いや絶対なんか聞こえたやろ…

あ、みなさんどーも。エルさんだよ。

朝っぱちから爆発音(?)らしきものが聞こえるとかどういう治安してんだか…まあ悪魔襲来に比べりゃ些事っちゃ些事やね。あの悪魔も大したことなかったけど、ホロメンを怯えさせたので有罪。ギルティ。強制送還の刑。

 

…まあそれは置いといて。

雑に探知かけたけど、どうやら事務所が壊れた訳じゃあないらしく、事務所の裏の道路からなんか出てきてる。なんかって…そりゃ、アレよ。なんか。

 

「…なにアレ」

 

黒い触手…か? 地面から生えてウネウネしてるわ。てかよく見たら何人かホロメン捕まってるし……でもこれ助けなくていいな。殺傷能力はなさそうだし、傷付ける意思も特に無し。

…ヨシ、放置。

 

 

 

 

 

「……ん?」

 

今視界の端でなんか……な ん か お る や ん け

 

「チャマー」

「…赤井さん?」

「チャマ-?」

 

意外ッ、そこにいたのは小さな赤井はあと!!

 

…いやなんでよ。

いくらはあちゃまとはいえ、こんなことに…普通になりそうで怖いな。だってはあちゃまだし。普段からけっこうカオスだしこうなってもおかし……いわ。ごめん、十分おかしい。流石にちっちゃくなってるのはおかしいわ。

…いやでも、赤井さんの反応外にあるんだよね。この小さいはあちゃま…長いから『ちいちゃま』と呼ぶけど、ちいちゃまからは赤井さんの反応が薄い。どうやらちいちゃまは“赤井はあと”とは別物らしい。

 

「いつもの多重人格か?」

「チャマー?」

「…えい」ツンツン

「チャマ~? チャマ~」スリスリ

 

なんかすっごい小動物だわ。かわいい。

…たしか赤井さんって和菓子好きやったっけ。この娘も好きかな…和菓子和菓子…あったあった。じゃじゃーん、ラムネと羊羹〜。

 

「食べる?」

「チャマ、チャマー♡」モクモク

「…ふふっ」

 

ハムスターってこんな感じなのかな……っと、愛でてる場合じゃない。ちいちゃまが何処からどうなって来たのか考えないと。

でも十中八九アレ・・だわな。前世でホロぐらにこんな回があったはず。あの黒い触手もそうなら話が繋がるし…これでこんこよがやったとかだったらビビるけど。

 

「オイシイ!」モクモク

「あ、“チャマー”以外も話せたんだね」

「モット~」

「うんうん、まだまだあるよ〜」

「チャマー♡」

 

まあいいか。とりあえず今は可愛がっとこ。

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

 side.Shiori Novella*1

 

「あばば…なんか頭が幸せェ…」

「頭イカれでもしました?(あら、大丈夫ですか?)」

「本音と建前逆じゃなぁい…?…あばば……」

 

なんか栞取ってたら先輩がイカれた。

多分どこかに行ったあの小さい先輩が関わってるんだろうけど…抜け出てしばらくは無事だったのに。こんな事初めて…いやそもそも栞に小人がくっついてくるのが初めてなんだけど。

 

でもおかしくなってるってことは、感覚は繋がってる? 『頭が幸せ』…なにか楽しいことが起こってるの? それともただの幻覚?

 

…気になる。

 

なにはともあれ探さないと。どうせあの人・・・も探さなきゃだし、これもついでね。

 

 

……

 

 

その後、スタッフの何人かから目撃情報が寄せられた。どうやら事務所の中にいるらしい。

外に行ってなくてよかった…最悪見つかるまで探さなきゃだった訳だし。かなり素早く動いてたし、時間もかなり空いた。もし、というのは考えるだけで嫌気がする。

 

「2階にはいない…じゃあ3階?」

「シオリちゃーん! 今3階にいるってー!」

「やっぱり。ありがとございます」

 

はあと先輩も見つからなかった時の危険性を分かってくれて捜索に加わってくれている。やっぱり人手があるのと無いのじゃ違ってくるのよね。

というかどうやって戻そう……いや、それは後で良いわね。そういうのは見つかってから考えましょ。

 

「うーん…多分こっち!」

「分かるんですか?」

「なんとなくね〜」

「へぇ…」

 

やっぱり感覚は繋がってる? だとしたら、今後小人がくっついてきて逃げ出したら本人と探すべきね……そんな機会来るのかしら。

 

「あばば……多分あそこじゃない?」

「あの部屋って…別に普通の部屋ですよね?」

「うん」

 

記憶の栞にくっついてた訳だし、記憶に関するところに行ってると思ったんだけど…特に記憶には残りそうにない部屋らしい。予想が外れたけど、赤井はあとこの先輩の事例は普通と同列に考えちゃダメな気がするわ……でも本人と一緒の行動をするとしたら、なんでこの部屋に?

…入ってみましょ。

 

「失礼しまーす」ガチャリ

「小さな私、見てませんか〜?」

 

「あ、赤井さん」

「チャマ~?」

 

 

いた、小さいはあと先輩。でもそれどころじゃない。

 

小さなはあと先輩を可愛がっていたのか、よく懐かれているその人。

飴色のほのかに艶のある髪、揺れる尻尾に獅子耳…間違いない。

あの配信で一目見た時から溢れてやまないこの好奇心キモチ…私の予想が正しければ……この人は、きっと…

 

「……エルさん」

「シオリさん…ですよね。どうされましたか?」

「………会いたかった…♡」

「…は?」

 

…きっと、素晴らしい栞を持ってる…!

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

 side.獅乃部エル

 

「………会いたかった…♡」

「…は?」

「あの日一目見てからずっと、ずっとずーっと、会える日を楽しみにしてたんです…!」

「……は?」

 

なんか初対面の人に激重感情らしきものをぶつけられた件。

いや赤井さん、「キャー(//∇//)!!」やないんですわ。そんな乙女な反応してるとこ悪いけどそういうんじゃない、と思いたいんよ。

実際私にはなんの心当たりも無い。向こうが、シオリ・ノヴェラさんがなんか勝手に言っとるだけ。

 

ただねぇ……すっげぇ嫌な予感すんの。

なんかシオリさん、目を潤ませて頬を赤く染めて…すごーく恍惚っちゅうかなんちゅうか、そんな表情かおしちゃってんの。なんで?

 

「ほんとに一目惚れ!?」

「ボレ⁉︎」

「一目惚れッ……まあ、そうですね。あの時から、もう気持ちが抑えきれなくて…♡」

「キャー(//∇//)!!」

「チャマー(//∇//)‼︎」

「色々忙しくて来れなかったんですけど……やっと、やっと会えた。ずーっと会いたかった!!」

「だって、エルさん!!」

 

赤井さぁん…あなたそういうキャラでしたっけ?

あと、騒ぐのはいいですけど事態をややこしくせんといてください。あーたの反応込みで聞いたら完ッ全に恋愛関連の話にしか聞こえなくなるんや。ちいちゃまもおんなじ反応せんといて。

 

「…はぁ。赤井さん、多分あなたが思ってるのとは違いますよ」

「……そうなの?」

「失礼ね、私はこんなにも想ってるのに!」

「思う(好奇心)の間違いとちゃう?」

「…そうとも言えるわね」

「そうとしか言えんのよ」

 

想うそっち』やのうて『思うこっち』でしかないやんけ。

ほら赤井さん、違いましたやろ。

 

「んで、私になんの御用です」

「栞取らせてください!!」

「断ります」

「なんでですか!? せっかく貴重な経験をしているのに!!」

「…分かるんですか?」

「いえ、乙女の勘です」

「……(実際当たってるのがなんとも言えん)」

「なんか思ってたのと違う(´・ω・`)」

「チャマァ…」

「やから言いましたやろ…」

「エルさん、取らせてください!!」

「嫌ですって」

 

私の記憶とか厄ネタに決まってんじゃないですかヤダー。だから読ませるわけにはいかんのよ……こら、そんなに目を潤ませてもダメです。そーんな縋るような目つきで迫られても折れません…うぐ……折れんよ!

 

「…ダメか」

「…とりあえず、先にちいちゃまを戻さなきゃダメやないです?」

「ちいちゃま…ああ、この子のことですか」

「ちいちゃま…ちいちゃまね!」

「チャマー」

「ふーん、ちいちゃま……ふーん」

「なんですかその顔は」

「いえ別に?(思ってたより可愛い名前付ける人ですね)」

「…って、戻すって?」

「ちっちゃい先輩…ちいちゃまは先輩の記憶の栞にくっついてきたんです。だから先輩の中に戻さないと…」

「チャマ⁉︎」

「ダメ!! こんなにかわいいんだから!!」

「いやでも…」

 

たしかにかわいいですよね。お菓子食べてるところとか動きとか。身体がちっちゃいってのもありますけど、小動物感がすごくて。

 

「じゃあ赤井さんと一緒なら大丈夫じゃないですか? 悪影響が出ても私が治せますし」

「まあ…そういうことなら」

「やったね、ちいちゃまちゃん!」

「チャマー♡」

 

赤井さんが2人…地味にカオスな絵面ではあるけど、おふたり、いや1人? が嬉しそうでなにより。なんかどんどん『赤井はあと』が増えてくな…赤井さん、はあちゃま、ちゃま男、そしてちいちゃま…視聴者が混乱しそう。(KONAMI感)

でもやっぱりスルッと受け入れそうだわ。

 

「…隙アリッ!」

「あっ」

「取った! 栞取った!!」

「おいなにしとんねん…!」

 

「あー、んっ」パクリ

 

 

 

 

 

 

 

「……」

「…えっ?」

「止まっちゃったけど…おーい、大丈夫ー?」

「ダイジョブー?」

 

…なんやその宇宙猫フェイス。私の記憶の栞で何を見たんよ…

あれこれシオリさんに手伝ってもらえば記憶の復旧余裕なのでは? シオリさんが復活したら頼んでみるか……およ?

 

「あ、動いた!」

「チャマチャマー!」

「…………いい」パタッ

「鼻血出して倒れたぁ!?」

「ほんとに大丈夫なの!?」

 

シオリさぁん!?

 

 

 

 

 

⌛︎✴︎⌛︎✴︎⌛︎

 

 

 

 

 

その後私が治して、問題なく復活しましたとさ。

 

いやー、焦った焦った。いきなり鼻血出されたらそりゃそうなるわって感じやけど。

そいで栞で何を見たか、私の記憶の復旧ができないか聞いたところ…

 

『いや、アレはやばいですよ…それはもう刺激的で……あんなの一度体験しちゃったら、もう普通の(記憶)じゃ満足できません♡』

『…じゃあ、私の記憶の話なんですけど

また見せてくれるんですか!?』ハァハァ

……ごめんなさい、なんでもないです』

 

うーん、ダメそう。言い方というか表現もよくないわ。まあ見た記憶に関して他の人に言うつもりは無いらしいし、ひとまずは安心だね。そもそもどこを見たかはまったく分かんないけど。

ほんと、一体ナニを見たのやら。

 

 

 

…記憶、記憶ねぇ。

 

実際のところ、ほとんどは思い出した。

初めてAZKiさんに会ったときのことも、コッチに来た時の忌々しい記憶も、私の生い立ち…というか生まれ方も。今1番知りたいAZKiさんとの関わり合いとかはまだ視れてないけど、過去視ってのは便利だよね。

まだ罪悪感は拭えない。でも自己嫌悪とかは消えていってる。

ホロメン含めた周囲の人との距離感が縮まって、色々と肯定されることが増えてきたから…かも。

散々避けとりつつも、心のどっかで求めとったんかねぇ…つくづく私は面倒くさい人間ですわ。

 

 

 

……

 

 

 

「ただいまー…」カチャリ

 

戸締りよし…

ブーーーッブーーーッ……

【 AZKi 】

 

「…AZKiさんか」

 

またか。

前もこんな事なかったっけ…どうせまた厄介事やろ。そんで用件言う前に色々いじられるんやろな。

 

…そうなんやろなぁ。

 

 

 

ピッ

「…もしもし」

『あ、よかった〜。いつもより出るの遅かったから、ちょっと心配したんだよ?』

「それは…すみませんね」

『大丈夫。いつも通りかわいいエルちゃんだよ』

「……それは今関係ないんとちゃうか?」

『あ、照れてる』

「うっさい…」

『ふふっ……あれ』

「…どうされました?」

『今日は急かしてこないなーって』

「あー…」

『いつもなら話題逸らして逃げようとするよね』

「…まあ、そうやね」

『もしかして、今日は私と話したかったりして』

「……」

『…ほんとに?』

「…悪りぃですか

『ふふっ、全然。エルちゃんから話そうって思ってくれるのが嬉しくて』

「…私ってそんなに話さんイメージなんか?」

『うーん…エルちゃんから話しかけてはくれないかな。言われてみれば、いつも私からかも』

「……もっと、私から話した方が……ええ、かな」

『………エルちゃん』

「…なんです」

『もしかして…風邪ひいてたりしない?』

さすがに失礼やないか???

 

ったく、失礼だな……人が勇気出したってのに…まあ今まで私がそんだけ関わろうとせんかったって事なんやろうけどさ。

ふん、いいよ。AZKiさんがそういう態度なら、こっちは話しながらコーヒー牛乳準備するぞ。スピーカーモードにして…よし。どうせなら今のうちに着替えちゃうか。

 

『ほんとに? じゃあお酒飲んだりしてない?』

「酔っとっても治しとりますよ…ったく…」

『ごめんね…でもそう思っちゃうくらいなんだからね?』

「…過去の私がいかに無愛想やったかは分かったわ……今後はその、もうちょっと関わろうとはしますよ」

『ほんとに今日どうしたの?』

「……別に。ええやないですか」

『もしかして…』

「…?」

『…ううん、なんでもない』

「さいですか…」

『でも今日のエルちゃん、すっごく積極的だよ?』

「……まあ、私もそういう事してる自覚はありますけど」

『そうなんだ…さっきお着替えしながら話してたのもびっくりしちゃった』

ちょぉ待て…なんで分かんねん」

『しっかり聞こえちゃったよ? ワイシャツ脱ぐ音とか、靴下脱ぐ音とか…』

「…忘れてもらえません?」

『うーん、無理かな〜』

「……」

『…でも、嬉しかったよ』

「は?」

『エルちゃん、絶対そんなことしなかったでしょ? 今はこれだけ気を抜いてくれてるんだな〜、って』

「……そう言われるとそうかもしれんわ…」

『でしょ? どんどんやっていいからね』

「二度とやらへん」

『えー』

「……ふっ」

『ふふっ』

 

 

 

 

 

『…ねぇ、エルちゃん』

「はい、どうされました?」

『……今年の、クリスマスなんだけどね』

 

 

 

 

 

___________________________

 

 

シオリ・ノヴェラ

「やっぱりエルさんのはすごかったわ…!」

伏線回収。*2

エルが経験した『他に無い記憶』を見たらしい。

後に「ある種の薬物だった」と語る。

作者:なんかこういう役回りがENに偏ってるような気がする…

 

 

赤井はあと

「ちいちゃまの服、どうしよ…」

「チャマー?」

現在新たな問題に直面している。

ちいちゃまは配信にも登場し、ファンを驚かせることになる。

ちいちゃまがエルのところに向かったのは普段からの安心感と信頼ゆえ。

 

 

 

獅乃部エル

「………マジか…////」

一歩踏み込む覚悟を決めたらしい。

まあその瞬間AZKiさんが五歩以上一気に詰めてくるんですけどね。

 

 

*1
作者は英語が得意ではないので、シオリさんのセリフもすべて日本語です。『英語で喋ってんだな〜』って感じに補完してください

*2
どこで張ってたか分かりますか?




(2024・12/11)
前々から設置していた『年末のなんか特別なやつを書くべき?』というアンケートですが、結局特別編を書くことにしました。
そして、新しくその内容についてのアンケートを設置します。
期限は2024年12月24日
クリスマスイブですね。もしかしたら25もできてるかもです。
是非お願いします。

みんな…あず×エルって許してくれてます…?

  • 許す。もっとやれ
  • 雑食なんで良いよ
  • あずいろの方が好きだなぁ
  • いやそこはいろはスだろ
  • その他(ご意見あればぜひ)
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