転生した結構やべぇやつ   作:ただのコマチ

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どうも。しばらく更新しなかったコマチです。

まずは、色々と謝罪をさせてください。
オリキャラである深山悟くんがメインの小説でしたが…構成とか細かい設定とか考えてたら、作るのが難しすぎて全然書けていません。
悟くんの小説に取り掛かると言ったな…あれは嘘だ。

…はい、ごめんなさい。

そして悟くんの小説の構成を考えていたら、エルさんの小説の構成が浮かんできました。なぜ。

悟くんの方は、情けないことにまだまだ書けそうにもありませんし……とりあえずはAZKiさんとエルさんのあれこれに方を付けてしまうことにします。他ホロメンとの話はそれからです。

こんな作者のこんな小説ですが、よろしくお願いします。

…ちなみに、この話はけっこう急拵えです。
短めかつクオリティも……本当に申し訳ない。


※2/7 誤字報告ありがとうございます。
  マジでごめんなさい、風真と風間を間違えてました…
※5/26 誤字報告ありがとうございます。
  あんり→あんまり



ふたりのきもち

 

 

 side.AZKi

 

 

エルちゃんは、滅多に自分から連絡をしない。

 

 

人と連絡を取るのも仕事がほとんどで、今までの電話も全部私から始めてる。

この前のどかちゃんたちと焼肉に行ったときはエルちゃんからメッセージを送ってくれたけど…あれは、すごく事務的な連絡って感じだった。

 

…そんなエルちゃんからメッセージが来た。

 

 

___________________________

 

 

エルちゃん

 

 『しばらく私の家には来ないでください』

 

 『話しかけてもこないでください』

 

 『来たら嫌いになります』

 

 

___________________________

 

 

……ソンナ…(´・ω・`)

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

…これが送られてきたのが10日前。そしてこの10日間、私はエルちゃんに徹底的に避けられています。

 

やっぱり…あの日のアレ*1がダメだったのかな。

…そうだよね。エルちゃんってあんまり距離を詰めたくはないみたいだったし、あれは私が…ちょっと、急ぎすぎだったかも。

 

 

でも、あれはエルちゃんが悪いと思うの。

 

私があげたチョーカー、気に入ってくれてるなら嬉しいよ? 無意識に触ってくれてるのはそれだけ私があげたものに触れていたいってことだし、そう思ってくれるぐらい私に気を許してくれてるのが分かるから。でも、なんで私が目の前にいるのにチョーカーの方に手を伸ばしたの? 私はエルちゃんが好きで好きで好きでたまらなくて、エルちゃんに触れたくて、エルちゃんを感じたくてたまらないのに…? エルちゃんは、そうじゃないんだね

 

エルちゃんは気づいてるのかな。チョーカーのチャームを触ってるとき、エルちゃん表情かおがすごくかわいくなるんだよ? ほとんど変わってないように見えるけど、目がちょっとだけ細くなって眉も少しだけ下がって……まるで首につけたモノにはないはずのナニカを求めてるみたいで、恥ずかしさの中にどこか安心したような気持ちが混ざってて、少しだけ寂しさと切なさが感じられる…そんな女の子の表情をしてるんだよ。私が考えすぎなだけ、かもね。

 

それでも、私があげたものに触れてそんな顔をしてくれてるのがすごく嬉しいんだ。エルちゃんは今までそんな顔をしたことはなかった、誰かからのものに頻繁に触れるなんてこともなかった。他の誰かとの深い関わりを主張するモノも持ってないし……今は、私だけが関わりを主張している。みんなに優しいエルちゃんを、誰かのために頑張るエルちゃんを…私だけが独占してるように感じられるの。

 

ダメだよね、こんな気持ち。

 

 

…そういえば、エルちゃんは『チョーカーを贈られる意味』って分かってるのかな。

”そばにいたい”、”独占したい”…簡単に言ったらこんな意味だけど、私の場合はもうひとつ。

 

エルちゃんに首輪をつけたい。

 

離れてほしくないから、私から逃げられないように。

ずーっと一緒にいたいから、私がすぐ近くにいられるように。

誰にも渡したくないから、『私のモノ』って示せるように。

 

もう二度と、いなくならないでほしいから。私以外に恋をしてほしくないから。

 

 

エルちゃんは、私がこんな気持ちでいるなんて知らないんだよね。ちょっと離れてる間にすぐに他の人と仲良くしてるし、私の前では見せない顔を見せてるんだよね……ダメだよエルちゃん。

まだ私から距離を取りたいって思ってるんだよね。それなのに…私を煽ってるのが分からないんだ。

もちろん、みんなにエルちゃんを取る気がないのは分かってる。エルちゃんに他のだれかみんなと結ばれたいって気持ちがないのも分かってる。でも…エルちゃんがみんなと仲良くしてるのを見るたびに不安になるの。エルちゃんがまたどこかに行っちゃうような気がして、私から離れていっちゃうような気がして…すごく怖くなるの。

 

 

エルちゃんは私のことをどう思ってるの? 嫌いなら嫌いだってはっきり言ってほしい。もしも私のことが好きなら、ちゃんと好きだって伝えてほしい。

私はエルちゃんがどっちでも受け入れるよ。エルちゃんがどう思ってても、どんな反応をされても、私はエルちゃんが大好きなんだよ。

 

…ねぇ、エルちゃん。

 

エルちゃん…エルちゃん……

 

 

エルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃんエルちゃん…

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 side.風真いろは

 

 

「…エルちゃん…」

「あずきち、お顔が怖いでござる」

「…あれ、ほんと?」ムニムニ

 

あずいろコラボ配信が終わって、そのまま…最近はいつもそうだけど、あずきちのお悩み相談タイム。

この前までエルさんとの距離が縮まってきてるって言ってて、風真も嬉しかったんでござるが……こんなことになるなんて。

 

「…エルちゃん、お仕事も休んでるし」

「うん…風真もエルさんが休んでるって聞いて……ほんとに大丈夫か、ちょっと心配でござる」

 

エルさんは一昨日からお仕事を休んでるらしい。あずきちとの関係をそんなに真剣に悩んでるんでござるか……それとも、なにかあったのかな。

いつ見てもちょっと疲れてるように見えるけど、風真はエルさんが体調を崩しているのを見たことがない…それだけに心配でござる。

 

「……やっぱり、嫌われちゃったのかな…」

「あずきち…」

「……いろはちゃん」

「…なんでござるか?」

「エルちゃんってね…ああ見えて結構面倒くさがりなんだよ、最近面倒くさくなりすぎてる自覚はあるしそれがダメなのは分かってるけど…エルちゃんが他の人と仲良くしてたらすっごく不安になって焦っちゃって自分の気持ちが抑えられなくなっちゃって、あんまり深く考えられずに身体が動いちゃうの、それが全部エルちゃんを縛っちゃう結果になってるのも分かってるし止めた方がいいって何度も何度も考えたんだけど、エルちゃんを見てるとやっぱり我慢できなくなっちゃって…」

「(あずきち、こわれちゃった…)」

「……うぅ…エルちゃん…」ペショリ

 

…ちょこ先生の言う通りでござるな。

『エルさんと関われなくなったあずきちは壊れる』…見事に当たってる。さすがはちょこ先生。

こよちゃんにフラれたときのラプ殿と似てるけど……ラプ殿はすぐに復活するし懲りずに何度も玉砕するから一緒にすると失礼でござるな。あ、もちろんラプ殿ツノガキじゃなくてあずきちに、でござる。

 

 

 

 ……

 

 

 

実は、風真にはあずきちに隠してることがある。

 

この前エルさんに会った時に、あずきちを避けてる理由を聞いてみたんでござる。それでその時にちょこ先生も一緒にいて、あずきちに伝えちゃダメだって言われた…けど、今のあずきちを見てると……教えてあげたいでござる。ちょこ先生、ほんとに伝えちゃダメなんでござるか…?

 

 ダメよ。ここからがおもしろ、大事なところなんだから!

 

うっ頭が…ちょこ先生の幻聴が聞こえたような……気のせい、だよね?

 

「……ねぇ、いろはちゃん」

「あっ戻った」

「ちょっと取り乱しちゃって…ごめんね?」

「大丈夫でござるよ」

「……それでね、いろはちゃん」

「…あずきち、お顔が怖いでござる」

「気のせいだよ」

 

いや…絶対気のせいじゃないでござる。あずきちの目から光がスッて消えたし、いつも通りのきれいで穏やかな声でも目の奥がまったく穏やかじゃないでござる…笑顔なのが余計に怖い…

 

「…いろはちゃん、なにか隠してるでしょ」

「……ナ…ナンノコトデゴザルカー」

「いろはちゃんって分かりやすいよね」

「うぅ…なんでバレたんでござるかぁ…?」

「(…エルちゃんが隠しごとしてる時と似てるんだよね)」

 

なんで、ほんとになんでバレたんでござるか。風真はそんなに顔に出てた……いや今までバレてなかったよ!?

…うあぁ、あずきちから無言の圧が……あずあずきち、詰め寄ってこないで…あっ顔がいい…でも怖い、怖いでござる……いつもなら嬉しいけど今だけは嫌でござる!!

誰か…この際ラプ殿でもいいから!!

 

 

___________________________

 

 

ラプラス

 

『あずきちがこわい』 

『たすけて』 

 

 『むり』

 『今幹部のハンバーグ食べてる』

 『がんば』

 

 

___________________________

 

 

……このガキィ…!!

 

「いーろーはーちゃーん?」ツンツン

「…ちょ、ちょこ先が…言わない方がいいってぇ…」

「…いーろーはーちゃーん?」

「…い、言わないでござる!!」

 

ちょこ先生に言われてるからとかじゃなくて、勘だけど……なんか、言わない方がいい気が…する。

いくらあずきちが相手でも…今回はなんか後でエルさんが危なくなりそうだからダメでござるぅ…

 

「……」

「…(…あ、諦めてくれた…?)」

「…い ろ は ち ゃ ん ?

「謹んで話させていただきます」

 

ムリ。怖い。逆らえない。

エルさん……いつも大変なんですね…

 

「…この前、エルさんと会った時のことなんでござるが…」

「…」

「…(また目の光が消えたでござる…)…その時に、なんであずきちを避けてるの…って、聞いてみたんでござる」

「…なんで」ガシッ

「…あずきち?」

「なんで教えてくれなかったの〜!?」ブンブン

あばっばばば!?

 

い、いつものあずきちでござる〜…!?……あずきち待って、揺らさないで落ち着いて…!!

 

あず、あずあずきち〜…

「…あっ…ごめん」

「い、いいんでござるよ〜」

 

うぅ……まだ目がぐるぐるするでござる…

 

「…その、理由なんでござるが〜…」グルグル

「……落ち着いてからでいいんだよ…?」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

「…って、言ってたでござる」

「……」

 

エルさん、ちょこ先生、言っちゃったでござる。

ほんとにごめんなさい…エルさんがんばって…

 

「……そんな理由、だったんだ…」

「…あ、でも! エルさんはあずきちを嫌いになった訳じゃないみたいでござるよ!」

「うん……そう、みたい…だけど…」

 

あずきち……そうだよね。恥ずかしいとか心の準備をしたいとか…嫌いになった、とか……そういう理由なら納得できるんだろうけど…

 

 

 

『ひとりで、考えたくて……悩む時間が欲しいんです』

 

 

 

…この理由じゃ、すぐに納得するのは難しいでござる。エルさんもこれ以上は言ってくれなくて…ちょこ先生は理解したわかったみたいで、

 

『…そうね。ゆっくり悩むのも大事……でも、時間をかけすぎちゃダメよ?』

 

って言ってたけど…風真は分かんないでござるよ。

あずきちにもほんとの気持ちは分かってないとは言ったけど……この理由じゃ納得できないでござるよ。エルさんほんとに何してるんでござるか…!

 

「……」

「……」

 

 

 

 ピロン

 

 

 

唐突に通知音がした。風真の、じゃない。

じゃあ…

 

「………エルちゃんだ

「ほんとでござるか!?」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 side.獅乃部エル

 

 

 

メッセージを送った。送ってしまった。

 

「……ははっ…」

 

感慨だとか感傷だとか…そういう複雑なやつに浸る前に、乾いた笑いが漏れた。

今の私は…あまりにも自分勝手で自分本位で、それでいてどうしようもなく救えない。

 

AZKiさんは、私をあれだけ思ってくれている。

思いをド直球にぶつけてくれる。すげない対応をしてしまっても、それさえも受け止めてくれる。

こんな私を、好きでいてくれる。

 

私はそんなAZKiさんを遠ざけた。

10日間短い間とはいえ、完全に接触を絶った。

 

分からなくなって、拒絶してしまった。

 

「……ふざけてる」

 

過去を思い出して改めて思う。

 

こんなヤツが一緒にいていいはずがない。いいわけがない。いいと思えない。いるのはおかしい。いてはいけない。

 

 

 

獅乃部エルに、AZKiさんの隣にいる資格はない。

 

 

 

…そうだってのは、分かっとるんやがね。

 

「分かってんなら離れりゃいいのに」

 

でも離れたくない。つくづく私は面倒で業突張りな野郎である。

 

 

 

 

 

…まあ、覚悟なんて御大層なもんでもないけど、心の準備はできた。もう逃げはしない。はっきりと伝えよう。

 

 

 

 

 

 

___________________________

 

 

AZKiさん

 

『避けてしまってごめんなさい』

『次の土曜日、私の家に来れますか』 

 

『伝えたいことがあります』

 

 

___________________________

 

 

 

 

 

*1
前話参照





風真いろは
「これって…!」
AZKiさんのフラストレーション解消役になっていただきました。
あずいろ過激派のみなさん、本当にごめんなさい。
作者もあずいろ好きとして、これでいいのか分かってないんですよね。


AZKi
「…2月、14日」
さあ行ってくれ。あとはもう少しなんやで。
そして、どうやらエルさんが指定した日は…


獅乃部エル
「…よし」
やるんだな!? 今…! ここで…!!

…やっとだよ、やっと過去のことをちゃんと書けるよ。
ここまで引っ張ったバカはどこのどいつだ…


※2/1 ちょっと修正しました
   エルさんがAZKiさんを誘った日を「日曜→土曜」に変更しました。
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