バレンタインデーに遅れた…やってしもた…
つってもまあバレンタイン要素ほぼないし…いっか。
しつこいようですが、キャラ崩壊が激しくなってます。
『こんなの〇〇じゃない!!』などなどご意見・改善点があれば、ぜひお願いします。
※3/20 修正入りました
AZKiさんの名前を『AZki』にしてました。許してください。
ピンポーン
「…久しぶり、ですね」
「避けてたのはエルちゃんでしょ」
「それは…はい、ごめんなさい」
ついにきた。来てしまった。
AZKiさんに詰め寄られたあの日から、自分なりに考えて考えて、やっと答えを出せた。まあそれが合ってるかは分からんし、まずそもそも正解を言える自信もないんやが。
「つーか、今日はチャイム鳴らしてくれるんですね」
「うん…勝手に入っちゃ嫌かなって」
「…まあ、そやね」
「…コーヒーと紅茶、どっちがええですか?」
「じゃあ…コーヒー」
「……」
「……」
……あれ…これどうやって会話始めたらええんや…?
いきなり本題…ってええんか? いや短いとはいえ顔合わせて話すん自体は久しぶりなんやしちょっと雑談挟んだ方が……でもそれやともっと切り出すタイミングがないなる…
…ってことは、適度に話してからいい感じに本題、か。
どないやんねん…まず繋げやすい話題から始めなあかん。繋げやすい話題ってなんだ(自問自答)
この話切り出すのに繋げやすい話題って…しかもそこから上手いこと本題に繋げなあかんのやろ、むっっっずいよ? そっから本題も上手に話して…とか、難しいんよ。
私を誰だと思ってんだ、ただのホロオタやぞ…前世もただの陰キャでしかないんやぞ…そんなやつが心の準備をした状態といえどもそういう覚悟がいるような大事な話をスパッと切り出せると思うだろうか、いや思わない(反語)
こんこよに言っといてなんやが、私ももうちょっとスパッといくべき…なんやろな。
しかも今私はAZKiさんを呼び出した立場にあるわけで、今現在AZKiさんを待たせちゃってるし…早めに落ち着いて話さんと……あれを伝えるってだけやのに…!
side.AZKi
…悩んでるな〜。
そんな様子もかわいいんだけどね。
というより久しぶりのエルちゃんだから、かわいさも増してるように見える……ふふっ。
多分、今はどうやって話を切り出そうか悩んでるんだと思う。
エルちゃんはいつも頭の回転が早いし機転が効く方なんだけど…一度テンパっちゃうとなかなか抜け出せない。だからエルちゃんにイタズラするときはまずテンパっちゃうようなことをして、慌てるエルちゃんを眺めつついじめてあげるのがいいんだよ。えへへ。
それで言うと…ちっちゃくなったエルちゃんもすっごくかわいかった。*1
家に帰ってすぐにああなっちゃったのかな。私がドアを開けて家に入った時の、あのぜーんぶ悟って逃げ場が無いのが分かった表情…いけないのは分かってるけど、すっごくゾクゾクってしちゃったんだよね。
あの姿だといつもより感度も良くなってたみたいで、耳の付け根をくすぐってあげたらすぐに声が漏れ出しちゃって、でも力も弱くなってるから抵抗できなくて……あ、いつもは諦めた感じで抵抗されないんだけど、あの時はすごく抵抗されちゃったんだよね。普段と違って押さえつけてちょっとだけ強引にやっちゃって………これもゾクゾクしちゃった。
戻った時の反応もかわいかったな〜…ソファで抱きしめてなでなでしてたら急に戻っちゃったんだよね。エルちゃんも完全に予想外だったみたいで、
『……放さんかい…』
って言ったときの顔と態度がほんっとうにかわいくて。恥ずかしさで顔を真っ赤にして、それでもジト目でこっちを見てくるところがもう本当に。
…それで、その後に服の裾を短くしてたことに気づいたんだよね。
エルちゃんのお腹…海に行ったときにも見たけど、すっごくきれいだった。顔が更に赤くなって動かなくなっちゃったから初めて触ってみたんだけど、肌も滑らかですべすべしてて、それでおっぱいも……うん。すごくよかった。
あれもダメ、だったのかな。いやでもその後もエルちゃんは普通に接してくれてたし…
…うん、やっぱり考えだしたら止まらない。今は考えないようにしないと。
なんにせよ、今はエルちゃんが落ち着いて話せるようになるのを待つしかないかな…
side.獅乃部エル
「AZKi、さん」
「…落ち着いた?」
「…はい」
AZKiさんの優しい声がしみる。
わざわざ私が落ち着くのを待ってくれて、その気遣いもありがたい。
「……その、私に…」
息が詰まる。
伝えたいのに、伝えなくちゃならないのに、言葉が喉の奥につかえているようで。
言うんだ、伝えなければ、言えばいいだけ……それだけなのに。
もう心は決めたはずなのに、その一歩を踏み出せない。
『もう関わらないで』って言わなくちゃ。
私と関わっていたら、また傷つくかもしれない。
…傷つくだけじゃない。
今は谷郷社長と議長さんのお陰で安定させられてる。でも今度は…今度は、ほんとに……
「……ッ…」
これを伝えれば、私はAZKiさんから離れることになる。
離れたら、AZKiさんは安全なんだ。私は
それでいい。
それがいい、のに…
言葉が出ない。
その一歩が踏み出せない。
「…もう…私に……」
「エルちゃん」
「はいっ!?」
「…エルちゃんが言おうとしてること、もうだいたい分かってるよ?」
「え」
「私を遠ざけようって思ってるでしょ」
「………な、んで…分かったんですか」
「分かるよ。エルちゃんのことだもん」
「っ……理由になってない…」
「なってるよ……私ね、エルちゃんのすることは全部受け入れようって思ってるの」
「……」
「エルちゃんが何を言っても、何をしても、どんな風に振る舞っても…全部」
「…なんで」
「ん?」
「……なんでそんなに…私にこだわるんや…?」
わからない。
私なんかにこだわる理由が、本当にわからない。
AZKiさんは綺麗で、とってもとってもすごい人で…隣に輝く星と同じ景色を見ているのに、暖かな春風を惹きつけるのに、風のなかで揺れる木の葉を掴めるのに……どうして、
「エルちゃん…」
「分からんよ…AZKiさんが、こんなに執着する理由が見つからへん……私は、ずーっと今まで遠ざけようとしかせえへんかったんやで…」
「……」
「やのになんで、こんな…なんでこんな人殺しを…」
「…エルちゃん」
「AZKiさんは知らんやろうけどな…私は、あんたを一回殺しとるんよ? やから、もう絶対殺さんようにせなあかんのに、」
「エルちゃん」
「私は、今すぐAZKiさんから「エルちゃん」っ……なん、ですか」
「ひどい顔だよ」
「…は?」
「エルちゃん、今すっごくひどい表情してる」
「……今、それは関係が」
「関係あるの」
「…ねぇですよ」
そうだ、私の都合なんて一切いらない。
AZKiさんに、ホロメンにとって良ければなんだっていい。
「私がどんな面してようが関係ない……AZKiさん、今すぐ私と関わるのをやめてください」
「やだ」
「っ…ヤダじゃないんよ、今度は…今度はほんまに殺してまう、やからっ!!」
「…それでも、嫌」
「……っんとに…なんでですか…」
「じゃあ、聞かせて。エルちゃんはどうしたいの?」
「…どうって……さっきから言っとるやないですか」
「それって『私が傷つかないように』でしょ」
「そうや、それ以外になにが」
「だから…エルちゃんはどうしたいの? 私が傷つくとか、そういうのは関係なしに、エルちゃんが本当にしたいことはなに?」
「……やから、それはっ…」
「…今のまま決めたら、笑顔になれる?」
「ッ…」
その一言ですべてが揺らぐ。
固めていたキモチが、定めたはずのケツイが絆される。気づかないふりをして仕舞い込んだ気持ちが顔を出して、私が弱いばっかりにグラグラと揺れてしまう。
「エルちゃん」
「それ以上言わないでください」
「……」
「…もう決めとんのに………揺らさんといてぇや……」
「…ねぇエルちゃん」
「……はい」
「私ね、どんなエルちゃんも大好きなの」
「……はい?」
……はい?
「笑顔でも泣き顔でも、怒った顔でもかわいくて、みんなに優しくて、なんでもできちゃうエルちゃんが大好き」
「…えっと…」
「普段はあんまり表情を変えないけど、撫でてあげるとすぐに赤くなって恥ずかしそうにしたり、たまにイタズラしようとして悪い顔になって、結局逆転されて悔しそうにしたりするところもかわいいなーって思うの」
「……あの、AZKiさん?」
「あと、なんでもできそうに見えて実は体力がなかったり生のトマトが絶対に無理だったり人前だとガチガチに緊張しちゃって表情がいつもよりかたくなるのを気にしてたり、意外とかわいい欠点が多いところも良いし、」
「えっちょっあのっ」
「耳が弱くて囁かれるだけで赤くなったり、誰かといると平気でも一人だけだとすっごく怖がりになっちゃったり、褒められるのがくすぐったくて苦手だけどちゃんと褒められたいときもあって、その時に褒めてあげたらそっけない態度でも尻尾の先を小刻みに震わせちゃって嬉しいって思ってるのがはっきり分かったりして、周りの人が思ってるよりもずーっと弱々で甘えるのが好きなところとか
「ストップ、ストップ!!」
…まだまだいっぱいあるのに」
「やからってなんで恥ずかしいことをつらつら言われなあかんのや!?」
「うーん…そういう反応が見たいから、かな」
「コイツ…」
「…でも、全部ほんとのこと」
「っ…」
「私はこんなエルちゃんが大好き、こんなエルちゃんじゃなくても大好き。私が最推しじゃなくても、人じゃなくて、それこそ悪魔でも……私を殺したことがあっても、それでも大好きなエルちゃんなんだもん」
「…AZKiさん…」
「…だから、エルちゃんの本音を聞かせてほしいな」
「…文脈が急すぎひんか?」
「ダメだった?」
それだけ優しい声で言われたら、断ろうにも断れない。
本当に、AZKiさんには調子を狂わされてばっかりや。
いっつも人の耳と尻尾を弄んで、こっちの気も知らずに嬉しくなるような言葉を投げかけて…それで喜んでまう私も私やけど。
…ほんま、ずるい人やんな。
「……ダメじゃ、ない…です」
「…ありがと」
「まだ、なんも言っとりませんけど…?」
「ふふっ…うん、そうだね」ナデナデ
「……なんで撫でるんです」
「嫌ならもっと嫌がってもいいんだよ?」
「…」
…いつもならとっくに嫌がって払おうとしてる。
でも今は、今だけは……もうちょっとだけ、このままでいたい。
「どうするの?」
「……そのまま、なでとってください」
「…うん、いいよ」
「……」
「……」
「…AZKiさん」
「(あ、このまま話すんだね…)…うん、なに?」
「私は…今までずっと、AZKiさんを遠ざけたかったんや」
「…」
「こんな私より、もっと…もっと、隣におるべき人がおるんやって……ずーっと思っとった」
前世から、一番好きなCPがあずいろだった。
『その2人が一番で、AZKiさんの隣にいるべきは私じゃなくて、風真さんだ』
その考えだけは変えられなかった。
「その人の隣で笑っとるAZKiさんが、頭から離れへんかった…その人と一緒に、幸せでおってほしかった」
「…エルちゃん…」
「……でも心のどっかで、一緒におりたいって………離れたないって、思ってもたんよ…」
「…やから、AZKiさん………こんな、こんな私でも……」
「…」ナデナデ
「……いや一回撫でるん止めてくれません?」
「えー…エルちゃんが撫でてほしいって言ったのに?」
「…格好つかへんやん」
「そういうの、気にしなくていいのに」
「AZKiさんはそうやろうけど…私が気にするんよ」
「むー…」
「…えっと、じゃあその…………心の準備を…」
「さっき言いかけてなかった!?」
「い、いや、しゃあないやん!! 元々こんなこと伝えるつもりやなかったし…」
「…『伝えたいことがある』って言ってたのに?」
「それは…そもそも話が別やから…」
「…」ジトー…
「……その、もうちょっとだけ…待ってもらえたり〜…」
「…待つと思ってるの?」
「やんなぁ…」
「…ここまで焦らしたのはエルちゃんだよね」
「うっ…」
「…これ以上待たせるんだね」
「う”っ…」
「…エルちゃーん…?」
「うぅあぁ……」
「……私、言ったよね。『エルちゃんの本音が聞きたい』って」
「…はい」
「エルちゃんのことだから、上手く言えないとか迷惑になるとか…そういうの考えてるんでしょ?」
「……そんなことは…」
「ほんとに? …目が一瞬左に動いたんだけど」
「…よく、見とりますね」
「……エルちゃん」
「…」
「綺麗な言葉じゃなくても、私のことを考えなくてもいいの」
「…でも…」
「でもじゃない」グイッ
「むぇ」
「…ほんとのこと、話して」
「…ほんとのこと言って…いいんですか…」
「いいよ。全部聞かせて」
「……うまく、いえへんよ…?」
「いいの。エルちゃんの言葉でいいの」
「…っ…、……あずきさん…」
「…うん、なぁに?」
「…だいすきです」
「いつも、遠ざけようとしてたけど…グスッ、いっしょにいると、うれしくて、っ…あったかくて……」
「もっと…もっと、いっしょに、いたくて」
「……これからも、いっしょにいたい…です…」
「…告白…って、受け取っていい?」
「……その、それは………はい」
「エルちゃん」
「…はい」
「…大好き」
「…っ……、…私も…です…」
「……」
「…あ、AZKiさん?」
「…やっぱりかわいい」ギューッ
「AZKiさん!?!?////」
side.AZKi
「…エルちゃん」
「スミマセンマダムリデスゴメンナサイ…////」
まだ恥ずかしくて顔が見れないんだって…かわいい。
でも…本当に嬉しい。
エルちゃんともっと深い関係になりたいって、ずっと、ずーーーーーっと思ってた。それが今日叶っちゃって…夢じゃない、よね。ここまできて夢だったらほんとに立ち直れない。
…それはそれとして、もうひとつ聞かなきゃいけない事がある。
「エールちゃん」
「……はい…」
「今日って何の日か、分かる?」
「…なんかありましたっけ」
「うん」
「…」
「…」
「…」
「…あれ…ほんとに分かってないの?」
「心当たりがないんですけど…」
うそ…いくらエルちゃんだからって……いや、やっぱりエルちゃんなら仕方ないかも。
エルちゃんこういうのに興味ないもんね…
「2月14日。バレンタインデーだよ?」
「………あっ」
「忘れてたの?」
「…はい」
やっぱり。
「…AZKiさん」
「ん、なに?」
「…その……ごめんなさい、なんにも用意ができてなくて…」ショボン
「…準備してくれるつもりだったの?」
「そりゃまあ…さすがに」
そう言って、エルちゃんは恥ずかしそうに顔を背ける。
頬もちょっとだけど赤くなって…
「かわいい」
「っんで今その言葉がでるん!?」
「いや…私のために準備してくれるんだって思うと…ね?」
「『ね?』やないんよ……もう…////」
「…やっぱりかわいい」
「ッ……////」
「ふふっ…はい、どうぞ」
「…そっちは準備しとるんやな」
「どんな事言われても渡すつもりだったんだよ?」
「…悪かったですね」
「だいじょーぶだよ…告白、してくれたんだし」
「蒸し返さんでええやんけ…////」
「じゃあエルちゃん……あーん♡」
「っ………あ、あー…////」
「…」
「…はよくれません?」
「背徳感がすごくって」
「ナニ考えてんですか…!」
「ごめんごめん…はい、どーぞ♪」
「ん……」モグモグ
「…どうかな」
「……美味しいです」
「よかった〜」
「…もう一個ください」
「いいよ〜…はい、あーん」
「自分で食べますよ…////」
よかった、気に入ってくれたみたい。
やっぱり好きな人に美味しいって言われると嬉しい。頑張って作ったからなおさら、ね?
「…あの、AZKiさん」
「なに?」
「…これはー、その…勘でしかないんやけどな? 別にAZKiさんを疑っとるってわけでも嫌いっちゅうことでもないん、やけど…」
「…」
「…これ、ほんまに普通のチョコ?」
「…どうしてそう思ったの?」
「なんか、暑なってきたんよ」
「ふーん……エルちゃん、甘いもの大好きだよね…♡」
「おいやめぇ…ちょっと怖いで…?」
「…」ジリッ
「…」ジリ…
「…あーん♡」
「」プイッ
「エルちゃーん?」
「わ、私猫やから食べれへん…」
「…さっき食べてくれたのに?」
「……に」
「…?」
「……にゃ〜…////」*2
「…」
「……なんか言ってくれへん…?」
「…誘ってる?」
「なんでや」
「これで『誘ってない』はダメだよ」
「……逃げようとしとるんやけど」
「まだ逃げるんだ…ふーん…」
「こっちは身の危険感じとるんやが???」
「えー」
「…エルちゃん」
「…なんです」
「抵抗、しないんだね」
「…」
「……襲われちゃうよ?」
「…んなことくらいは、分かっとる」
「……って、ことは…」
「…////」
「……♡」
AZKi
「……エルちゃん…♡」
獅乃部エル
「力強っ……あっちょっなにしてっ………!?////」
ナニがあったんだろうなー(棒)
というわけで、ようやくですね。
なんか当初の予定と比べますと、AZKiさんが5、6倍は強引というか…まあええか。
ここまでエルさんを書いてきましたが、とりあえず書きたいところの半分は書けました。
あと半分はエルさんの過去ですね。次で書きます。
一応設定とか流れは固まってるんですけど、文章力ががが…
なんとか頑張ります。
また遅くなるかもですが、読んでいただけると嬉しいです。
〇〇最高! あなたも〇〇最高と叫びなさい
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あずいろ最高!
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あずエル最高!
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どっちも最高!
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(今喉枯れてるから声出せない)