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※1/22 誤字報告ありがとうございます!
10/3
誤字報告ありがとうございます。
今回報告をいただいた箇所なのですが、意図的にそうしております。
所謂ネットミームですので、ご心配なく。
「…ふぅ」
定時です。今日もお疲れ様。
仕事が残ってる訳じゃないし、残業なしで帰れます。中には帰れない…というか帰らない人もいるとかいないとか。ほんとにそんな人っているんだろうか。
いないよね?いてほしくないよ?
「お疲れ様でーす♪」
「お疲れさま〜」
春先さんニッコニコで帰ってったね。金曜だから?
それとも…あー、歌枠あるんだった。春先さんが『一から十までしっかりリアタイできる』って言ってた時間だし、そらニッコニコですわな。
いやー、推しがいるって良いよね。後世になってから改めて感じることが多い。私も毎日生きる活力をもらっちゃってるからね。
最推し?
箱推しですが、なにか?
ホロメンは、みんな違ってみんないい(五七五)
みんなそれぞれ違いがあって、そのひとつひとつが魅力だからね。もちろん違わなくても魅力。
…私はなにを語ってんだ。
「あ、エル様」
「やっほ〜」
「あ、どうも」
声をかけられてやっと気づいた。脳内でうだうだ言ってたうちにけっこう歩いてたらしい。道は間違えてないのだから、習慣がありがたくも怖くなる。
いつのまにか下がっていた視線を戻す。
声を掛けてくれたのはアヒゲフンゲフンスバルドダックことスバルさんと、バーチャル保健医ことちょこ先生。
スバちょこるなたんでなにかあったのか、それともスバちょこの用事か。どっちみち配信関連なら楽しみである。
「仕事終わり?お疲れさま〜」
「ありがとうございます。おふたりは…打ち合わせですか?」
「そーです。ぼたん様にルーナたんもいましたよ〜」
ほほう…スバちょこるなたんでしたか。
この4人の企画でしょ?見てておもしろくないはずがない。本人たちはキツイかもしんないけど、いや紛れもなくキツイのもあるけど。
地獄企画って考える人もやる人もすごいよね。過去にいろんなの見てきたけど、私はあれだけの地獄加減を出せる企画は作れないし、もちろんやるのも無理。ほんとに尊敬ものだよね。
そんなことを考えていると、視界の端、遠くの方にある人が映り込む。まっすぐにこっちに来てるし、目的は間違いない。この現場を何度見たことだろうか……常備しててよかったね、これ。
「……」ガシッ
「……」
「…あのー、エルさん?なにしてます?」
「はい、見ての通りですよ?」グルグル
「…そういうことじゃなくて…」
「…なんで縄?」
「大空さんを捕まえておこうと思いまして」ムスビムスビ
「……ス虐に目覚めました?」
「…マジすか…?」
「違います。もう少し真っ当な理由です」
失礼しちゃうな〜、大空さんが悪いんですよ?
簡単には解けにくく、かつ解き方さえ分かれば簡単に解けるようにしっかりと結ぶ。まさかホロメン暴走時捕獲用の縄に別の使い方があったなんて…捕まえることには変わりないんだけど。
「うわー、めっちゃ手慣れてる」
「…本職の方?」
「いえ、事務職の方です」
「クフッw」
縄で手を捕まえるのが上手いってだけで本職って言わないでください。ただ練習しただけですよ…それに本職さんはもっと上手だと思うんです。
縄を結ぶ本職さんってなんだ。(自問)
例えばあの人とか…もう茶飯事すぎて、ものの数秒で輪っか作ってるからね。あのカウボーイみたいな引っ張ったらキュってなるやつ。
「エルさん、ありがとうございます」ヌッ
「あ、お勤めご苦労様です」
「…ッ……マネちゃん…」
「あー、だからですか」
「大空さん、がんばってくださいね」
「…ちょこ先!」
「がんばって〜」
「………アイ」
ちょこ先からの援護も得られず、スバルさんはドナドナされて行きました。
マネージャーさんも大変だからね。捕まえるのが簡単だとはいえ、少しくらいは負担を軽減してあげてもいいと思うの。全面的にスバルさんが悪いですし。
……てか、今私ちょこ先生とタイマンじゃん。
この人色々と心臓に悪いんだよね…収録でも日常でも。これが保健医ですか…まあ保健医としての実力というか能力というか、そこらへんはしっかりしてるしそういう面では大丈夫なんだろうけど。そういう面では。
「エル様も大変ですね〜」
「もう慣れてきました」
「ふふっ、聞いてたとおり要領いいみたいね」
そういってちょこ先はころころと笑う。
“聞いてたとおり”って、誰から……あの人か。いや絶対あの人だ。
ホロライブに私を身内のように話す人はあの人しかいない。強いていうなら谷郷社長もだけど、社長最近忙しそうだから話す時間はないだろうし。
あの人にあんまり私のこと聞かないでほしいかな……私のことけっこう過大評価する節あるし、“私に任せればだいたいどうにかなる”とか思ってそうなんだよね。まあなんとかしようと頑張っちゃう私にも責はあるんだろうけど。
「最近話してないんでしょ?寂しそうにしてたわ」
「まぁ、そうですけど……私はただのいち職員で、マネージャーでもありません。ホロメンにズカズカと話しかけるべきではないと思ってます」
「…ほんとに?」
「…はい」
「ふーん…これは重症っぽいわね…」
転生して、なにか物語の中心に近い立場にいたら、普通は関わりにいくものだと思います。前世で読んでたホロライブの二次小説、その主人公たちはみんなそうしてました。
でも、私はただの職員。それ以上でもそれ以下でも…いや以下な可能性はあるけど。とりあえず職員でしかない。
正直言って、個人的にはあんまり関わりを持ちすぎても面倒くさい。側からホロメンてぇてぇを見れればそれでいい……いいんだけどねぇ…
…そろそろ家に凸られそうなんよなぁ……とずまりすとくか…
「なんか急に難しい顔しだしたけど…」
「いえ、来週私生きてんのかなって」
「なんで!?」
「いろいろあるんです」
ええほんとに、ほんとにいろいろ怖くて不安なんですわ。なんかサラッと家の中に入ってそうで…私がとずまり忘れてたらの話だけど。
それになんか私の匂いは独特だとかなんとか言って会ったらめちゃくちゃ嗅いでくるからねぇ…微妙につらい、主に精神面で。
髪触られて抱きつかれてをホロメンにされるんよ?一応身体は女やけど心は半分くらいはまだ男なんよ?振り向いたら御尊顔あるんよ?
…もうまぢむり。
「……明日休めるかな」
「…なにかあったら相談してくださいね?一応同族ですし」
「…ありがとうございます」
問題は相談できる気力が残ってるかなんだけどね。
あはは…
ちょこ先と別れて帰路につき、そしてふと思い出す。
「ちょこ先、私のこと“同族”って言ったっけ」
まあ間違ってないし、獣人っていうより正しいまであるけど。
誰から聞いたんだか…あの人からっぽいけど、社長がホロメンひとりひとりにいちいち言ってる可能性もあるんだよね。
「…ま、どうでもいっか」
大空スバル
ミーティングの後マネちゃんにドナドナされた。
前回ロケットパンチをくらっていたがエルが2秒で直した。
大空スバルのマネージャー
「エルさんいつもありがとうございます」
癒月ちょこ
エルと“ある人”の関係とかエルの種族とか、メタ的にけっこう大事なことを知ってる。
エルとは趣味がけっこう合っているらしい。
YAGOO
みんな大好き谷郷社長。
エルの種族を知っている。