みおしゃー!おかえりー!
※キャラのブレが顕著になり始めそうです。「こんなの〇〇じゃない!」と思ったら指摘をしていただけるとありがたいです。
「……休日ってなんだっけ」
「?」
つい口にしてしまう程には疲れた。特に精神面。
なぜ休日までホロメンの尊味過剰摂取による尊死の危機に晒されなけりゃならんのですかねぇ…そういうのは毎日の通勤及び帰宅時だけで充分なんすよ。
あー、また無駄すぎる言葉を生み出してしもうた。
「…エルちゃんって体力ないよね」
「だまらっしゃい」
おっと言葉がキツく…やっぱり疲れると制御もままならない。まぁおっしゃる通り私は体力がある訳じゃない、ホロメンと比べればの話だけど。
言ったやろ、今世の身体はハイスペックだって。一般的な目線から見ればある方だ。まあ上の下の中くらいではあるけど。ただホロメンは最低値が上の中とかいうなかなかのイカれた集だンッウン‼︎…すごい方々なのである。私のような一般人、いや一般存在が敵う訳がない。
というわけで言い返す言葉もないのである。いまだに肩で息をしている時点でどうもこうもないんだけどね。てか元凶が何言うとんねん。
「今更ですけど、今日はなんで来たんですか?」
「…理由がなかったら来ちゃだめなの?」
「……そういう訳じゃないですけど…」
やっぱ私ってホロメンに弱すぎる。
AZKiさん、捨てられそうな子犬の顔はズルい。てかその顔して理由あやふやにしようとしてもダメです。ちゃーんと話してくれると嬉しいんですけど…
「…エルちゃんを吸いたかったから」
「…え、そのためだけに来たんです?」
「うん」
いやまじでそれだけなんかい。
AZKiさんも暇じゃないでしょうに…まあでも、自分の存在が推しの中でそこまで大きな存在になっているというのは嬉しいことである。前世は何もできなかったし、そもそも誰かの心に残るほどの関係もなかったし。
「…そうですか」
「顔、赤いよ? ニヤけちゃってるし」
「うっさい…」
そりゃねぇ、推しが私に会うがために来たようなもんだったって言われた訳ですし…オタクならこうなるよ。ならへん?
てかまずい、口角がまずい。お願いだから下がって…顔も早めに冷えて……おいまたムニムニしようとするな!
…あれ待て、私って吸いたくなるようなものなの?
この前風真さんにも「また吸わせて」的なこと言われたし、依存性とかあったりするのか…?そんなアルコールみたいな……私の種族を考えてみたら、無いとは言い切れないんだよねぇ。魅了とかそんな感じの混ざってたっけ…?
変身…強力………ねぇわ。
マジでなんでこんな吸われるんだ、私。
「なんでそんな吸おうとするんです?」
「え、吸いたいからだよ」
「…聞いた私が悪いんでしょうか」
収穫無し。
まぁ、そうか。猫吸いする人に「なんで吸うの」って聞くようなもんだしねぇ。あれ、癒しを求めて猫吸いするっていうなら…私を吸うのは心に癒しを求めてるから、ってコト⁉︎
ほんとに私をなんだと思ってるんだ、私はセラピーアニマルでもアニマルでもねぇよ。私になにを求めてるんだか。
まあ、ただの人間かと言われたらそうでもないけどさ。
「…ねえエルちゃん」
「どうしました?」
「ずっと思ってたんだけど…なんで敬語なの?」
「…なにか不都合でも?」
「…前は敬語じゃなかったよね」
皿を片付けてくると、律儀に待っていてくれたAZKiさんから問われる。
ホロメンは私にとって尊敬の対象。敬語はついつい使ってしまうんだよね。
前世で初めて見たのはゲーマーズがパーティーゲームをしている配信だった。楽しそうな笑い声を聞いていればこちらも楽しくなれた。
そこからどんどんとホロライブにハマって、私の中で大きな割合を占めるようになっていった。ほんとに頭の3分の1はホロライブでできてるんじゃないかと思えたことさえある。
初めて推しの記念ライブを観て、ステージの上で踊る姿に魅せられた。なにかは分からないけど、自分の中でなにかが琴線に触れたのだろう。この時は単推しになりかけた、別に悪いことじゃないんだけどさ。
ともかく、そこからずっとホロメンには敬語を使ってた。別に特殊でもなんでもないことだろうね。
「…そうでしたか?」
「そうだよ。覚えてない?」
「…あまり」
前世のことはほとんどぼんやりとしか覚えていないのにホロライブ関連だけははっきりと覚えていた。
今世でも興味も必要もなかったことはほとんど覚えていない。幼少期なんてその典型だ。
でもAZKiさんが幼馴染なのは覚えてる、ぼんやりとだけど。
「まあ、幼馴染だったってのは覚えてます」
「うんうん、それでそれで!」
「…どういう風に話してたかまでは覚えてないです」
「え〜…」
マジで幼少期の振る舞い方とか思い出とかは頭に残ってないんだよね。
でもAZKiさんがホロメンだと気づいたのってけっこう遅かったような。それだったら私は多分前世の砕けた口調で話していたんだろう。気づいていなかったとはいえホロメンとタメで話していたというのはおそろしいことである。
「あんまり覚えてないんですよね」
「えーっと……上手く言えないかも。エルちゃんらしい、かな? 関西弁と標準語が混ざってるみたいな」
「…そうですか」
聞く限りはおもいっきし前世口調ですわ。すごーく砕けてました。嘘でしょ過去の私。
…いつから敬語になったんだっけ。
たしかAZKiさんが活動始める…すこし前とかそこら辺、かな?今まで気安く話していた相手が憧れを向けるホロメンだと気づいた時の衝撃は凄まじいよ。もしホロメンだとわからなかったら敬語にはならなかったと思う。
まあどのみちホロライブで出会ってアイドルと職員の関係になってそうだから敬語になるんだろうけどね。
「逆になんでタメ口がいいんですか?」
「…ダメなの?」
「個人的にできる限り敬語を使いたいってだけです」
世間的には違うのかも知れないけど、私はタメ口になるのって距離が近くなることだと思ってる。私としてはホロメンへの深い干渉は避けたい…幼馴染になってる時点でなんだよそれって感じだけど。一応これでもこの世界にとっての“特異な異質”だし色々と不安定だし、私も自分のことを全部分かってない。ただ居るだけではあるけど、いったい周りにどんな影響があるのか見当もつかない。
今のところ大丈夫ではあるけどこの先も大丈夫、なんて保証はない。
だからできる限り距離をとっていたい。
「じゃあ前みたいに話してよ」
「文脈イカれてません??」
『じゃあ』ってなんですか、『じゃあ』って。だから、できるだけ敬語でいたいんですって。
一応他にも理由はあります。
距離を詰めると戻せなさそうで怖い。
そもそものところ、一度詰めた距離を離すのはけっこう難しい。少なくとも私はそう感じた。私自身あまり距離を離した経験がないからかもしれませんけど、一度距離感が変われば詰めるも離すもやりにくい。
そして、私自身は人と離れているのが苦手です。
かといってみんなでワイワイするのが好きということもないです。あまり離れていない程々の距離がいい…んでしょうか。自分のことですけどはっきりとはわかりません。そんな私が一度距離を詰めてしまえば、愛着というか情というか、好意的な気持ちのせいで離れられなくなりそうで。
ホロメンは推しですし、拒絶することは多分できません。だから距離を詰め始めたらどんどん近くなっていく。推しから一定の距離を保ちたい勢の私からしたらこれは避けるべきなんですね。
てかなんでこんなにタメ口にさせたがるんだ。
なにか理由があるんでしょうけど、聞いたら答えてくれます…よね。
「…なんでそこまで固執するんです?」
「…だって」
「…だって、エルちゃんと昔みたいに仲良くしたいんだもん…」
……嬉しいこと言ってくれんじゃないですか。
「お願い、ふたりっきりの時だけでもいいから!」
「…それ、逆にハードル高いやつでは?」
「えぇ…じゃあ、だめか…」
「……別に誰もダメとは言っとりませんよ…」
「いいの!?」
「…そこまで頼まれると断れません」
うん…泣きそうになるのはずるい。
私はホロメンの泣き顔進んで見たいとは思えない。まして自分が原因ならなおのこと。そして今そうなりそうだった……となると、断らない道はないんですわ。
やっぱりただのオタクはホロメンには強く出れない様です。
まぁ…肩の力抜いて話せる人ができたってことで……いいかもしれん。
「…ほんとにいいんだよね!?」
「……そういっとるやないですか」
「ほんとだ…ふふっ♪」
こっちの気も知らずにご機嫌で……かわいいからいっか。悲しませるより喜ばせたいし。
「今度からも昔みたいに話してね?」
「…それでええんです?」
「うん、それがいいの!」
「さいでっか…」
思ってたよりは楽、かもしれん……他のホロメンに間違えて出さない様に気をつけないといけんね。
「ずーーーーっと、エルちゃんとは昔みたいな関係がよかったんだよ?」
「昔…と言われましても、私はあんまし覚えとりませんけど…」
「大丈夫だよ、エルちゃんはいつも通りでいいの。関係性というか仲というか、そういうのが私の中で気になってただけだから」
「なら…ええか」
昔の私はいったいどんな風に接していたのやら…今度集中して“視て”みますか。頑張ったらなんとかなる。この身体ってなんだかんだ色々できちゃうし……今日はAZKiさんへの口調に慣れるのに専念しましょうかねぇ。
「じゃあ休日は吸いに来てもいいよね!」
「え」
「そのときに泊まっても、なんなら合鍵作っててもいいよね!」
「ちょ」
「…だめ?」ニッコリ
「…ダメジャナイデス…」
……AZKiさん、目が据わっとりません?
…私、これから大丈夫なんやろうか…
AZKi
エルの話し方を戻したかった人。
エルを吸えたし目的を達成できたしでホックホク。
清らかな笑顔の裏にはエルに対する並々ならぬ思いを抱いている。
エルの断れない性質をちゃんと分かっている。
合鍵は速攻作った。
獅乃部エル
昔は前世の口調で話していた人。
この先の毎日(主に休日)が不安になってきた。
ホロメンからに限らず頼みごとは基本断れない。
種族的に色々特殊。
変身できたり力が強かったり過去が視れたりするらしい。
たぶんいつか口調ミスる。
みんな…あず×エルって許してくれてます…?
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許す。もっとやれ
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雑食なんで良いよ
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あずいろの方が好きだなぁ
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いやそこはいろはスだろ
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その他(ご意見あればぜひ)