幽遊幻想郷   作:モフモフ狸

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霊剣使いと妖剣使い

桑原は広大に広い和風屋敷の門の前で

 

途方にくれていた。

 

「どうなってんだよ いきなり訳の

分かんねぇ女に絡まれたと思ったら

いきなりこんな世界に連れてきやがって」

 

と愚痴りながら門の左右に目をやると

 

昔ながらの白塗りの石壁が広がっていた。

 

「しっかしでっけぇ屋敷だな もう日が

暮れてきそうだし良ければ今夜だけでも

泊めてくれねぇかな?」

 

と考えた桑原は正門の隣にある勝手口

 

の様な小さな門から屋敷の中に入った。

 

屋敷の中は広い庭に綺麗な池それに

 

綺麗に手入れされた庭木の数々そして

 

眼の前にはこの屋敷のシンボルとも言える

 

巨大な和風の建物が建っていた。

 

「外も凄かったが中はそれ以上だな

そうだ 誰かいるかな すみません

すみません」

 

と何度か呼ぶと屋敷から可愛らしい洋服

 

を着た白髪の少女が出てきたが何故か

 

その少女は二本の刀を腰元と背中に

 

帯刀していた。

 

するとその少女は桑原に向かって

 

「おい 貴様この屋敷が西行寺幽々子様

のお屋敷と知っての無礼か?

答えによってはこの場で切り捨てるぞ」

 

と話す少女に

 

「ちょっと待ってくれ 俺の名前は

桑原和真 ちょっと聞きたい事があるんだが

構わねぇか」

 

と聞いてくる桑原に

 

「なんだ早くしろ 後貴様どうやってこの

白玉楼にやって来た 見たところただの

人間のようだが」

 

と聞いてくる少女に

 

「えーっと 俺は別の世界から他の三人の

仲間と一緒にこの世界に連れて来られたんだけど

みんなとバラバラになっちまったんだ」

 

などと会話をしていると

 

「妖夢ちゃん どうしたの?お客さん

かしら」

 

という声がすると障子戸が開き中から

 

この白玉楼の主である西行寺幽々子本人が

 

現れた。

 

「すみません 幽々子様この屋敷に無断で

入って来た不届き者がいましたので」

 

と幽々子に報告すると

 

「もしかして 貴方紫の話してた外の世界

の住人さんかしら」

 

と聞かれた桑原は

 

「あぁ そうだあんたがこの屋敷の主か?

ならお願いがあるんだが一泊だけでいいから

今夜泊めてくれねぇかな?」

 

と聞くと妖夢と呼ばれた少女が

 

「いけません幽々子様 この様な得体の

しれない人間を白玉楼に泊めるなど

危険です」

 

と話すと幽々子が

 

「なら私から一つ提案していいかしら?」

 

と話す幽々子に妖夢が

 

「なんですか? 幽々子様その提案って

いうのは?」

 

と聞かれた幽々子は

 

「妖夢ちゃん貴女 この桑原さんって

人と勝負しなさい 貴女が負けたら

桑原さんにこの白玉楼に泊まってもらうわ」

 

と話しそれを聞いた妖夢と桑原は

 

「おいおい 何言ってるんだよいきなり

戦えって言われても」

 

と話す桑原に対し妖夢は

 

「分かりました幽々子様 幽々子様の

期待に答えられるように頑張ります」

 

と話す妖夢に桑原も

 

「分かったよ それでどんな勝負だ

さすがに素手で女の子を殴る趣味なんて

俺にはねぇぞ」

 

と返してきた桑原に

 

「紫から聞いてるわ貴方霊気を剣

にして戦うのでしょう ならある意味

妖夢ちゃんと同じ剣士なら答えは

自ずと分かるでしょう」

 

と言われた桑原は

 

「わかったよ なら悪いがそこの庭

借りるぜ」

 

と話し庭に向かって歩き始めた。

 

そんな桑原を見た妖夢も庭に向かって歩き

 

出し庭の中心あたりで二人は向き合った。

 

幽々子は屋敷の廊下に座り二人の対決を

 

見守っていた。

 

「あのさ俺君の事なんて呼べばいい

妖夢ちゃんって呼んでいいか?」

 

と急に聞かれた妖夢は

 

「別に好きに呼べばいい じゃあ私は

桑原と呼ぶぞ いいな」

 

と少し顔を赤らめて言った。

 

そして桑原と魂魄妖夢の対決の火蓋

 

が切って落とされた。

 

「じゃあ俺からいかせてもらうぜ

いでよ 「霊剣」」

 

と叫ぶと手元からオレンジの光が

 

発生するとその光は徐々に形を変え

 

光が収まる頃には一本の剣が桑原の手

 

に握られていた。

 

それを確認した妖夢も愛刀のうちの一本

 

である楼観剣を抜き構えた。

 

そして幽々子が愛用の扇子を振り下ろす

 

ことで二人の対決が始まった。

 

するとお互いに走り出し自分の愛刀を

 

振りかぶると全力でぶつけあった。

 

それからお互いに何度も鍔迫り合いを

 

繰り返したり相手の急所を狙う一撃

 

を打ったが結局決着はつかず二人の対決

 

は引き分けとなってしまった。

 

その対決を見ていた幽々子は

 

「桑原くんには悪いけどしばらくこの

白玉楼に滞在してもらいましょうか

妖夢ちゃんの成長の為にものね」

 

と心の中で思うのだった。

 

二人の対決が終わった後幽々子が

 

「桑原くん対決は引き分けに終わった

けど貴方が良ければ一泊とは言わず何日

も泊まっていって構わないわよ

ねぇ妖夢ちゃん」

 

と言ってくれた幽々子に

 

「本当か? ありがとうなならしばらく

世話になるぜ」

 

と話す幽々子と桑原に

 

「全く幽々子様たら人の気も知らないで」

 

と心の中で愚痴をこぼすと

 

「おい桑原 もうすぐ夕飯だしばらく

世話になるというのなら準備ぐらい

手伝え 働かざる者食うべからずだ」

 

と言って台所のある建物へと

 

連れていった。

 

夕飯の準備が終わり三人で食事を始めよう

 

とした時桑原はその量に疑問を抱き妖夢に

 

聞いてみた。

 

「なぁ 妖夢ちゃんいくら俺が男だからだって

この量はちと多すぎやしないか 二十人前は

あるぞ」

 

と聞いてくる桑原に妖夢が

 

「確かにいつもより少し多いがそれはお前が

食べる分を少し追加しただけだ」

 

と冷静に返してきた それを聞いた桑原は

 

「おいおいちょっと待ってくれ てことは

いつも妖夢ちゃんと幽々子さん二人でこの大量

のご飯を平らげてるっていうのかよ」

 

と聞かれた妖夢は

 

「私はそれほど食べない 恐らくお前よりな」

 

と答える妖夢に

 

「てことはこの大量のご飯は幽々子さんが

食べるのか? 嘘だろその体の何処にあんな

大量のご飯が入るんだよ」

 

と話す桑原に幽々子が

 

「びっくりしちゃった 私食べても食べても

すぐにお腹が空いちゃうの」

 

と笑顔で話しかけてくる幽々子に桑原は

 

「アハハ 俺はとんでもねぇところに

来ちまった」

 

と思いながら夕飯を食べるのだった。

 

 

 

 

 

 

 




第3話書かせていただきました

これからも色々な内容で書かせていただく

つもりなので良ければ読んでみて下さい
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