幽遊幻想郷   作:モフモフ狸

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妖狐と迷いの竹林

蔵馬はまるで迷路の様な竹林を彷徨っていた。

 

「参ったな 地上に降りれたのはいいが此処が

何処かも分からないし何より早く幽助達と

合流しないと」

 

と考えながら歩いていると何処からか

 

「きぁー 助けて」

 

と助けを呼ぶ子供の声が聞こえてきた。

 

その声を聞いた蔵馬は全速力で声のした方に

 

走ると一匹の妖怪が二人の姉妹に襲いかかろう

 

としているところだった。

 

それを見た蔵馬は自分の髪から一本の薔薇を

 

取り出すと

 

「薔薇棘鞭(ローズウィップ)」

 

と叫び自分の愛用の武器を取り出すと

 

姉妹に襲いかかろうした妖怪の両腕を一瞬

 

にして切り落とした。

 

そして姉妹を庇うように前に出ると

 

「随分悪趣味なことをしているな

こんな小さい姉妹を襲うなんて」

 

と怒りを込め言い放った。

 

すると腕を切り落とされた妖怪が

 

「てめぇ 何しやがる俺の食事の邪魔

しやがって覚悟できるんだろうな」

 

と話すとその言葉が姉妹に聞こえ二人は

 

お互いに抱き合いながら泣き始めた。

 

それを見た蔵馬は姉妹に向き直ると

 

「怖かったね でももう大丈夫だよ」

 

と優しく話しかけると二人は安心した

 

のか泣きやむと同時に蔵馬のあまりの

 

カッコ良さに顔が真っ赤になってしまった。

 

それを確認した蔵馬は妖怪に向き直ると

 

さっきまで姉妹に向けていた優しい

 

笑顔ではなくまるで氷の様な冷たい顔

 

をしそれを見た妖怪は自分が身震い

 

している事に気がついた。

 

すると蔵馬が

 

「おい お前に選ばせてやる此処で

死ぬか それとも此処で引くか」

 

と言われた妖怪は

 

「けっ 覚えてやがれ」

 

と捨てゼリフを吐きながら竹林の

 

中に消えていった。

 

すると今度は竹林の奥からとある女性が

 

全速力で飛んてきた。

 

「おい お前ら大丈夫か?なんだか

妖怪の気配がしたから飛んで来たんだ」

 

と話してきたのはこの迷いの竹林の住人

 

である藤原妹紅であった。

 

姉妹の顔を見た妹紅は

 

「あれ? お前ら慧音の寺子屋に来る

姉妹じゃないか どうしたんだ?」

 

と聞いて来る妹紅に

 

「実はお母さんの具合が良くなくて

鈴仙さんの薬も切らしててだから

永遠亭に行って薬を貰うか鈴仙さんに

往診して貰おうと思って」

 

と話す姉妹に

 

「そうか それでこの竹林に入ったのか

でも危ないぞ この竹林には野良妖怪も

住んでるからな ところであんた誰だ?」

 

と蔵馬に質問すると

 

「これは失礼 俺の名は蔵馬だこの姉妹

が妖怪に襲われそうになってたんでな

助けたんだ」

 

と話す蔵馬に

 

「このお兄ちゃん凄いんだよ 薔薇の花

を出したと思ったらそれを棘のついた鞭に

変えてね 妖怪の腕を切り落としたの」

 

と妹がキラキラした目で話した。

 

それを聞いた妹紅は

 

「そうかそれは凄かったな 後あんた蔵馬

って言ったっけありがとうな この子達を

助けてくれて この子達は親友の教え子たち

なんだ 後私の名前は藤原妹紅っていうんだ

よろしくな」

 

とお礼を言ってくる妹紅に

 

「いや 礼には及ばないさ何よりこの子達が

無事で良かった」

 

と話す蔵馬に

 

「お礼と言っちゃなんだがよければうちに

来ないか この子達も永遠亭に送らなければ

ならないし」

 

という妹紅の申し出に

 

「ならお言葉に甘えさせてもらうよ 結構

竹林の中を歩いたせいで少しばかり疲れた」

 

と苦笑する蔵馬を見た妹紅は

 

「その顔立ちでその笑顔は反則だろ 全く」

 

と心の中で思うのだった。

 

妹紅の案内で竹林の中をしばらく歩くと一軒

 

の小屋が見えてきた。

 

「あぁ あそこが私の家だちょっと狭いけど

ゆっくりしていってくれ 私はこの二人を

永遠亭に連れて行ってくるからよ」

 

と話す妹紅に

 

「じゃあ 遠慮無く休ませてもらうよ」

 

と返し蔵馬は妹紅の小屋で休み妹紅は姉妹を

 

永遠亭に連れて行く事にした。

 

それから暫くすると殺気に満ちた集団が

 

妹紅の小屋に向かって来ている事に蔵馬は

 

気がついた。

 

「妖怪が軽く見積もって二十から三十は向かって

来てるな ん? その中にさっき俺が腕を落とした

妖怪もいるな つまり俺への復讐ってわけか」

 

するとさっき蔵馬に腕を落とされた妖怪が

 

「おい さっきの礼をしに来たぜ お前が

この小屋にいるのは分かってんだ さっさと

出てこい じゃなきゃ小屋ごとてめぇを焼き

殺すぞ」

 

と脅してきた妖怪に

 

「あー さっきの悪趣味野郎か 今度は腕落とす

だけじゃ済まないぞ」

 

と小屋から出てそう言い返した。

 

すると

 

「はぁ 何言ってやがるこの数が見えねぇのか

てめえこそ八つ裂きにしてやる 野郎どもかかれ」

 

と言い一斉に蔵馬に襲いかかったが

 

「ほう この俺を八つ裂きにしようとはいい

度胸だ 貴様らのその度胸に免じて俺も真の姿を

見せよう」

 

と言葉を発した瞬間謎の霧が蔵馬の周りを包んだ。

 

「なんだ あの不気味な霧は」

 

と妖怪の一人が叫ぶと

 

「ただの脅しだ ビビるな」

 

と話した瞬間目の前から途轍もない妖気が

 

感じられた。

 

そして霧が晴れるとそこには蔵馬の真の姿で

 

ある妖孤蔵馬の姿がそこにはあった。

 

その姿を見た妖怪たちは蔵馬から発せられる

 

氷の様な冷たい妖気に足がすくみ

 

動けなくなっていた。

 

「さぁ どうする此処で引くなら殺しはしない

もしかかってくるというなら全員この場で殺す」

 

という蔵馬の言葉に半分近くの妖怪は一目散に

 

逃げ出しただが半分近くは残っていた。

 

「ほう 貴様らは逃げ出したあいつらとは違う

ようだな なかなか骨がありそうだ」

 

と話しいよいよ戦闘が始まった。

 

やはり残った奴らは戦闘経験があるらしく

 

妖孤に変身した蔵馬といい勝負をしていた。

 

その頃妹紅は姉妹を永遠亭に送り届け

 

自分の家に戻る途中妖怪の集団が自分の家に

 

向かっていることを妖精から聞き急いで

 

向かった。

 

「チキショー あいつ等私達を監視してやがった

な 蔵馬が一人になる時を狙ってやがったんだ

無事でいてくれよ蔵馬」

 

そう思いながら家の道を飛ばしていると

 

急に途轍もない妖気が感じられた。

 

「なんだこの途轍もない妖気はしかも

うちの方からだと 兎に角急がねぇと」

 

そして妹紅が自分の家に着いた頃には

 

全員が竹林の竹に串刺しになりその中心には

 

未だに妖狐の姿のままの蔵馬の姿があった。

 

その姿を確認した妹紅は

 

「あれってまさか蔵馬か これが蔵馬の真の姿

だっていうのか こんな妖気持ってるやつこの

幻想郷にだってなかなかいねぇぞ」

 

と思いながら蔵馬に話しかけた。

 

「蔵馬大丈夫かって この状況を見れば分かるか」

 

と話しかけると

 

「あぁ妹紅か すまない美しい竹林をこんな奴ら

の血で汚してしまった」

 

と謝る蔵馬に

 

「それは構わねぇよ 殺らなきゃお前が殺られて

たしあたしのうちも無事じゃすまなかっただろう

からな」

 

と話していると何処からかパチパチと拍手をする

 

音が聞こえきた。

 

その方向を見ると一人の少女と二人の女性が

 

竹林の奥の方から歩いてきた。

 

その少女の顔を見た妹紅はあきらさまに嫌な

 

顔をしその顔を見た少女は

 

「あら妹紅わざわざ私が出向いてあげたのに

その顔は何?」

 

と言ってくる少女に

 

「うるせぇよ 輝夜(かぐや)それに永琳さん

に鈴仙ちゃんもどうしたんだ揃いも揃って」

 

と聞いてくる妹紅に永琳と呼ばれた女性が

 

「何言ってるの 貴方の家に妖怪の集団が

向かってるってうちの姫様が言うから

わざわざ午後の診療を休診してきたというのに」

 

と文句を言ってくる永琳に

 

「そりゃ悪かったな わざわざ来てもらって

でもな永琳さん 私が家に着いたときには

もうこんな状態だったんだよ」

 

と永琳と妹紅が会話をしていると

 

「すまない妹紅 今来た三人は一体誰だ?

話している感じを見るとお前の知り合いの

ようだが良ければ教えてくれないか」

 

と話しかけてきた蔵馬は仮の姿に戻っていた。

 

「あー悪い あのさ永琳さん鈴仙ちゃんと

輝夜の奴紹介してくれねぇかな 頼むよ」

 

と言われた永琳は

 

「全く分かったわよ はじめまして私は

この竹林の奥にある永遠亭で医者をしている

八意永琳よ じゃあ次 優曇華自己紹介して」

 

と言われたうさ耳の女性が

 

「はじめまして 私は永琳先生の助手を勤めて

いる鈴仙·優曇華院·イナバと申します」

 

と頭を下げると

 

「じゃあ最後は私ね 私の名前は蓬莱山輝夜

一応永遠亭の主をさせてもらってるわ」

 

と各々の自己紹介が終わると今度は蔵馬が

 

「御丁寧な挨拶有難うございます 俺の名は

蔵馬です」

 

と丁寧に頭を下げた。

 

すると永琳が

 

「貴方の事は知ってるわ 紫に外の世界から

連れて来られたのでしょう とんだ災難だった

わね」

 

と話すと今度は輝夜が

 

「永琳、鈴仙 せっかく幻想郷に来てもらった

んだからちゃんとおもてなしするわよ

妹紅 あなたも来なさいよお茶ぐらい出すわよ」

 

と輝夜が妹紅に話しかけると

 

「けっ あたしはおまけかよ まぁいいか

蔵馬にはまだ聞きたい事もあるしじゃあ行こうぜ」

 

と永遠亭への道を歩き始め蔵馬や輝夜達永遠亭

 

の住人達もその後を追い一路永遠亭を目指すので

 

あった

 

 

 

 




 第4話書かせていただきました。

今回は少しだけ長文になったかも

しれません

良ければ読んでみてください
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