最強格
・勝つのはほぼ不可能、
・逃走に専念すれば余程強固な包囲網が敷かれていない限り割といける
準最強格
・勝つのは余裕、
・
それ以下
・鼻歌混じりに勝てる、戦術がカスなので対多数も割と得意
・
「よう、元気そうだな」
「ネル先輩も元気そうで何よりです」
「......以前から思ってたんだけどよ、なんでタメなのに先輩呼びなんだ?」
「なんとなく?」
「そうかよ......」
ミレニアム郊外、廃墟の手前にて。
C&C最強のエージェントであり勝利の象徴たるコールサイン00、ネルパイセンに相対するのはこの私~!
感興の瘋癲
西水チトセ
はい、ゲーム開発部を前にカッコつけておいてネルパイセンの相手できんのか!?やれんのか!?と皆さんお思いでしょうがご安心ください。こちらからは喧嘩を吹っ掛けないので。
まあ戦闘に発展する可能性は高いでしょうが、こう見えてネルパイセンは思慮深く世話焼きな人なのでお話に誘えば問答無用でぶっ殺しに来ることはないでしょう。
そんなことをするのはホシノさん一人で十分───いやあの人一人で過分なんですが......
「んで、なんであたしを呼んだんだ?」
「まあまあ慌てずに。こうして久々に顔を合わせたワケですし昔話に花でも咲かせましょう」
「昔話、ねぇ......なあチトセ」
「なんです?」
「お前が指名手配された一連の事件、あたしは一つだけ引っ掛かる点があったんだ」
「......と、言いますと?」
「しらばっくれても無駄だ。───お前、なんで
大きな紅い瞳で、首を傾げる私を見透かすように覗き込む。
───やっぱり、この人の純粋な優しさは少しだけ苦手ですね。
「矯正局入りの原因になったあの実験───お前ほど用意周到で狡猾なやつが
「褒めてます?」
「ああ。他の証言も全て目を通したが、あの一点だけはどうにも解せない。
───もう一度聞くぞ。なんで、
「......」
例の実験とは、まあ過負荷実験の事でしょう。*1
つまり、アレですか。ネルパイセンは私が何らかの方法で脅され実験に協力させられており、その悪事を白日の下に晒す為に汚名を被ったのではないかと疑っているんですかね。
いやほんとこの人根が優しいから、私が純粋なカスであるっていう結論に至る前に色々考えちゃったんでしょうかね。うーん......(逡巡)
「......ひとまず、ネル先輩が疑っているようなことは無いです。あの実験は私の自由意思の元で行ったものですし、記憶処理していない生徒が逃走したのはまあ......私が手引きした事ですけど」
事の経緯は割と単純で、データだけかすめ取っていったベアトリーチェが私の実験案に反対しやがったのが原因でして。まあ私の実験案って神秘の拡散と共鳴の検証をするために屋外かつ複数人同時に行うものだったんで、「んなことしたらバレるだろうが!!」っていう至極当然な意見だったんですけど。
あのババアいい年して生徒会長(笑)やっておきながら、自分の計画に狂いが生じるのが嫌だからって偏執的なまでに人目を嫌がるんすよね。そのくせデータくれくれしやがってよぉ......おめえからも何か寄越せよ!!
なので「あーしまったばれてしまったー(棒)」でゴリ押したワケです。
とはいえ全部正直に話すわけにはいかないしなぁ......
(ネルパイセンが、というよりも生徒は全員ゲマトリアとは関わらない方がいいんですよね。マジで悪影響しかないんで)
ゴルコンダさんの言葉を借りるのであれば、この世界における"大人"というテクストは"無知なる子供を騙して搾取する存在"でありゲマトリアの面々はその最たるものです。
まあ私も同じ穴の貉なのでとやかくは言いませんが、とりあえず現状は関わらせない方向で行きたいんですよねぇ......
つっても変に隠すと意地でも聞き出そうとするだろうしな......ホシノさんはその辺全て察した上でとりあえず殴りかかってくるので精神的には楽ではあるんですけど(なお物理的には(ry
「俗に言う"オトナの事情"ってやつですよ。墓まで持っていくような話でもないので、いつか機会があれば話しても構わないですけど......」
「今じゃねえ、ってか......ところで話は変わるんだけどよ、最近ミレニアム周辺をうろちょろしてるみたいだが───今度は何を企んでいる?」
「さあ、何だと思いますか?当てられたら答えても構いませんよ」
「つまりボコってホシノの前に引きずっていけばいいわけだな?」
楽し気に鎖を打ち鳴らすネルパイセン、震える私。
「仮に私が負けたとしてもそれだけは勘弁してもらえませんかね!?」
「───"仮に"ってか。そういやこうして戦うのも久しぶりだが腕は鈍ってねえよな?」
「それなりには?」
「じゃあ始めるとすっか───っ!!」
◇
初対面の印象はまあ───胡散臭えやつだな、ってくらいのものだったな。
ミレニアム近郊で勃発した賞金稼ぎと賞金首の大規模な戦闘......そこにあいつが居た。廃墟の一区画が消滅するレベルの戦闘が終わった直後だってのに、ピンク髪のチビと談笑しながら慣れた手つきで手配犯を拘束しながら金品を奪っていく様子を見れば誰だって理解できる。特徴に関しては広く知れ渡っていたからな。
毎週ヴァルキューレに危険度の高い指名手配犯をダース単位で送り届ける賞金首狩り、アビドスとかいう廃校寸前の学校に現れた突然変異。
ブラックマーケットの銀行にカチコミをかけておきながら、誰も力による制裁ができないから公然の秘密と化している「生ける伝説」
───あいつらは間違いなく問題児だったが、紛れもなく最強の二人だった。
ちなみに生徒会長はヘリの運転が下手だが機銃掃射は上手かったらしい。
ティーパーティは直接関与した事がないにも拘らず名指しで監視を命じ、ゲヘナ情報部は常に人員を配置し情報を収集していたレベルだ。
何せ、ホシノとチトセは
一般にはホシノが常識人ポジみたいに勘違いされてるが、むしろチトセがストッパーとして適切な援護で被害を抑えていたからな。生徒会長も他学区で適当に空対地ミサイルを撃ち込みまくるし、大きな学園間トラブルに発展しなかったのは奇跡みたいなもんだろ。
......まあアビドスと学園間トラブルに発生したとて何をすればいいんだって話だがな。殆ど特定の生徒に対する報復と変わらないし、アビドスの校舎ってのはあの三人にとっての逆鱗だからな。力じゃ敵わねえからって校舎を狙ったバカは再起不能レベルまでぶちのめされて矯正局に叩き込まれたらしい。
───ホシノとあたしのどっちが強いかって?......チッ、癪だが今はあいつのほうが強い。いつかぜってー追い越してやるけどな。
あいつの強さはシンプルに言えば
ホシノ対策をするならゼロ距離を全力で拒否しつつ中~遠距離で火力を叩き込み続けることだが......まあ今はいい。
チトセと比べたらどうなのかって?......そりゃもちろんあたしだ。戦闘技術には目を見張るものがあるが基本的に地力が足りてない、惜しい奴だよ。
だがまあ───そうだな。
あたしがホシノ以外に負けることが万に一つでも起こりえるのなら───その相手は、チトセだろうな。
対ネル戦はたぶん1~2話で終わります
ゲーム開発部の奮闘は九割カットでお送りいたしますので、流れが知りたい方は時計仕掛けの花のパヴァーヌ編第一章12話「鍵を探して」をご覧ください(カスの誘導)
お前らの感想、待ってるぜ!!(ユニ〇フ並感)
次に書くかもしれないもの
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アビドス編
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アビドス(過去)編
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エデン条約編の後