後から編集するのも面倒なのでみんな定型文になっちゃうか触れないんだろうな......と思いました
という訳でここ数回分くらい纏めてお礼させて頂きます
気付いたらお気に入り数2000、総合評価3000ptに到達しておりました!!(白目)
最初は息抜きで書き始めた話がここまで書き続けられているのはひとえに皆様の応援の賜物です!!今後ともよろしくお願い致します!!
特に感想を頂けると飛び跳ねて喜びます(小声)
戦闘開始からおよそ一分。
ネルパイセンとの模擬戦闘はかなりの回数経験してきた私ですが、一回の戦闘がここまで長引くのは初めての事です。
戦闘そのものが最強格全体で見てもハイスピードで明確な即死コンボがあるネルパイセン戦は基本的に一瞬で終わります。一日で数十回以上の手合わせができるなんてお得!!(白目)
純粋な中距離戦闘の技量や戦術の完成度で比較した場合、キヴォトスで最も優れているのは間違いなくネルパイセンなんですね。
まあ有り余るフィジカルをフル活用して一瞬でゼロ距離に持ち込む人とか、距離を取って区画単位で更地にする掃射を行う人も居るんで"総合的な最強"には届きませんが。
例えるのなら発生と後隙と機動力にヤケクソ強化が入ったミェンミェン。
どうしろと?と思うかもしれませんが割とやりようはあります。
───まあその前提として、距離を詰めないとお話にもならないのですが()
「ッッッ!!」
「おらぁっ!!」
足元へ居合の如く振りかぶられた右手側の鎖───ブラフ。軽く跳んで上に躱す。
案の定、残像が見えるほどの速度で上方向に与えられた振動───これもブラフ。自由端振動である鎖は私の顎をカチ上げようと波を伝播しますがその直前に......
「シッ!!」
弾丸をばらまきつつ、左手側の鎖を一閃。瞬時に一回転し、同様に右手を振るう。
行動を封じる正確無比な弾幕を形成しつつ、空中と言う逃げ場のない牢獄に必中の鎖を同時に放つ神業。
これこそが本命の攻撃であり、ネルパイセンの十八番である回避不能の空中コンボ。二重の弾幕と両手の鎖の全てを対応しなければ一瞬で敗北します。
初見でなくても対処はほとんど不可能。最初に足元へ振るわれた鎖を弾丸で弾くのが唯一解ですが既に弾切れ、即死コンボの始動技をノーリスクで連打できるのはズルいと思いませんか?
というかそもそもの話、とんでもない速度で振りぬかれる鎖を弾丸で弾かれるなんて超次元戦闘はまず起こりません。"この"キヴォトスは一種の例外です。
神秘に対する理解度がキヴォトス全体で高まっている上に最強格同士の交流、戦闘訓練が行われるということはつまり経験値の質も量も桁違い。
同格との戦闘経験、戦術やその他の知識を共有した最強格。
彼女たちはもはや過剰とも言えるほどに強化された存在であり、ルールを逸脱した
───ですがそれは私も同様。間違いなく最下位ですが一応最強格にカウントされているだけあり、この即死コンボにも一応打つ手を用意できました。
今の私にできる対処のうち最も有用で確実な方法、それは───
「
「なっ!!」
予測不可能な乱数を与えること。
右大腿のホルダーに収まっていた特殊グレネードその二。チャフをばら撒く特殊グレネードの存在が認知されているのなら、"知られている事"を逆手にとって別の武器の隠れ蓑にする。
私ってば(それなりに)頭イージャン!!
炸裂するのは
なんと手に持って使用するこいつは、ケツから発射される数十個(対ネルパイセン用に大粒)の鉄球をブッチッパ!!して"必中"により制御する───まあ一発限りのクソデカショットガンみたいなもんです。
位相も軸もお構いなし、めちゃくちゃに着弾させて生じた外乱刺激は互いに干渉しあうことで予測不可能な挙動を生み出します。
じゃあ偶然私の方に飛んでくることもあるんじゃない?と思われるかもしれませんがご心配なく。鎖の先端は鉄球を数個使って私から逸れるように強振させるので───そもそもお前の心配はしてない?さいですか......(トボトボ
まあ何にせよ、これが最初で最後の───そして最大のチャンスです。
鎖は伸び切った上に先端は互いに訳わかんないくらいの乱数まみれ、弾幕形成のためにある程度残弾数も減ってるはず。
最初から初見殺しのカウンターしか狙っていない、待ちガイル以下のクソ戦法ですがキヴォトスにおいては勝者こそが正義!!敗者の言葉とは即ち負け犬の遠吠え!!
特殊グレネードその二と同時に小指で取り出したスピードローダーを捻じ込みリロード。
この一瞬で、最初で最後のゼロ距離戦闘によって勝敗が決まるでしょう。
「いざ尋常に───ッ!!」
「ハッ、どの口が───!!」
◇
「チトセさん、大丈夫かなぁ......」
"......チトセならきっと大丈夫だよ"
「だって
正直、戦闘に関してはド素人の私目線だとチトセと他の最強格の差がイマイチ分かんないんだよね。そもそもネルって子とはまだ顔を合わせたことも無いし。
話に聞く限りだと"逃走"の一点だけはトップクラスだけど対策されてるらしいし、本当に何にもわかんないめぅ......(無能
「ヴェリタスとエンジニア部が協力してくれたおかげで"鏡"をゲットできたけど、どの場面でネル先輩が現れても私達詰んでたよね......」
"それはそう。C&Cやセミナーのみんなもこう......凄かったからね"
「あっ!!もちろん先生も居たから全員で脱出できたんだから感謝しないとね!!」
「それもそうだね......先生、協力してくれて本当にありがとう」
"気にしないで。こんな経験なかなか......あっ(アビドスの思ひ出)"
そういえばあの時ホシノと合流してボッコボコにしたカイザーグループってどうなったんだっけ。少なくともPMCは再起不能だろうけど企業的には立ち直れる程度の痛手でしかないはず......多分、知らんけどきっとそう。
そんな適当な思考に耽っていると、正面から一人の少女が歩いてくるのが見えた。
なんかすごくカッコいいスカジャンを身に纏った小柄な......ん?
"ねえあの子もしかして"
「もしかしなくてもネル先輩じゃん!!どどどどどうしよ~!!」
「おおお落ち着いてお姉ちゃん!!素知らぬ顔して通り過ぎれば───」
「───交戦時の勝率、ゼロ%。ランダムエンカウントにしては凶悪すぎます!!」
「───よう、あんたが先生か」
"......初めまして、君はネル───で合ってるよね?"
「なんだ知ってんのか。まあこれに関しちゃ
ったく......とぼやきながら頭を掻くと、こちらに一歩近寄って───アリスの顔を、しげしげと覗きこんだ。
値踏みするような、或いは見定めるように貫いた視線を前にさしものアリスもたじろぐ。
攻撃する意志のようなものが感じられない分、ある意味一番怖い......
「......まあ、今日の所は
"......それはどうも"
「ああ、あと"あいつ"に伝言を頼む。『次は無い』ってなァ!!」
"───うん、わかったよ"
「じゃあ───
その場にいた全員が冷や汗をダラダラ流しながら、去っていくネルの背中を見送っていた。
皆が胸中に抱いた言葉はきっと同じ。
(チトセ、今度は一体何をしてくれたんだ......)
この世界の第二章ってネル先輩が一番の苦労人ポジになるのでは......
ボブは訝しんだ
次に書くかもしれないもの
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アビドス編
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アビドス(過去)編
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エデン条約編の後