なぜなら息抜きなので
アイエエエ!?センセイ!?センセイナンデ!?
「アイエエエ!?センセイ!?センセイナンデ!?」
"......また君か"
私の不倶戴天の仇、シャーレの先生は頭痛を抑えるかのような仕草を見せた。
現在地はミレニアム近郊に位置する廃墟の辺境。個人的な調べものに没頭していた私の背後に立つ彼の表情は芳しくない。
何せ、彼が手を焼く問題児たちの中でも私は飛び切り面倒な存在なのだから。
"今度は何を企んでいるんだい?事と次第によっては───"
「ちょっ、タイムタイム!!今回は何も企んでませんって!!」
"アロナ?"
「はいっ!!脈拍や呼吸に乱れはありませんが、2ミリ秒程度の無意識的な表情の変化を確認しました!!相変わらず呼吸をするように嘘を吐きますね!!」
「アロナさんに聞くのはズルでしょうがぁ!!!」
今日こそは少しばかり"お話"しようか?と笑顔でにじり寄ってくる悪魔に背を向け逃走!!
三十六計逃げるに如かずとはこのことよぉ!!!!
"チトセェ!!止まりなさーい!!"
「止まれと言われて止まるワケないでしょうがぁ!!!!」
そうして今日も私たちは楽しく追いかけっこ。
───いや別に全然楽しくないんですけどね?
逃亡し隠伏し研究する、楽しい生活のサイクルが先生のせいであーもう滅茶苦茶だよ()
え?なんでいつも優しい先生からこんなに雑な扱いを受けてるのかって?
それを説明するには私こと西水チトセが七囚人、『
◇
「......ん?ここキヴォトスじゃね?」
「いやお前誰だよ?」
でっかい建物だなぁ......あれがサンクトゥムタワーかな?ってことはここがD.U.シラトリ区?
こうして一市民として見ると本当にデカすぎんだろ......
「で、お前誰?」
「いやこっちのセリフな?」
いかにもスケバンでござい!!みたいな恰好をした生徒が目の前で首をかしげている。
この路地、ついさっきまで誰も居なかったはずなんだけどな......とぼやいてはいるがこっちのセリフだよ。
「てかお前、銃は?」
「たしかに持ってない。どうしよこれ」
「私に聞くなよ......身包み剥がされた後ってとこか?」
キヴォトスの不良はグラセフ並の治安を形成する諸悪の根源であり、挨拶みたいなノリでカツアゲしてくるが銃まで奪ってくることはまずない。
さすがにそれはどうなん?という感じなのかな。
「ちなみにシャーレって知ってる?」
「シャーレ?実験とかで使うやつか?」
「おっけ、大体理解した」
おそらく本編開始前。ここで熱心な先生諸君であれば問題を先回りして潰したり、いつ来るかも分からない先生の為に土壌を整えたりするのかもしれないけど私は違うぜ!!(カス
───とはいえ。流石に死人が出ると分かっているのに放置するのは人として駄目っしょ。
死刑だよ死刑。
よし。間に合うか知らんけど、とりあえず行ってみよう。
ユメ先輩の件を何とかするついでに、黒服に"アビドス最高の神秘"と言わしめたホシノも見たいしアビドスに行こうかなー!!方針決まった!!(ここまで3秒
「ありがとう、助かったよ!!じゃあね!!」
「いや、あたしら何もしてないんだが......」
そこから先はまあ、色々ありまして。
まだ一部署の長であった連邦生徒会長とちょっと"お話"したり、2人だけのアビドス高等学校に入学してみたり......
───剥き出しの神秘に触れてみたり。
いやーあれはやばかった。抑えていた研究欲?好奇心的なモノを刺激されまくっちゃって普通にそこらのスケバン拉致って実験始めちゃうくらいに。
結果的にホシノさんに追い出されちゃったけど在学中に神秘の研究は進んだし、これでもかってくらい怪しい"同好の士"を得ることもできた。
タイマンなら学園最強格相手に数分粘れるレベルになって調子こきまくってたとこでFOX小隊にカチコミかけられてブタ箱行き(涙)
まあ私レベルの生徒を収容できる施設なんて一つしかないよねっていう。
時系列から推測するに先生がキヴォトスに来るまであと数か月。
何してくるか分からないという理由で念入りにボッコボコにされた私は心を入れ替え、看守もにっこりの模範囚となったのです!!
......でもシャバに出たら研究やめれないんだけどwww
あっ、待ってあんにゃろめ応援呼びやがった(迫真
あと『感興の瘋癲』って他のメンツと比べたらシンプルに悪口じゃない?
こんなもの書いてる場合じゃないんだよなぁ......
次に書くかもしれないもの
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アビドス編
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アビドス(過去)編
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エデン条約編の後