原作の考察を織り交ぜた本作の根幹設定についても多少触れていますので、あまりにも暇な方はまあ......あんまり今後の展開には関係ないですが一度目を通して頂けると......
ちなみにこういった質問やら感想は凄く助かるので今後も沢山ください(強欲)
「ごめんやっぱ無理ナール」
"ちょっと───!?"
「てめぇ!!もう少し真面目に戦いやがれ!!」
『......』
どうも、本気モードのKeyにボッコボコにされております西水チトセです。
いやだって普通に考えて勝てるわけないじゃんね。素の性能だけ見ても最強格のアリスちゃんボディでプロトコル:ATRAHASISまで使いこなすんだからさ。
この戦いは準最強格の中でも上位であるエイミさんやトキちゃんがギリついてこれるくらいのレベル。ちなみに戦いと言っても───
(───っぶねぇ!!)
咄嗟に身を屈めると、つい数瞬前まで私の頭があった場所を大口径の弾丸が通過します。大気を殴りつけるような唸り声と一瞬見えた姿から推測するに口径は20mmを超えているでしょう。
これが勝負が成立しない理由。ノーモーションかつ一瞬で死角に各種兵器が生成され自律攻撃を行ってきます。
破壊しようとしても大半は着弾する直前にリソース化されあちら側の損害はゼロ。エネルギーロスこそ存在するでしょうが、エリドゥ全域をリソース化した彼女と物量でぶつかり合うのは無理ゲーもいいところ。
───と、いうのは3つ目の切り札を切らなければの話になるんですけどね。
(つっても今使ったところで確実に勝てるとは思えないんですよね。絶対に今切るべきじゃない"最後の切り札"を使っちまえば確殺なんですが......)
という訳で今の私にできるのは時間稼ぎだけなんですね。決して遊んでいる訳じゃないんですよ、決して。
「ほいっ、撃ち漏らしてるZOI☆」
「助かります、ただ股抜き射撃を行う必要性は理解できません」
「こういうのはロマンが大事なんだから......」
トキちゃんの背後に出現した機関銃を撃ち抜き。
「助太刀致す!!」
「......ありがとう?」
「なんで疑問形?」
エイミさんの頭上に出現した手榴弾を蹴り飛ばし。
「うぉぉぉぉ!!行けー!!そこだー!!」
「おい」
ネルパイセンを全力で応援し───え?なんすか?
「なーんかおかしいよな?あ゙あ゙ん!?」
「なんで助ける必要なんかあるんすか(迫真)」
だって死角に生成されてもあんたノールックで撃つじゃんね。助ける必要性皆無じゃんね。
『......今の私では真面目に相手をする価値すらない、ということですか?』
「急にヘラるじゃん、どしたん話聞こか?」
「チッ、攻撃は全然通らねえしチトセは動かねえし......しゃらくせぇ!!」
そう吐き捨てて短機関銃を連射しますが───全ての弾丸はKeyに着弾する寸前で軌道を歪められて明後日の方向に飛んで行ってしまいます。
おそらく弾丸が保有する運動エネルギーの情報値が書き換えられているのでしょうが......これチートすぎるでしょ。
(検証実験で致死性の行使にリミッターが設けられている事実を確認できていなかったら流石に止めていましたが───それはそれとして無理ゲーやねほんま)
今のKeyはキヴォトスの現在過去未来平行世界通しても3本の指に入る程度の強さを持っているでしょう。タイマンなら
私の"必中"なら恐らくヒットするでしょうが致命的に威力不足。現状だと打つ手がホンマにゼロですねクォレハ......
アリスちゃんのボディに搭載されたナノマシンは自動で治療を行いますが、今となっては保険に過ぎません。膨大な量のリソースを用いて瞬時に身体を再構築するため、ダメージの蓄積とか正攻法で勝てる状況じゃないし......
「そろそろのハズなんだけどなぁ......」
"そろそろって、何が?"
「私が用意した4つ目の切り札の話です。距離と時間から逆算すると多分───あっ」
出たぁ(ドラ●もん風味)
「先生、良い知らせと悪い知らせのどちらから聞きたいですか?」
"じゃあ良い方から"
「良い知らせは───
"悪い方は?"
「......私がブタ箱にブチ込まれるということです」
"良い知らせが!!2つも!?"
「おいこら」
冗談はさておき、ここまで入念に準備したのに手札を晒すことを渋ってトチったりすればお話にもなりませんのでね。
「......私は先程、2つの目的があったと話しましたね。そのうちの1つはKeyとリオ会長の選択を見届けることでしたが───もう1つを、お見せしましょう」
これこそが私と黒服さんの共同研究成果。
土台も先行研究も殆ど存在しない状況から、たったの数か月で再現したオーパーツ中のオーパーツ。
その名は───
「
不遜にも神々の領域に一歩踏み込み。
───私達は、盗み出すことに成功した。
キヴォトスを焼き払う事すら可能にする、その
◇
『───ッ、まさか!?』
「ご明察!!試験的には1か月ほど前から投入していたけどKeyの電源は切っていたからね!!」
「......あー、あの時に使ったやつか」
"ネル?何か思い当たる節があるの?"
「思い当たるっつーか......」
あーそういえば最初に実践投入したのはネルパイセン相手でしたね、忘れてました()
「あと一歩踏み込めば勝てるって場面で
「正っ解!!」
"うわぁ......"
あの時は距離詰めて"気絶"を通そうとしたんですけど、近接対策でサブマシンガンの銃床にスタンガンが仕込まれてて完璧なカウンター喰らっちゃったんですよね......たぶんアレ、エンジニア部の悪い癖が出た魔改造品を私対策に改修して投入した物ですかね。
咄嗟に生成を予約していた特殊グレネードで目くらまし&回復してガン逃げして、最終的に"偏在"と特殊グレネード3連投で逃走に成功しました(カス)
「さて、本日使用するのはこちらのI.S.Cモジュール(×56)です」
『───ッ、それは流石に許容できません!!』
"ちょっ、チトセ前前前来てる来てる!!"
「おやおや、そんなに慌てると足元がお留守ですよ」
床面の見た目を変更することなく地雷に再形成。こ~れ頑張って練習したんですよ。
『この程度───ッ!!』
「あとほら、私ばかり気にしてちゃダメですよ」
「オラァ!!」
ネルパイセンによる速射。情報値の書き換えが間に合わなかったのか数発が着弾します。
おやおや焦りが見え始めましたねぇ......ニチャニチャ
「ああ、そうそう───これ、なんだと思いますか?」
『......?』
かの有名な紋所のように掲げて見せるのは───少し薄汚れた、とあるマスコットを模した小さな機械。
「たのしいバナナとり型発信機、緊急時に現在地を同種の端末に送信するだけの機械です。ちなみにあと2つあります」
"残り2つ......あっ(察し)"
「うちの生徒会長は本当にもうどうしようもないポンコツさんでして......万が一の場合に、救難信号を送るための道具が必要だろうということでエンジニア部に作ってもらったんです」
『それに今、何の意味が───』
「これ、数時間前に押しちゃいました」
"(頭を抱える)"
『......!?上空から───ッ!?』
4つ目の切り札───きっと、いえ間違いなく来てくれると信じていましたが......
「───チトセッ、無事!?」
「有難くも五体満足ですよ~」
駆け寄ってくるホシノさんの装備は、以前アビドスに向かった時と同等のガチ度合い。ヘリも限界に近い速度で飛ばしてきたみたいですし、なんか思ったよりもガチな雰囲気でこう......
普通に助っ人として呼んだのがちょっと申し訳なくなってきちゃったな......
「......正直間に合わないかと思ってたけど。見たところそんなに長時間戦ってるわけでもないみたいだね」
「まあはい......そのぉ......」
「説教はまた後でゆっくりするとして───今は、あの子の相手をするべきみたいだね。
ちなみにホシノさんを傭兵として雇うとめっちゃ高くつきます。まあキヴォトス最強の個人戦力をお金で動かせるなら安いものなのかな......?
「ちょっと手持ちがないんで、
「......うへ、嘘じゃないんだ。───もう、いいんだね?」
「ええ。やるべきことはいくつもありますが───感興の瘋癲として私がやりたかった事は全て終わったので」
「じゃ、手早く片付けよっか~」
『───ッ』
そうして───最後の戦いが幕を上げる。
3つ目の切り札であるImitational-Protocol:ATRAHASISの存在により、チトセはようやく他の最強格に実力で並ぶことになります
とはいえ演算が脳と補助端末に依存するのでKeyと比較すればノミ以下の規模ですが()
今日も感想お待ちしております!!
次に書くかもしれないもの
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アビドス編
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アビドス(過去)編
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エデン条約編の後