アイエエエ!?センセイ!?センセイナンデ!?   作:湊咍人

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感想ありがとナス!!マジでやる気+200%で攻撃範囲拡大しながら6体同時攻撃できるくらい励みになります!!


アイエエエ!?ホシノサン!?ホシノサンナンデ!?

 

「相変わらず"勘"が良いねぇ~」

「っ、そりゃどーも」

 

 もうもうと立ち込める土煙越しに対峙するは現代の異能。

 誰もが異を唱えようとすらしない、文字通りの「キヴォトス最強」

 

 彼女の名は───

 

「元気そうで安心しましたよ───ホシノさん」

「うへぇ~チトセちゃんも腕は鈍ってないみたいだね」

 

 榴弾砲が着弾したかのように抉れた地面。巻き上げられた小石が雨のように落下する中、聞き慣れたポンプアクションの小気味良いリロード音だけが彼女の位置を教える。

 

 上空からはヘリコプターが......最低でも3機。

 小型ミサイルを搭載したドローンは───え?ほんとに何機いるの?全方位から駆動音が聞こえるんだけど......

 

「話したいこと、聞きたいことは沢山あるんだけどさ。

 ......とりあえず無力化させてもらうよ」

「もう、無力化ってレベルじゃないでしょこれ......」

 

 

 ちょっと忘れ物を取ってくる、と徒歩数分の距離にある自宅へ向かったシロコちゃんを見送り日陰で休んでいたところ旧友から襲撃を受けました、どうも西水チトセです。

 

 ヘリコプターの駆動音すら聞こえない高度&距離からのウィングスーツを用いた単独降下。

 そしてバックパックに本来入れるべきパラシュートを廃し、代わりに武装の類を詰め込む狂気。

 

 しかも私の直上でそれを脱ぎ捨てて自由落下しながら連射、そのままヒーロー着地(殺意マシマシ)するという。

 私が趣味で拾ってきたヘリコプターとお手製のウィングスーツ、そして完全武装の上から問題なくスーツを着れる小柄なホシノさんの体格が組み合わさり(楽しいからという理由で)擦り散らかした超絶脳筋強襲戦術。

 

 

 名付けて、人間巡行ミサイル。

 

 

「その楽しいだけの突撃方法、まだやってたんですか?あなたなら正面から何でも突破できるでしょうに」

「そうでもないよ。どこかの誰かみたいに私の姿を見るだけで尻尾巻いて逃げ出しちゃう人が相手なら猶更ね」

「......へー、言うじゃないですか」

「逃げてもいいんだよ?そのみっともない背中を撃ちまくるだけだから」

「なんだぁ、てめぇ......」

 

 チトセ、キレた!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は?私達は戦闘に参加するなってどういうことよ!!」

「また一人で無茶をするつもりですか?」

「いくつか理由はあるんだけどね......」

 

 移動中、雨雲くんの中で説明をしていると案の定後輩二人から追及を受けてしまう。

 ......これに関してはまあ、話してもいいか。

 

「まず一つ目、おじさんはあの子とサシで戦ったことは数えきれないほどあるんだけど仲間がいる状況は初めてなんだよね。

 まず間違いなく嫌がらせ......姑息な戦法......まあ始まる前から溜息がでちゃう結果になりそうなワケ」

 

 私は攻撃を受けても基本的にダメージを受けない。一方チトセちゃんは打たれ強いわけじゃないから回避に専念してくる。

 ここだけ見ればフレンドリーファイア上等な乱戦に持ち込むのも悪くはないんだけどね......

 

「あの子、ヘイローが消えた相手の体を盾に使って無理矢理防衛線を突破したり、ゼロ距離から中距離の間合いでうろちょろしながら催涙弾投げたり銃だけ狙い撃ちしてCQCに持ち込んでくるんだよね。

 ......あの手の戦法は慣れてないと相当キツいよ」

「うわぁ......そんなヤツ相手したこともないわ」

「スモークグレネードもあると私からの援護も厳しいかもしれません......」

「まあそういうこと。それで二つ目が───」

 

 振り返るは、硝煙に彩られた青い春。

 たった一年と少しの、かけがえのない思い出。

 

「本気を出したチトセは、強いよ。

 ......おじさん以外に出したとこは見たことないけどね」

 

 ───キヴォトス最強()が、先に膝をつく程度には。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ヤッベェ~!!!!

 なんか久しぶりに母校に向かったらボコボコにされてるんですけど!!母校だけに(笑)

 

「ちょ、ホシノさんタイム!!ちょ待てよ(イケボ)」

「何?話なら後でゆっくり聞いてあげるけど」

「ここで争う必要なくないです!?そりゃ顔合わせにくいな~と思ってたのは否定しませんけど、ここまで来たらおとなしく付いていきますから!!」

「───相変わらず嘘が上手いなぁ、おじさん全然判別つかないや」

「アカン嘘吐きすぎて信用が微塵もない!!」

 

 ちなみに隙を窺って逃げるつもりでした、嘘をつきました(n回目)

 

「じゃあせめて、そこまでキレてる理由だけでも教えてくださいよ!!私何かしました!?

 めっちゃしてたわ畜生!!」

「───理由、か」

 

 やらかしまくってた過去の自分を脳内で抹殺していると、ピタリと攻撃が止んでいることに気付く。

 あれ、これもしかして許してもらえる流れ来ました?

 

「私さ、後悔してたんだ」

「......と言いますと?」

「チトセちゃんはふざけているように見えて、不真面目に振舞っていても私と同じくらい借金返済に力を貸してくれた。

 バカみたいな思いつきをもっとバカみたいな方法で滅茶苦茶にして、だけどいつも全力で───」

「え?ディスられてる?」

 

 そのバカみたいなユメ先輩の思いつきに乗っかったのはあなたでは?

 

「だから、あの光景を見て、チトセちゃんを追い出した後もずっと考えてたんだ。

 ───あの実験も全て、借金返済のためだったんじゃないかなって」

「あっ、スゥ───」

「しかも指名手配された後すぐに、これまでとは比にならない額を借金返済の為に振り込んでさ。逃亡生活中も毎月の支払額は変わらなかった。

 ......大切な友達を、仲間を自分の手で切り捨ててしまったんじゃないかって、ずっと」

「(冷や汗ダラダラ)」

 

 この流れは───まずいですよ!!()

 

「でもさ、チトセちゃん」

「はいっ!!」

「退学処分を受けてから、めっちゃ逃亡生活エンジョイしてたよね?途中から一部の実験も事件も隠す気無くなってるの、ニュースで見たよ」

「アッイエソノヨウナコトハ......」

「一括で振り込んだお金、逃亡に備えて限りなく黒に近いグレーなマネーロンダリングに使ったんだよね?

 毎月の支払、指名手配されてたから銀行に行って止められなかっただけなんだってね?」

「あっあっあ」

 

 そして、トドメを刺されました。

 

「しかも黒服と───ゲマトリアと共同で研究してたんだって聞いたよ。

 言いたいこと、分かる?」

「(死)」

 

 全部バレとるやないかーい!!!アカ───ン!!!(お祭り男並感)

 え?てかそれらの情報全て知ってるの先生しかいなくない?アビドス編短いからさくっと終わってホシノサクサクになったんやろな~(呑気)とか余裕ぶっこいてたけど、もしかして想像以上にヤバい?

 アレとかアレとか、ホシノさんやヒナさんにバレたら半殺し案件がいくつもあるんだけど!!

 

 かくなる上は......

 

「に、」

「に?」

「逃げるんだよォ!!」

「言うと思ったよ!!」

 

 ───そして地獄の鬼ごっこが始まる。

 




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それが物書きというものです

次に書くかもしれないもの

  • アビドス編
  • アビドス(過去)編
  • エデン条約編の後
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