サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「知り合いか」
どうやら、その名前を知っているようだ。
それに対して、言峰は笑みを浮かべながら。
「大規模な虫害の未然防止、新薬の開発、完全な栄養食の開発など、人類史で見ても信じられない偉業を数々を成した人物だ」
「えっ、そんな人が、なんで」
それだけ聞けば、確かに偉大な人物だろう。
兵藤先輩が、それに対して疑問に思うのは仕方ないだろう。
だけど、それに対して、リアス先輩は首を横に振る。
「確かに、彼のその偉業は私達から見ても、凄いわ。けどね、イッセー、あの男は、悪魔でも恐れる程の狂気があるのよ」
「えっ」
すると、ボンドルドはそのまま頭を下げる。
「これは、まさかあの高名なグレモリー家の次期当主に知って貰えるとは。それに、そこにいる子達も、なるほど、とても興味深い」
あくまでも、物腰は柔らかく、丁寧に話している。
明らかに殺気を向けられているはずなのに。
「狂気か、ならば、ボンドルド」
「なんでしょうか」
「先程まで言っていた事。それら全てを行う過程で、どれ程の犠牲を出した」
「っ」
その言葉に対して、兵藤先輩も思わず見つめる。
「犠牲ですか、確かに多くいました。彼らの犠牲がなければ、決して実現する事は出来なかった。だが、未だに私自身、その真理に辿り着けていないので」
「真理」
そう、俺が問いかけると、ボンドルドは、頷く。
「そうですね、あえて言えば、アカシック・レコード。全ての知識があるとされる場所。そこに辿り着くのが、私の目的ですね」
「目的って」
「その為には、多くの事が必要である。まぁ、最も多くの勢力は、私の研究を邪悪と言い、排除しましたが」
「私は、特にはそう思わないよ。なぜならば、人間の文明は多くの犠牲の元に出来ているのだから」
そんなボンドルドの答えに対して、言峰は肯定するように言う。
「ほぅ、まさか私の意見に賛同してくれるのが、我が主以外にいるとは思いませんでしたよ」
「そうかね?まぁ、同じように賛同してくれる人物と出会える機会は案外少ないからな」
そうしながらも、言峰は、その両手には既に拳銃を造り出していた。
「ほぅ、魔銃創造か、こうして間近で見られるとは、嬉しいですね」
「あぁ、そうかもしれない。銃とは、神が亡き後に、人間が独自に造り上げた代物。故に神父である私が持つのはある意味異端だが」
言峰は、そのまま構える。
「だが、私はそれでも神と主の為に戦うとしよう」
「それは、それは。あなたがこうして戦ってくれるのは嬉しく思いますが、よろしいのでしょうか?」
すると、後ろにいる巨人の叫びが聞こえる。
「彼の方に目を向けていなくても」
「まずいっ、巨人がこっちにっ」
すぐに全員が構えていたが。
「問題ない」
俺は、それを遮った。
同時に巨人に向かって、光が襲い掛かる。
「あれって」
「俺の家臣だ。先輩方、ここは俺達に任せて貰おうか」
「任せるって」
「良いから、行ってくれ。さて、お前の出番だ、ジャアク・フロスト!」
それと共に、俺はドンブラスターの引き金を弾く。
それと共に、現れた歯車。
そこから飛び出たジャアク・フロストは、そのまま周囲の雪を集めながら、その身体は巨大化する。
「ヒーホー!オイラもやるぞぉ!!」
「あれって、ジャアク・フロストなのか!?」
「ほら、さっさと行って」
その言葉を聞くと共に、先輩達は、そのまま向かって行った。
「さて、始めるとしようぜ」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王