サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「これは一体」
そうしながら、その光景に俺は思わず目を向ける。
先程までの戦いとは、規模が違う。
というよりも、一方的な暴力。
「あれは、一体」
「覇龍」
そう、首だけとなっているボンドルドが言う。
「ドラゴンなどが封印されている神器に見られる禁手とは別の力。多くの存在が、その力を発現したと聞いたが、これ程とは」
「お前は、それを見る為に」
「やり方に対して、不満を持つのは仕方ない。私も出来れば別の方法でこれを見たかった。だが、所有者の感情を最大まで高めさせる必要があった」
「まさか、今回のレーティングゲームは、全て」
俺は、そう言うとボンドルドは答えた。
「えぇ、我が主が練った計画。不正を働く悪魔達に、その証拠を消す為にね」
「その心の隙を突いたという訳か」
「えぇ、あのお方は、こういうのはとても得意だからね」
そうしている間にも、鎧の巨人は、そんなボンドルドの首を拾った。
「さて、私はここで失礼するよ」
「ぐっ」
すぐに追いかけようとした。
だが、俺達の前に現れた巨大な岩。
それによって、道が阻まれた。
「今は、兵藤先輩をどうにかしないといけないか」
その言葉と共に、俺はその手に持つドンブラスターを構えながら、考える。
「太郎君、大丈夫ですか」
そうしていると、地上に降り立ったロスヴァイセが問いかける。
「まぁな、けど、とりあえず、あの兵藤先輩をどうにか止めないとな」
「止めると言われても、あれをどうやって」
その言葉の通り。
眼前にいる兵藤先輩を見て、ロスヴァイセの言葉。
それに対して、俺は間違っていないと思う。
周囲の敵と味方。
それが判別出来ないぐらいに、暴れている。
それを止める方法は、俺は知らない。
だけど。
「まぁ、物理的に止めるしかないか」
「物理って、どうやってですか」
「まぁ、滅の言っていた奥の手を使ってみるしかないか」
「奥の手って、それは確か人工神器で、擬似的な禁手ですか」
「あぁ、その通りだ」
「だけど、それはあまりにも危険ですよ」
その言葉と共にロスヴァイセはこちらに叫ぶ。
「何も知識もない状態で、それを使用して、どんな危険性があるのか分かりません。何よりも」
「あぁ、死ぬかもしれないな。けどな」
俺はそうしながら、その手に持っているドンブラスターをゆっくりと構える。
「何もせずに、やるよりは良いからな」
そうして、俺は滅から教えて貰った方法を、そのまま実行する。
「アバターチェンジ!」『いよぉー!どん!どん!どん!どんぶらこー!アバタロウ!ドンブラコ!ドンブラコ!ドンブラコ!ドンブラコ!』
それと共に、俺はそのまま引き金を引く。
引いた瞬間、俺の眼前に、これまで、ドンブラスターから出てきた歯車が現れる。
そのまま、俺の身体に、歯車が通り過ぎる。
そして。
『ドンモモタロウ よっ!日本一!』
次回の王は
-
妖怪王
-
機械王
-
怪獣王
-
幻想王