サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「ん?今俺を見たな?これでお前とも縁が出来た!」
その言葉と共に、テレビの画面の向こうにいるドンモモタロウが、そう喋った。
現在、俺達はアザゼル先生に誘われて、とある番組を見ていた。
それはどうやら、現在、冥界で放送している『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』という番組らしい。
「いやぁ、こうしてテレビで俺が戦っているのを見ると、色々と凄まじいな」
「かなり違和感が強いが」
そうしながら、テレビの中にいる俺は暴れまくっていた。
それはもぅ、周囲を巻き込む勢いで。
「一応、冥界で絶賛放送中の特撮番組で『乳龍帝おっぱいドラゴン』と並ぶ人気番組『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』です」
「ドンブラザーズ」
その、これまでに聞いた事のない内容に対して、俺は思わず首を傾げる。
「まぁ、冥界と言っても、未だに多くの差別があるからな。そんな差別を番組を通して少しでも止める為の手段だな」
「暴太郎と名乗る主人公が、様々な土地で様々な種族と交流していく物語らしいです」
「ほぅ、なるほど」
そう言っているが、その番組の内容はかなり奇想天外。
「なんというか、かなり行動が凄まじいな、面白いじゃないか」
(ほとんど、太郎の行動を参考に滅が脚本を書いていたらしいけどな)
俺がその番組の正直な感想を呟いている間、何やらアザゼル先生が呟いたけど、今は良いだろう。
「それにしても、太郎。お前には少し頼みたい事があるんだが?」
「俺に頼み事?」
そうしていると、アザゼル先生が突然、俺に尋ねてきた。
内容に関して、俺は気になって、そのまま首を傾げる。
「今度、オーディンの爺さんが来る。その際に、お前に届けたい物があるらしい」
「俺に?」
「お前が集めたという7つの宝石と、それを納めるベルトだ」
「あぁ」
それを聞いて、俺は思い出して、納得する。
「七つの宝石にベルト?」
その話題に、先程までおっぱいドラゴンの方で赤面していたリアス先輩が反応する。
「少し前に俺が北欧に行った際に手に入れた物ですよ。どうやら、神の時代でも見つからない程の宝石らしいぞ」
「そんなのを見つけたって、一体何がきっかけで」
そう、質問してくる。
それに対しての答えは。
「なんか、地面を掘っていたら何時の間にか見つけた」
「掘ったらって、まぁ、宝石って、元々は、そうやって見つけたけどな」
「けれど、わざわざこちらに持ってくるんでしょうか?」
「元々、ベルトに納める為のベルトがあったんだけど、それが戦っている最中で壊れてしまったんだ。だから、それを修理する為に預かっていた。それが完成したからなのかな」
「実際に、その宝石とベルトは、かなりヤバいからな。俺としても、少しは触ってみたいがな」
「まぁ、それもこれも、向こうの連中と再会してからだけど」
次回の王は
-
妖怪王
-
機械王
-
怪獣王
-
幻想王