サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
修羅場となっているラブホテル街。
そこでの話し合いが無理だという事で、場所が変わった。
「それにしても、兵藤先輩って、金持ちなのか?」
そうして、案内されたのは、なぜか兵藤先輩の家。
そこは、かなりの豪邸であり、普通の家とは思えないような大きさであった。
「まぁ、なんというか、部長が建て直したんだ」
「なるほど」
それを聞いて納得すると共に、俺もまた王となった後の住居に関して、考える事にした。
そうして、俺達はそのまま兵藤先輩の家でオーディンの爺さんがこっちに来た理由を聞いた。
その理由も北欧の世界の若者達のために新しい道を示す必要があると考えて他勢力との協調に動き出したらしい。
「まぁ、元々、そこにいる太郎が発見したあのベルトが発端で、その傾向もあったがのぅ」
「ベルトって、以前言っていたベルトだっけ?」
「そうじゃ、ほれ、ロスヴァイセ」
そうして、オーディンの爺さんがロスヴァイセに話しかける。
未だに先程のラブホテルでの騒動もあって、立ち直るのに時間が掛かっていたロスヴァイセ。
「うぅ、分かっていますよ、オーディン様」
オーディンの爺さんに促される形で、そのままロスヴァイセは、俺にそれを渡した。
「ようやく、これをあなたに返す事が出来て、嬉しく思います」
「それは、苦労をかけたな」
そうしながらも、俺は渡されたそのベルトを見つめる。
そこには、7つの宝石が埋められている鎖のベルト。
「それって、確か、この前言っていた」
「あぁ、俺が貰う予定になっているベルト、デルトラのベルトだ」
それと共に、俺は受け取ったデルトラのベルトを先輩達に見せた。
先輩達の反応は各々が違い、納められた宝石が輝いていた。
「うわぁ、綺麗!!」
その中でも雪はとりわけ純粋に反応した。
「話には聞いていたけど、なぜこれ程の力を持つ宝石が」
「ほほっ、それはじゃな、この宝石が誕生したのは、おそらくはまだ聖書の神が生きていた頃から存在したからじゃ」
「そんな昔に」
それには、さすがに驚きは隠せなかった。
「無理はない。儂もまた、その目で見なければ信じられなかったからな」
「太古の昔に誕生したこの宝石達は、長い年月をかけて、魔力を溜め込んできました」
「それを、どうやって太郎が」
「うぅん、まぁ北欧に行った際に、かなり寒かったからな。高杉の提案で、温泉を掘っていたら偶然、見つけた」
北欧という寒い場所。
そこの寒さと共に、日本での温泉が恋しくなった俺達。
その際に、高杉が持って来たとある物によって、地面を掘り起こした。
掘り起こした際に出てきた温泉。
その中、デルトラのベルトに収まった宝石が一緒に飛び出てきた
「いや、それって偶然っというか、とんでもない方法じゃないか!?」
「そうとも言う」
次回の王は
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