サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
オーディンの爺さんと一緒に、俺達はとある場所へと向かっていた。
それは、日本の神々がいるとされている場所であり、その会合に、俺も一緒に行く事になっていた。
「それにしても、太郎も一緒に来るとは」
そうしながら、今回の護衛となった兵藤先輩達は、俺に話しかける。
「まぁ、俺自身も、色々な所で仲良くしているからな。仲介人となれば、色々とな」
そんな兵藤先輩達に目を向けず、俺はデルトラのベルトの方へと目を向けている。
この状況の最中で、俺は、それを見つめている。
「ほほっ、そんなにデルトラのベルトが久し振りに見れて、嬉しかったのか?」
「もぅ三日目だぞ」
「・・・それだけだったら良いんだけどな」
そう、俺は変わらず、デルトラのベルトを見続ける。
というよりも、それに収まっている宝石の一つを。
「・・・太郎」
そして、今回の護衛の一人として、クリスが来てくれた。
彼女もまた、今回のオーディンの爺さんの件が今後の左右もあって、来てくれた。
残念ながら、モルガンは来れなかったが、護衛として、クリスにはとある役割がある。
そして。
「っ」
デルトラのベルトのルビーが色褪せる。
それと共に、俺はベルトの中にある宝石の一つであるオパールを、そのままクリスに渡す。
「クリス」
「分かった」
その言葉と共にクリスは既に弓矢を取りだした。
「えっ、ちょっ、太郎、一体どうしたんだ」
「ほぅ、これがデルトラの宝石の力か」
リアス先輩は俺の行動に驚きを隠せない様子ではあったが、それよりも早くクリスがその手に持つ矢を構え、放った。
放った先には、一人の人物がいた。
「ちっ、まさか、そいつが既にそこにあったとはな」
「ロキ様っ、なぜっ」
そこにいたロキの姿を見て、ロスヴァイセは驚きを隠せなかった。
「こちらとしては、隠れて気を伺っていたんだがな、デルトラのベルト。まさかそれが既に渡っていたとはな」
「なぁ、太郎、そのデルトラのベルトで、なんで分かったんだ?」
その最中で、兵藤先輩は、俺に問いかけてきた。
「えぇ、ロキと名前を聞くと、神話のトリックスターと呼ばれた人物。そしてここに来た以上、オーディン様を狙っていた可能性はあるわ。けど、なぜロキがいたのを」
そう、リアス先輩も気になっていた。
すると、ロスヴァイセが、二人に言う。
「デルトラのベルトに収まっている7つの宝石。それは各々が能力を秘めています。最初にずっと見つめていた宝石であるルビーには邪悪や怪物の存在を知ると色褪せ、邪悪をかわす力があります。
故に、この場で邪悪な意思で襲撃したのならば、すぐに察知して動く事が出来ます。そして、クリスさんが持っているオパールには未来を映し出す力を持ちます」
「なっ、それって、とんでもない能力じゃないかよ」
「残る5つにも各々が強力な力があります。ですが、まさか」
そうしている間にもロキはこちらを見ている。
「さて、デルトラのベルト。それもお前が持っているとはな」
「ロキさんよぉ、それが分かっていて、襲撃したんだろ」
「おぉ、察している通りだ、故に」
同時に、俺は、その存在に気づいた。
「これを仕掛けるには苦労したんだぞ」
迫って来るのは巨大な腕だった。
「なっ、嘘だろっ」
「あぁ、本当に、こういうのに対応するのは結構面倒なんだぞ、という事で」
俺は既にドンブラスターを構え、そのまま天に向ける。
「そいつの相手、頼むぞ、高杉」「全く、こういうの為に造った訳じゃないんだけどなぁ」
それと共に、俺が引き金を引いた時。
こちらに迫る巨大な手を押し返したのは、巨大な腕。
「なっあれは」
「ほぅ、懐かしいの、確か北欧でデルトラの宝石を見つけた時の奴か」
「あぁ、また、あれを出して」
そう、ロスヴァイセは頭を抱える。
「そう、これこそが機械で造られた神!その名も奇神アラハバキだぁ!!」
そう高らかに宣言する。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王