サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
身体の中が凍るような感覚に襲われる。
吸う息よりも、吐く息の方が冷たく感じる。
それは、おそらくは、先程、突然、姿を現した奴の仕業だろう。
「あぁ、そうだね、私が行った事によって、ほとんどが喋られなかったね。これは失礼した。では、私から自己紹介を」
奴は、まるで本当に自分が悪かったを詫びるように笑みを浮かべながらも、不気味な雰囲気を出しながら、そのまま口を開く。
「俺は童磨。我が主の兵士の一人。そして彼はゲオマグス君。戦車であり、僕の同僚のゴーレムだよ」
そんな言葉を言っていると、ゲオマグスは、そのままアラバハキを吹き飛ばした。
その衝撃は凄まじく、こちらまで風圧を感じる程だった。
「ふむ、先程から皆が凍っているのは、お前の仕業という事で良いんだな?」
「おぉ、さすがはオーディン様だ、それを既に承知のようで、ならば、俺の力も分かっているだろ」
手に持った扇を叩くと共に、周囲には氷が形成される。
「僕は自分の極低温に達する凍てついた血により冷気を操る。本当に単純だけど、とても使い勝手が良いんだ」
その言葉を聞く限りでも、確かに厄介だ。
おそらくは、単純な威力ならば、他に強い氷使いはいるだろう。
だが、自分の血から操る事で、その操作性はかなり高いだろう。
その証拠に、人間の体内にある臓器を凍らせるという細かな操作が行えている。
「なるほど、確かに厄介だ」
「おや、まだ立てるのかい?本来だったら、立つのも難しいぐらいの痛みだけどね?」
「王だからな、こういうやせ我慢だってやるよ」
本当の事を言えば、デルトラのベルトの宝石の一つであるエメラルドの力のおかげである。
それのおかげで、なんとか痛みは抑えられる。
「それに、能力の謎が分かれば、なんとか出来るからな」
「ほぅ、どうやって」
そうしている間にも、俺は、既にその手にドンブラスターを手に持ち、そのまま構える。
「アバターチェンジ!」『ドンモモタロウ よっ!日本一!』
鳴り響く音声。
それと共に、俺はドンモモタロウへと変わる。
以前とは違い、意識はある。
同時に、俺はある程度、滅から教えて貰った戦士達の力を使う事にした。
「姿が変わって、何が出来る?」
「見てから、お楽しみだぁ!」『マジレンジャー!』
鳴り響く音声。
それと共に、俺の身体が炎を包み込む。
変身を行う時に、その身を炎で包み込む。
それによって、俺の身体の中にある氷を溶かし、俺の周囲にあるだろう氷も溶かす。
「さらにもういっちょ!」『ゴセイジャー!』
そして、その炎が消える前に、俺はすぐにゴセイジャーへと変身する。
ゴセイジャーに変身した事によって、その手に現れた顔を摸した機械を手に持ち、その手にあるカードを装填する。
「嵐よ、起きろ!!」『エクスプロージョン・スカイックパワー!』
それによって、俺の周囲を炎と共に熱風の台風で周囲を暖める。
「おっと、これは」
それによって、周囲の温度を急激に上げる。
「まさか、天使にもなるとはね」
童磨は、驚きを隠せない様子だった。
本来だったら、ロキの方をなんとかしたいけど、今は。
「高杉!そっちのゴーレムは頼んだぞ!!」『シンケンジャー!』
俺はそのままシンケンジャーへと姿を変える。
その姿が変わった事によって、その手には、シンケンマルと呼ばれる刀を手に、そのまま童磨に近付く。
そして、手に持っているシンケンマルに炎を灯しながら、そのまま迫る。
「おっと、これはなかなか」
「お前の血から氷を生み出すんだったら、お前の近くで炎を常に燃やしてやるよ」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王