サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
ロキの襲撃の後、俺は治療を受けていた。
「いや、軽い怪我で本当に良かったよ」
そうしながら、俺はアーシア先輩からの治療を受けながら、現状の状況を確認した。
多少の痛みはあるが、それでも怪我は大した事はなく、数日で完治する。
「それにしても、まさかあの状況で、この程度の怪我だとはな」
「まぁ、それを狙っての、あの姿なんだけどな」
あの状況、何が起きるのか分からなかった為、少しでも生き残る可能性を高める為に運が最も良い戦士を選んだ。
「だが、あの状況でよく君一人で持ちこたえたな」
「そういうヴァーリは、なんで俺を助けたんだ?」
それと共に、あの状況で助けてくれたヴァーリに対して、俺は疑問を投げかけた。
「そうだね、あえて言えば、ロキと戦いたいと言ったら、信じるか?」
それは、この場においてはまるで都合の良い話だった。
前回の戦闘でも感じたが、確かにロキとの戦いにおいては一人でも多くの仲間が必要だ。
それを考えれば、神滅器を持っているヴァーリが、この状況で仲間になってくれるのは心強い。
だからこそ、ヴァーリの目的が分からない。
「なに、強敵と戦いたい。それは以前にも言ったはずだが?それだけでは信じて貰えないのか」
笑みを浮かべたヴァーリの言葉には嘘はない。
同時に俺は腕を組みながら。
「良いだろう」
「ちょっ、太郎、そんな簡単に決めないでっ」
「けど、あの状況では、現状の戦力では難しいと思うぞ」
「それは」
あの場で童磨の策略のせいで、俺以外には動く事が出来なかった。
そう考えれば、今の俺達には十分な戦力が揃っている状態とはとても思えない。
「それに、色々と問題があるからな」
現状、俺達だけではロキに対抗するのは難しいだろう。
「まぁ、それに、俺だけでは勝てないからな」
「太郎が、そんな事を」
そう、俺の事場に対して、信じられないようにクリスは言うが。
「あのなぁ、俺は王であって、完璧じゃないんだぞ。何よりも、今は解決すべき問題は色々とありそうだからな」
周囲を見れば、それは明らかに問題が多くあった。
特に姫島先輩の親子関係をどうにかするのか。
戦闘を行っている時に、人間関係に何か問題があれば、あの童磨とロキの餌食になるのは、目に見えて分かるから。
「まぁ、こういうのも王の役割なのか?」
そう呟きながらも、俺は、リアス先輩とアザゼルさんに目を向ける。
「それじゃ、作戦会議は終わったし、俺は滅の所に行ってくるわ」
「あっ、たくぅ」
後ろから声をかけられたが、その場からすぐに離れていった。
現状、この場で俺が出来る事はない。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王