サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
ドンモモタロウとなっていた太郎が、眼前にいるロキと戦っていた。
ロキは、次々と様々な魔法を、太郎は、その手にあるザングラソードとドンブラスターで次々と弾き返していく。
「どうしたどうした!その程度か!」
「こいつっ」
ロキは、太郎の動きが見えなかった。
前回の戦いでは、太郎の動きは確かに見えたはずだった。
童磨が、場を整えた事もあった。
だが、それでも、ロキ自身もまた、トリックスターと呼ばれる程の頭脳を持っていた。
そんなロキが、今は太郎の動きが見えない。
「アバターチェンジ!」『ブンブンジャー!』
範囲攻撃にて、動きを抑制しようとすれば、それよりも早く動く事が出来る姿へと変化する。
新たに変わったブンレッドによるスピードが、その最もな例であり、鎖も魔力弾も全てが外される。
さらには、太郎の手にあるハンドル型の武器であるブンブンハンドルとドンブラスターによる二丁拳銃によって弾かれる。
次に彼の弱点と言えるだろう仲間、狙った。
だが、それらもまた読まれていたのか、ブンブンハンドルをロッドモードに変え、サングラソードの二刀流で、それらの攻撃を斬り刻む。
どのような手を行っても、まるで先読みをするように、そしてはちゃめちゃに。
それらの攻撃に対抗していた。
それが、神として、ロキには信じられない行動の数々だった。
「なぜだ」
ついには、思わず叫んでしまった。
これまで余裕を保っていたはずの表情には、焦りしか今はなかった。
「なんだ、貴様、そんな事も知らないのか?」
そう、太郎は仮面の下からでも分かる笑みを浮かべた。
「王とは、民を守る盾である。故に、王は民の前では倒れない」
そうして、その手には既に新たなアバタロウギアをセットした。
「そして、王と共に並び立つ家臣。その家臣達が揃っている時、俺はどんな敵も決して諦めず戦う。故に!」
そのまま、手にしたアバタロウギアは、これまでと違った反応をする。
それは、太郎の腰にあるデルトラのベルトに反応していた。
「今の俺は無敵だ!アバターチェンジ」『キラメイジャー!よっ!魔進戦隊!』
鳴り響いた音声。
それが合図だっただろうか。
太郎の、ドンモモタロウの姿となった。
だが、これまでのアバターチェンジとは違う部分があった。
それは、上半身に不死鳥を模したアーマーがドンモモタロウに装着された事である。
同時に、もう片方の手には宝石の鳥の弓が顕現する。
「なんだ、その姿は」
「さぁな、だが、どうやら、まだまだ祭りは終わっていないようだぜ」
それと共に、太郎は叫ぶ。
「さぁ、楽しもうぜ!勝負勝負!」
そのまま、真っ直ぐと、ロキへと向かって行く。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王